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2006.08.22

35時間20分の北紀行(3)CUE DREAM JAM-BOREE 2006に行く

ここで、自分でも忘れないうちにCUE DREAM JAM-BOREE 2006(CDJ)について書いておきたいと思う。以下、ネタバレを含む内容になると思われるが、すべてのネタについて触れるわけではなく、自分が思ったことを書いていくだけなので、「レポート」としてはかなり中途半端なものになることを先にお断りしておく。詳細なレポート記事は、他の素敵なブログさんをお探しいただければと思う。

では、内容は「続き」に。

オープニングの前に、影アナを大泉さんが担当されていた。この内容が実に「いい加減」。テンションが上がらないから開演時間を3時間ずらすとか、某Sさんが遅刻しているとか、ウソばかり。唯一つ、正しかったことは、CUEファンでない人は速やかに退場するようにという内容のアナウンスだろうか(笑)・・・退場すべきだったかな?

そして、オープニング映像と音楽とともに、CUEのタレントさんが順番に登場。もちろん一番盛り上がったのは大泉さんが登場したときであった。

オフィスCUE所属の月光グリーンによるオープニング曲を、出演陣が歌う姿を見て、盛り上がる場内。手拍子をしながらも、「いやあ、すごいなあ」と思わず感心してしまったのだが、これはまだまだ序章に過ぎなかった。

最初のMCが終わると、オフィスキューメドレーが始まる。「GO!GO!ホワイトストーンズ」「涙はいらない」「月の裏で」「つぼみ」といった、ドラバラで御馴染みの曲がメドレーで歌われていく。
観客は「しーろーいーしー!」とかこぶしを振り上げてノリノリ(古っ!!)。カラオケとかで聴いたことはあるし、歌ったことがある曲もあるが、周りのノリにちょっとついていけなかった・・・。

最後に「ありがとうの歌」で終わると、スクリーンにはこんなテロップが出てきた。

これは
ご存知 大泉洋
企画・脚本による
きわめて自伝的な
物語である。

その後、「山田家の人々」のダイジェスト版映像が流れた。来場されている観客のほとんどは内容を知っているのだろうが、私自身は未見だったので、この映像でストーリーの概略は十分理解できたし、この後の物語にもスムーズに入っていくことが出来た。

この後始まるお芝居は、この「山田家の人々」から5年後の物語である。

物語の中には、現実とリンクするネタがいろいろと仕込まれている。
安田顕さん演じる山田洋一と大泉さん演じる春三じいさんとのからみでは、「水曜どうでしょう」の深夜バス・サイコロネタが登場するし、佐藤重幸さん演じる光の浮気の証拠として携帯電話に登録されている女性の名前は、ドラマで共演している女優さんの名前になっている。
また、鈴井貴之さん演じる春弘の野菜を使ったダジャレは、「夏野菜スペシャル」の前枠・後枠を髣髴とさせる。

「水曜どうでしょう」に関するネタはかなり多かった。
「四国3」での森崎博之さんの「ハンダジー!」のエピソード、「絵ハガキの旅第2弾」での、時計台を引いて戻ってくるエピソードなど、どうでしょうファンなら思わず笑ってしまう内容が結構ある。しかしながら、それがストーリーの邪魔をしておらず、いいアクセントになっているところが、企画・脚本担当の大泉さんのすごさである。

さらに、山田青果店の隣には「朝日荘」があり、「さよなら朝日荘」の設定が活かされているし、その後で行われる歌謡ショーには、「なんてったってアイドル」で登場した轟一郎や御社亜紀も搭乗する。「ドラバラ」ファンにもたまらない設定になっている。

当然、出演者は複数のキャラクターを演じることになるわけで、このことをうまく利用した「早着替え」ネタも、ベタな展開ではあったが面白かった。

ジャンボリーのコーナーも、独立しているようでちゃんとストーリーの中にうまくはめ込んであった。ここではいろいろと「参加」させられるのだが・・・いや、参加はしたのだが、ちょっと乗り切れなかったかなあ・・・。

