オクラホマ、関西のテレビに登場!
先週のスープカレー特集、今週はゲストのスタレビさんへのメッセージで大泉さんが出演された毎日放送テレビの番組「あん」、本日もまた大泉さんが登場である。といっても、大泉さんがメインではない。
番組内のニッポン!サキどり」というコーナーで、オクラホマの二人が紹介されたのである。
オクラホマが関西のテレビに出るのは、おそらくこれが2回目である(1回目はABCテレビの「レギュラーの全国区宣言」、その後レギュラーは「あるある探検隊」で大ブレーク)。
「北海道で活躍中の関西出身のお笑いユニット」という触れ込みで紹介されたオクラホマ。まずはプロフィール紹介の河野さんの体重(130kg)に出演者が反応。出演者の一人であるオール巨人師匠が一言、
「漫才師としてはいいんですよ。ノッポとチビとかね、痩せてるのと太いのとかね。見た目はOKやね」
なかなか好印象である。
取材VTRに入ると、まずは「sua」で待ち構えていたオクラホマの二人にインタビューを開始。
真冬の北海道で半袖で取材に応じる河野さん、全く持って違和感が無いので、だれもツッコまない。
二人が出演している「お釜にポン」のテレビCMが流れ、レギュラー番組が3本あることが紹介されると、スタジオ内から「へぇー」の声が上がる。
インタビューは、まず二人が北海道に来た理由を聞くことから始まった。
藤尾さんは、生物と化学が好きで、学者になりたくて北海道大学水産学部へ入学したという。河野さんは弁護士になりたくて北海道大学法学部へ入学したという。
そんな二人がどうして違った道に変わることになったのか、取材を担当する千葉猛さんが尋ねると藤尾さんが「暗い話になりますけどいいですか?」と一言(スタジオ笑い)。
そこで暗いBGMになり、モノクロ映像に変わった。ナレーションで、藤尾さんが北海道の寒さと水産学部の授業での船酔いに負けて大学から遠ざかり、河野さんは食堂に入りびたり、授業から離れ退屈な時間をすごしたと紹介される(スタジオでは「ネタやん!」とツッコミ)。
そんな折、すでに関西出身者の会で知り合っていた二人がある視聴者参加型番組に出演、そのテレビに出ている自分がすごく輝いていて、「まだまだ人生捨てたもんじゃない」「テレビ出たい!」と思ったのがきっかけだと話す藤尾さん。
それでタレントになれてしまうのも、すごいなあと思ってしまった。
VTRは、「サンサンサンデー」のスタジオ風景になり、大泉さんの相手をするオクラホマの二人が写る。そして大泉さんがオクラホマについて語り始めた。
「オクラホマの魅力は?」という問いに対して、
「いったいどこまでおもしろくないんだろうってこと」
「お笑いをやりますっていう決断が面白い。どうして?って」
「ほんとにおもしろくない」
「だが、彼らにはおもしろくなさをカバーしてあまりある人柄がある」
「究極の癒し系」
と、言いたい放題。
さらには、
「北海道大学ですから・・・どれだけ俺が行きたかったかっていう・・・その大学に入って辞めちゃってるんですから、爆笑ですよね」とまでいう大泉さん。
スタジオはかなりウケていたようだ。
そのあと、北大の中をあるくオクラホマと千葉さん。学生に、
「頑張ってくださいね、勉強ね。将来の北海道を背負うんだから」
と声をかけた後で、
「将来の北海道を背負わなかった人たちは・・・」
とオクラホマにネタフリをする千葉さん、オクラホマよりも面白いと思ったのは私だけだろうか。
大学を辞めた後、心の支えを探したら「テレビに出たい」ということだったという藤尾さんにはさらに、
「そんな簡単に学校辞めて、何しに北海道まで来たん、それ!」
と突っ込む千葉さん。
それに対して、
「それ言われるともう何もいえない。返す言葉が無いです」
と答えた藤尾さん。
河野さんは、藤尾さんに誘われて司法試験を受けるまでやろうと思ってはじめたのだが、やり始めると「これで頑張らんと」と思い、そのうちに夢がこっち(お笑い)になってきたという。藤尾さんはさらに「自分にはこれしかないと信じてやりました」とまで言った。
そこで千葉さん「ネタ見せてもらおうじゃない」と二人にいうと、
藤尾さん「ちなみに僕ら、テレビでネタをやったことがないんですよ」
河野さん「始めて出るのがこちらになります」
確かに、オクラホマのネタは見たことがない。それを関西のテレビ局で放送するというのである。
