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2006.05.22

「カワサキワールド」に行ってみる

先日記事にした「カワサキワールド」に、日曜日に行ってみた。
D1000118 神戸海洋博物館の入口で入場券を購入し中に入ると、奥の左手が「カワサキワールドの入口となっている。
D1000117 中は結構にぎわっている雰囲気である。早速中に入ってみると、大きなスクリーンで、映像が流れている。川崎重工が作り出す新幹線やオートバイなどの実写がCGに変わっていくその映像は迫力がある。

さらに中に進むと、川崎重工の創業者である川崎正蔵と初代社長・松方幸次郎についての説明が書いてある。
D1000108 そして目の前には、御馴染みの川崎重工のマークが飾られている。最近はローマ字で「KAWASAKI」と書かれたロゴマークがCIとして使われているが、こちらの「川」の文字をデザイン化したマークのほうが個人的には好きである。
Kw03 そこから奥へと川崎重工の歴史をパネルと映像と模型で紹介するコーナーが続く。もともと造船から始まった川崎重工の歴史、蒸気機関車や電車・新幹線・ニューヨークの地下鉄など、国内外の鉄道車両製造や、オートバイ、ヘリコプターなどを作っていることは良く知っていたが、そのほかにも、橋梁(JR東海道線の天竜川・大井川・富士川鉄橋や、瀬戸大橋や明石海峡大橋・レインボーブリッジなど)、過去にはトラックやバスの製造なども行っていたというのは知らなかった。

D1000103 北海道関連で言えば、札幌市営地下鉄や、札幌ドームの可動式天然芝フィールドなども川崎重工が手がけている。もうこのコーナーだけでも、かなり楽しめる。まだ入口部分だというのに。

さらに、川崎重工と神戸の深いかかわりを示すものもパネルで紹介されており、例えば神戸大学海事科学部(昔の神戸商船大学)は、もともと私立川崎商船学校だったとか、甲南学園(甲南幼稚園~甲南大学)の創始者が、川崎重工の第3代社長だったり、神戸新聞の創刊者が川崎正蔵と松方幸次郎だったりと、神戸の歴史と川崎重工が深くかかわってきたことが良く分かる。

さらに奥に進んでみることにする。

次は、6つの大画面に川崎重工の製品が次々と映像で紹介される「カワサキワールドシアター」である。特に新幹線の走行シーンとバイクの走行シーンはかなりの迫力があった。
D1000109 D1000113 続いては、川崎重工の代表的なコンシューマー製品であるオートバイを30台展示してある「モーターサイクルギャラリー」である。歴代マシンやレース車、コンセプトモデルなどが展示されており、そのうち5台には実際に乗ることも出来る(もちろんエンジンはかからないが)。
ここにはかなりのお客さんが集まっており、みんなバイクにまたがって記念撮影をしていた。
D1000147 D1000148バイクコーナーを抜けると、目の前に現れるのが新幹線車両0系である。ここは「陸のゾーン」ということで、新幹線の実物車両が展示されており、車内に入ったり、運転席に入ったりすることが出来るほか、新幹線の台車の実物も展示されている。
また、HOゲージの巨大ジオラマも設置してあり、2つのカメラ付き車両を自分で操作できるようになっている。

D1000115 さらにゲームセンターで御馴染みの「電車でGO!」も設置されている。混雑していたのでちらっとしか見ていないのだが、コイン投入口はなかったので無料で楽しむことができるようである。

D1000114 その隣は、「海のゾーン」。船の船首部分を模した「船のシアター」内部では、進水式の様子を3面マルチ映像で見ることが出来る。子どもの頃に、進水式を見学した記憶はなんとなくあるのだが、あまり見る機会のないものであるし、貴重な映像である。
D1000140 D1000145 次に見えてくるのは、巨大なヘリコプターが展示してある「空のゾーン」である。内部に入ると、座席が設置してあり、操縦席には入ることは出来ないが中を見ることは出来る。また、操縦席の足元部分が透明になっており、外部から中の様子を見ることも出来る。
手前には、フライトシミュレーターが設置されており、セスナ機で神戸空港の理発着を体験することが出来る。

D1000102ヘリコプターの前には、パフォーマンスロボットがいる。「彼」は、ルービックキューブに挑戦をしている。6面の画像を取り込み、計算して、残り何手で6面揃うかを宣言してからパフォーマンスを開始する。これが、きちんとその宣言どおりに揃う。思わず見入ってしまうパフォーマンスである。もちろん、ルービックキューブマニアの人と競争すれば速度的には負けてしまうのだろうけれども 。

D1000116 そのほかにも各コーナーにタッチパネル式のクイズが置いてあり、展示内容で学んだ内容を確認することも出来る。

それほど広くないと思うのだが、結構見ていて楽しめる内容となっているので、平日は学校の校外学習などで訪れることがあるようだ。でも、子供だけでなく大人でも結構面白いと思う。

一方、同じ建物内にある「神戸海洋博物館」も初めて見学したのだが・・・あまり印象に残っていない。

カワサキワールドがいろいろ「体感」「体験」できることを展示のメインにしているのに対して、やはり開館してから20年近く(1987年開館)経っていることもあり、展示手法に面白みが感じられない。展示内容のギャップがあまりにも大きすぎるのは、いかがなものだろうか。神戸市もなかなか予算を割けないとは思うが、展示物の入れ替えや展示方法に何か工夫を凝らすなどしないと、なかなか厳しいように思う。屋外展示されている超電導電磁推進船「ヤマト1」などは、結構貴重なものなのだが、建物の外にあり、博物館との一体感が全くない。せっかくの実物展示が生かされていないのは非常に残念である。

正直言って500円という入館料は、カワサキワールドだけではちょっと高いように感じるし、かといって海洋博物館とセットで500円というのも、海洋博物館の内容がその料金に見合うものとは思えなかった部分もある。ポートタワーとのセットで800円なら・・・まあそんなもんかなとも思うが。カワサキワールドの内容がかなり良かっただけに、ちょっと残念である。

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