どうでしょう本感想の続きである。
うどん紀行について書こうと思っていたのだが、予定を変更して「どうでしょうをとりまく人々」について書きたいと思う。
第2回目の「どうでしょうをとりまく人々」では、現どうでしょうのプロデューサーである四宮康雄さんが取り上げられている。
四宮さんのことで知っていることといえば、毎年恒例HTB制作ドラマのプロデューサーであること、HTBの前に日本テレビにいらっしゃったこと、そして今どうでしょうのプロデューサーであることくらいなのだが、今回のこの特集でいろいろなことが判明した。
たとえば、四宮さんがどうでしょうのプロデューサーになったきっかけは、どうでしょう班D陣の意向であったこと。それも番組終了が決まってから、プロデューサーの打診をしたという。
本文で藤村Dも語っているが、今までどおりの「どうでしょう」ならどうでしょう班だけで進められただろう。しかし、四宮Pが加わることで違う視点が加わり、新たな「どうでしょう」の世界が広がっていったのである。
具体的には「水曜天幕團」であり、「どうでしょう本」であり、この秋に行われる「どうでしょう祭」であるわけだ。
テレビやDVDで見る「どうでしょう」とは違う、でもどこか「どうでしょう」らしさが伝わってくるものが、四宮Pの加入によって「どうでしょうファン」の目の前に現れたといえるだろう。
しかし、そのことが本当によかったのかどうか。
・・・レギュラー番組としての「水曜どうでしょう」が終わり、年1回程度の特別番組としての復活と、DVDと、新グッズと、本と、そして「祭」・・・それは「どうでしょう」なのか、それとも「どうでしょうらしい」ものなのか・・・。
もちろん、そういういろんな形で「どうでしょう」と接触する機会が増えるのはうれしく思うのだが、やはり「水曜どうでしょう」は「テレビ番組」として、テレビで毎週見るものであってほしいなあという気持ちがどこかにあるから、ちょっとネガティブに考えてしまうのかもしれない。
まあ、そんなことをいいながらも、グッズや本を買い、祭も参加しようと思っているわけで、こちらとしては、四宮Pとどうでしょう班の「壮大なるテレビ界の常識への挑戦」(番組がいったん終わってからの展開を見る限り、こんなことをやったテレビ番組はどこにもないはずだ。これは挑戦といってよいだろう)に、ゆるゆるとついていこうかと思っている。
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