大泉さんに「このあとオクラホマがネタやりますけど・・・」と聞くと、少し笑ってこう話した。
「放送されますか?」
「どうですかねえ、先輩としてはものすごく不安ですけども、みなさんねえ、広い気持ちで見ていただいて」
「自分たちで、これが面白い・これが面白くないっていうのが分からないんですね、全部そこそこみたいな」
「お惣菜やさんでいうと「どれもおいしくありません」っていう」
「「きょうもおいしくないのが並んでるねー」っていうお惣菜やさんなんですよ、基本的には」
「驚がくのネタを見せてきますからね」
このあたりのトークは、スタジオでも大ウケであった。
そしてネタ披露場所に選ばれたのが、羊が丘のクラーク博士の銅像前。道外人が考える「いかにも北海道らしい場所」である。
そしてネタ披露前に、二人が見せられたものは両親からのビデオレター。
藤尾さんのお父さん「やるからには、毎日、チャンネルひねったら出てるぐらいに」
藤尾さんお母さん「(こちらでも)見たいですね、北海道だけでは全然見れないから」「やっぱり心配、心の中では心配してます」
河野さんのお父さん「関西のお笑いの土壌が無いところで今、おそらく苦労してると思うんですよ。ちょっと違うなみたいなところが。それは仕方の無いことだと思うんです。でもその中でめげずに今でもちょっとちょっとやってるから、それはそれで大事なことでもあるし、北の大地で根を張って大きな木になれよと」
黙り込んでしまう二人。そして「頑張ろう河野!」と張り切る藤尾さんに対し、「正直ちょっと重かったですよ」という河野さん。「大きな木になれ」なんていわれた日にゃ、重くも感じるだろうねえ。それでも河野さんは「両親を安心させるためにネタを見せようかなと思います」と言い切った。
そしていよいよ、オクラホマのネタ披露(テレビ初)である。
まずは、登場シーン。雪が積もり降りしきる中、半袖のTシャツで登場した河野さんに、巨人師匠が笑っていたが、その後のネタは編集されまくりであった(全体でどれくらいの尺があったのかは定かではないが)。で、正直言って笑うところが分からなかった。スタジオからも笑い声は一切聞こえなかった。
ネタが終わったあと、千葉さんのコメント
「だって寒かったんだもん」
藤尾さんは、千葉さんの手を取って「(気温か自分たちのネタか)どっちですか?すいません、どっち?どっち?」と必死に聞いていた。千葉さんの「巨人さんいかがでしたか?」とのVTR内でのフリに、スタジオの巨人師匠は微妙な表情。
司会の上泉アナが「スタッフが温かい目で見守ってくれということでした」とフォローした後に、巨人師匠に感想を聞いた。以下それを要約してみる。
・まずネタに関しては、ネタフリもあったと思うし、編集されていたのでみんな見てみないと分からない。
・面白い人は間違いなく売れる。今お笑いは面白い奴と変な奴・変わった奴のどちらかである。彼らはどちらかといえば変な部類だろう
・お笑いとしてはどうかわからないが、「テレビに出たい芸人」としてやっていけばいいのではないか。お笑いといってしまうとこちら(見る側)が期待してしまう。
・(視聴者に対して)見てもらったら分かるように、お笑いに学歴は関係ない。頭がええ奴がおもろいということはない。
非常に的を射ているように思う。
千葉さん曰く、オクラホマの二人は今回の取材で両親のVTRを見て、今北海道で結構人気があるのでそれでいいかなと思っていたのだが、やはり関西でもテレビに出たいと思うようになったらしい。
巨人師匠は「それは(関西でテレビに出る)やってみるべきですよ」と発言。
上泉アナも「北海道発の関西に戻ってくる芸人さんという新しい路線が確立されるかもしれない」とフォローしていた。
彼らが頑張れば、まさにこのコーナーの意図する「サキどり」になるので頑張ってほしいということで締めるのかと思いきや、最後の仕打ちが待っていた。
巨人師匠「お父さんお母さん泣いていると思うわ、多分。」「北海道大学まで行かせて、辞めてお笑いって」
千葉さん「なんかいい弁護士といい研究者を失ったかな?っていう感じが」
でも最後は巨人師匠が「やる気があったら相当やれると思いますよ」とフォローしていた。
まあ、大泉さんの話が笑いを取れていたのでよかった、ということにしておこう。
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