東京ミニトリップ(2)NHKスタジオパークを見学する
続きである。「あの場所」とはいったいどこなのか。それはここである。
東京都渋谷区神南・NHK放送センターにある見学施設「NHKスタジオパーク」である。
以前から一度訪れたいと思っていた場所であったので、早速入場料200円を支払い中に入ってみる。
入ってすぐのところに大きなレリーフ壁画がある。一目見て、岡本太郎の作品であることが分かった。後で調べてみると、1974年に制作されたもので「天に舞う」というタイトルだそうである。
見学路にしたがって進んでいくと、まずは「地上波デジタル放送」についてのパネル展示や、テレビ本体の展示がある。このあたりは、以前記事にもした「技研公開」でも見たような内容である。ただ、内容的には子供でも分かるように分かりやすく紹介されていた。
その奥には、「ためしてガッテン」のセットがあり、「ガッテン」ボタンが設置されていた。見学に来ていた子供達が思いっきり叩きまくり、「ガッテン!ガッテン!」の声が響き渡っていた。
さらに進むとNHK国際ラジオ放送のスタジオが見学できるようになっていた。久しぶりに放送局のスタジオと副調整室を見ることが出来てうれしく思った。
その奥では、アニメーションのアテレコに挑戦できる「あなたも声優!アフレコスタジオ」コーナーがあり、行列が出来ていた。
その奥では、現在放送中の大河ドラマ「功名が辻」の衣装を着て記念撮影できるコーナーが設けられており、こちらにも行列ができていた。
その向かい側には、ニューススタジオを模して作られた体験スタジオがあり、プロンプターやクロマキーについての説明を、実際にお客さんをアナウンサーに仕立てて説明していた。
体験スタジオの向かいには、BSでの映画「男はつらいよ」シリーズ全48作放送を記念して寅さんの生まれ故郷 “葛飾柴又” を再現したスタジオセットが作られており、こちらも人気が高いようだった。
さらに進むと、年表と懐かしい映像で「放送のあゆみ」を振り返るコーナーと、その反対側に実際のスタジオを見学できる窓が設けられていた。残念ながら実際の収録風景は見ることが出来なかったが、スタジオセットが準備されているところを見ることが出来た。
そのほかにも「スタジオパークからこんにちは」を放送するスタジオでは、記念撮影が出来たり、「こどもひろば」には昔懐かしい「お母さんといっしょ」のキャラクター着ぐるみの展示などもあり、子供づれならかなり楽しませることができるのではないかと思われる。
最後にはグッズショップがあり、物色していると面白いものを発見したので購入。
NHKの全国の放送局のコールサインと開局年月が書かれた手ぬぐいである。東京放送局はJOAK、大阪放送局はJOBK、名古屋放送局はJOCKと言った感じで、最後は下関放送局のJOUQまで、全国59放送局が書かれている。
他にも番組グッズはもちろんだが、Tシャツや、筆記用具、クッキーなども販売されており、なかなか面白いお土産物がそろっている。見ているだけでもかなり楽しめると思う。
そんなこんなで、ちょうどいい時間で見学を終えることが出来た。その後「所用」を終え、品川からのぞみであっという間に帰宅。
行くときには、10時間近くかけた道のりが、のぞみを使うと前後の在来線の乗車時間を入れても4時間ちょっとである。改めて新幹線の速さを実感するとともに、費用の差(約6倍)を考えると、意外と在来線乗り継ぎも悪くないのかなと思ったりする。時刻表を見て、乗り継ぎさえうまくいけば、片道在来線・片道新幹線or飛行機の東京旅行も、結構おすすめである。
参考:NHKスタジオパーク(JR渋谷駅・原宿駅から徒歩10分、渋谷駅からはバスも出ているそうです)
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