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2006.01.05

「サウンドロゴ」も立派な「音楽」

テレビやラジオのCMを見聞きしていると、商品名や説明のナレーションもさることながら、「音楽」それも非常に短い音楽でその企業や商品をあらわしている「サウンドロゴ」の印象が非常に高いことが多いと思う。例えば「byハドソン」とか「パナソニック」とか「積水ハウス」とか「パナホーム」とか、あげていくときりがない。

そんな「サウンドロゴ」を無断で使用したことへの損害賠償を求める訴えが起こされたというニュースを見つけた。

「CM音楽にも著作権」 音楽家が住友生命を提訴
(Yahoo!ニュース-共同通信)

記事によれば、「住友生命」のサウンドロゴを作られた作曲家の方が、無断で長期にわたってそのサウンドロゴを使われたとして、著作権の存在確認と使用料などの損害賠償を求めているようである。

明確な使用期間に対する契約書面がなかったということだが、制作を依頼した企業の意識としては、おそらく「1回作ってもらったら、それは企業の所有物なので自由に使っていいでしょ」という感じなのだろう。作り手側からすれば、「作ったのはあくまで自分。当然自分の著作物だから、使用を続けるなら相応の対価をいただかないと」ということになる。

仕事でCM制作に少し関わったことがあるが、その際は音楽だけでなくナレーションに対しても、使用期間を決めた契約書とそれに対する費用を支払っていた記憶がある。何事も「契約」をおろそかにしてはいけないのだなあと改めて思う。

この裁判の行方が気になるところである。

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