歌謡ショーの部分では、轟一郎&御社亜紀の新曲や、あの名曲「DA・BE・SA」を使った社長の暴露ネタショー(?)&「DA・BE・SA」のPV一部公開(出演者の一部にモザイクあり)、そしてTEAM☆NACSも新曲を披露していた。最後には大泉さんの新曲「ハナ~僕とじいちゃんと」も披露されていた。この曲、後でもう一度聴くことになるのだが、この歌謡ショーのところで聴いたときは、メロディとコード進行のうまさ(聴いていて心地よい)に、「大泉さん、うまいよなあ」と感心させられた。

終盤、春三じいさんの「正体」(といっていいのかなあ)が分かり、洋一とのやり取りあたりになると、もう周りから鼻をすする音が聞こえ始める。どうでしょう本の大泉さんの小説にも書かれていたエピソードがベースになっているから、どうでしょうファンにとってもものすごく深く入り込めるシーンである。

そしてラスト前のシーン。
ソファーで寝ている洋一。墓参りへ行く準備でばたばたしている山田家一同。洋一は春三じいさんの居場所を聞くが、春弘に「墓にいる、だからこれから墓参りに行くんだ」と言われる。やはりさっきの出来事は夢だったのか・・・。千春が庭からひまわりを摘んでくる。春三じいさんがずっと世話をしてきたひまわり、昨日はしおれていたのに今朝はきれいに咲いている。それを見て、やはり来てたんじゃないかと思う洋一。甥っ子千光(せんこう)から、ひいおじいちゃんから預かった手紙を受け取り、みんな先に墓参りに行ったあと、一人で春三じいさんからの手紙を読む洋一、手紙の内容はスクリーンにロールで流れていく。

バックには「ハナ~僕とじいちゃんと」が流れる。さっき歌謡ショーで大泉さんが歌った同じ歌なのに、感じる印象は全く異なる。今度は歌詞の世界観と、目の前の洋一の姿と、手紙の内容が重なってくる。そして、舞台後方の階段最上段に春三じいさんが登場し、洋一と向かい合う。言葉は交わさないけど、お互いに心が通じ合っている二人の姿。そして、スクリーンには一面のひまわり畑が広がる。なんともいえない空気が会場を包み込み、曲が終わってスクリーンと舞台が真っ暗になると、ゆっくりと拍手が始まり、その音がだんだんと大きくなっていく。

この後は、出演者全員が登場して、挨拶しお開きを迎えることになる。最後には、マッスルブラザーズが登場し、「ハッスルマッスルブギ」で盛り上がる。一度出演者がはけた後、アンコールで再び登場。バックダンサーの紹介が行われ、社長から再びご挨拶があり、出演者がはけて昼公演は終了となった。

最初に会場に入ったときには、「最後まで楽しめるのだろうか?」という不安もあったのだが、結果的にはかなり楽しめた(ノリは悪かったけどね(苦笑))。

特にお芝居部分、これにはやられた。祖父・恒三さんに対する大泉さんのいろんな思いが伝わってきて、それがCUEファンではない、どうラーである私の琴線にふれるわけだ。それに加えて、大泉さんの「プロデュース」能力の高さに感心し、驚かされた。

そういえば、8月21日(月)の水曜どうでしょう公式HPの藤村D日記にこんなことが書かれていた(以下引用)

大泉洋というのは、実にツボを押さえている。その天性のカンは、やつが作り手となった時にも如何なく発揮される。
(中略)
作家、演出家としての大泉洋は、もしかしたら私の中でスピルバーグ先生、黒澤先生などと肩を並べるクリエイターになるかもしれない。もしかしたら山田洋二先生とはすでに肩を並べてるかもしれない。そんなことを思ったのだ。
(引用ここまで)

他のクリエイターとの比較部分についてはさておき、作家・演出家としての大泉洋の才能を高く評価している点については、全く同意である。

幼少の頃よりドライブ中に落語を聴き、テレビっ子として育ち、構成作家としても活躍する鈴井さんとともに番組に出演し、「水曜どうでしょう」というごく少人数jによって作られる番組の中で制作者側の「目」を養い、これらすべてを自分の中に取り込んで、アウトプットすることが出来る、大泉洋という人はやはり「天才」なのだ。

次回、2008年のCDJがどんな内容になるのかは、今の段階では分からない。大泉さんが総合プロデュースするかどうかも分からない(もし大泉さんがやるんだったら絶対見に行きたいのだが)。ただ、もし行くチャンスを得られるとしたら、見に行ってもいいかなと思い始めている。2年先の話なので、どうなるかは分からないけれども・・・。

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