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2005.12.12

第14位・大泉洋!『水曜どうでしょう』はネットでも人気

日経エンタテイメント!の1月号増刊「.ent!(ドットエンタ!)」の特集記事に「2005年ネット発 お騒がせ&おもしろ番付」というのがある。
相撲の番付よろしく東西に分けてそれぞれ20位までランキングされており、東の1位は「三木谷さんvsホリエモン」、西の1位は「ブログ」となっているのだが、東の14位にこんなものがランクインしている。

14位 大泉洋!『水曜どうでしょう』はネットでも人気

別に「2005年ネット発」ってことはないだろうと思うのだが、別ページに記事が掲載されていたので少し紹介してみる。

記事のタイトルはこうだ。

ネットでも大人気!
大泉洋の出世作
[水曜どうでしょう]がいまだ人気の理由がネットってホント?

まずこのタイトルからして、「?」である。「いまだ人気」とはいったい「どういうおつもり」なのだろうか。「一生どうでしょう」しているのだから「いまだ人気」というのはちょっと違うように思う。

記事本文を見てみる。
まずはDVDの売り上げについて、オリコンのランキングを紹介(以前記事にしたとおり、第5弾以降はオリコンのランク対象外である)、番組のことを『今や北海道を代表するタレント・大泉洋をレギュラーに採用し、全国・全世界を旅して回った番組』と紹介している。

まあ、間違いではないけれども違和感を感じる紹介の仕方である。

その後はいつものように最高視聴率の話と、全国の地方局が放送を始めたことを紹介している(ここでは「リターンズ」ではなく「水曜どうでしょう」を放送し始めたという記述になっている。こういう細かいところが気になるのだ)。

そして3年前にレギュラー放送を終了したが『いまだにその人気は衰えていないというから不思議』と書いてある。

ああ、レギュラー放送が終わったから「いまだ人気」っていってるのか。DVD特番や「ジャングルリベンジ」等で「復活」していることには、気づいていないのかどうなのか、この後の記事でもまったく触れられていない。まあ、「ネット発」という切り口で見たときには関係ないことと思われたのかもしれないが、実際のところは不明だ。

そして、『人気が持続している理由』としてインターネットが影響していると書いている。一つは公式サイト。ここではD陣による『番組関連情報、番組イベント、DVDビデオの制作秘話などが月に数回掲載される』とある。そしてそのことによって『熱心な“どうでしょう”ファンとの交流を、ネットを通して続けている』としている。

これまたずれているなあと感じる。確かに「ウラ」の内容はそういったことがメインになるが、月に数回も更新されることは稀である。それよりもトップページの「日記」や「掲示板」へのレス付更新によって、ファンとの交流が行われていることを取り上げるべきではなかっただろうか。そんなことをやっている番組の公式サイトはまず見当たらないはずだ。

さらに、『ファンサイト』の存在を取り上げ、『公式サイト以上に番組情報を提供するサイト』や番組に『影響されて独自の旅を楽しむファンの姿』についても触れており、その「代表」として2つのサイトが記事端で紹介されている。

確かに、自分自身も『影響されて独自の旅を楽しむファン』の一人ではある。どちらのサイトも存在自体は存じ上げているが・・・見に行くことはないなあ。

最後には、どうでしょうの旅は、『観光など特定の目的を持って計画される』ものではなく、『行き当たりばったり』「無謀な旅』であり、その『新鮮さ』がファン(『ネットユーザー』)の『自分達で実践してみようという気持ちを引き起こした』とし、そういった『ファンの手によって、「水曜どうでしょう」の旅は続いている』と締められている。

うまく締めくくったつもりなのかもしれないが、やっぱり違和感がある。
「水曜どうでしょう」が、もう「終わった番組」なのに人気があるのは、ネットの影響が大きくて、ファンがその人気を持続させてるんだね、ということを言いたいんだろうなあ。

だが、「水曜どうでしょう」という番組は「まだ終わっていない」、大泉さんの言葉を借りれば、「もう終わることはない」番組である。そして、確かにネットの影響は大きいが、それはどうでしょう班D陣の公式サイトでの「日記」や「掲示板」の更新と、無数の「ブロガー」によるどうでしょう関連のブログの存在が大きいと思う。
もちろん、「ファンサイト」の存在も大きいだろうが、今ではそれ以上に「ブログ」でどうでしょう関連のさまざまな記事が高頻度で更新されていることのほうが、影響度は高いと思うのだが、どうだろうか。

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コメント

「.ent!」をまだ読んでいないので、細かいニュアンスはわからないままのコメントですが…
旦那や旦那の友人といったオリジナルを当時好んで見ていた人たちは「まだ人気?」「いまさら人気?」という言い方をします。そして、今もときどき復活していることを知らなかったりもします。何だか雑誌記者と似ているような。
これはファンとの温度差なのでしょうか?

私自身、毎年復活することよりも、D陣の日記と掲示板の方が「一生どうでしょう」する力の源になっているような気がします。そして、ブログ。皆さんのブログなしには今のハマリっぷりはなかっただろうと思います。でもその辺りはファンでないと重みがわからないのでしょうねぇ。

投稿: ゆみぞう | 2005.12.13 23:21

ゆみぞう様
コメントありがとうございます。
「ファンとの温度差」というご指摘には納得ですね。
昔から知っている人にとっては「いまさら人気」という感じでしょうし、途中視聴ブランクがある方にとっては「まだ人気」という感じなのでしょう。
番組そのものを知らない方にとっても、一般的なテレビ番組の感覚からすれば、毎週放送していたものが終了しているのに「まだ人気」という感じでしょうね。

ゆみぞうさんのおっしゃるように、「日記」「掲示板」の存在は大きな力の源ですね。これがなければ、ファンブログも存在しないでしょうしね。いやあ、ありがたいですなあ。

投稿: K_S | 2005.12.14 06:46

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