ぐるり瀬戸内の旅(1)
先日「小祭」の帰りに使用した「鉄道の日記念・乗り放題きっぷ」の残り2日間を使うべく、14日朝から旅に出た。
明石・姫路といつものように電車を乗り継ぎながら、行き先を考える。最初のポイントは岡山。そのまま西へ向かうか、北へ向かうか、あるいは・・・「呼ぶ国」へいくか。
岡山に到着して、乗り換えたのはこの列車。
「快速マリンライナー」である。
今回の「乗り放題きっぷ」では、残念ながらこの先頭車のグリーン車は利用できない。指定席を買いに行く時間もなかったので、後方の自由席車両に席を確保する。
途中、児島駅で「金刀比羅宮」の文字が入った琴平行きの電車に乗り換える。
そして、いよいよ「それ、魅力!」で御馴染みの瀬戸大橋を渡り、四国へ上陸する。
多度津で乗り換えて、さらに予讃線を瀬戸内の海を車窓に見ながら西へと進む。途中、先月樋口さんのインストアライブで訪れた新居浜を通過し、今治駅に到着。
ここで、しまなみ海道を通る高速バスへ乗り換える。乗り換え時間わずか5分、走って乗り場に行ったのだが、全く問題なくバスに間に合った。以前は、尾道行きのバスがあったのだが、今は尾道へ向かうには途中で乗り換えなければならないとのこと。ということで、福山まで行くことにする。
しまなみ海道もこれまでに何度か通ったことがあるのだが、道路が全通してからは初めての通行となる。
窓から差し込む日差しの心地よさに、うつらうつらしているうちに福山駅に到着。さらに山陽線を西へ進んで到着したのは、三原駅である。
ここから呉線に乗車するのだが、駅名板がちょっと変わっている。「タコのまち」ということで、タコのイラストが入った駅名板が設置されている。
ここで待つことしばし、やってきた列車はこちら。快速「瀬戸内マリンビュー」である。昨年10月に運行を開始してちょうど1年。以前から気になっていた車両である。
2両編成のうち1両は指定席、もう1両は自由席となっている。今回はまず自由席に乗車してみる。
車内は運転席側の扉がなくなり、丸窓が設置されている。また、一部座席が撤去され、海側に向けて座席が設置されている
その他の座席はシート地も張り替えられてはいるが基本的には元の車両(キハ47系)と同じ。つり革もついたままである。
指定席はあまり人が乗っていないようだが、こちらの自由席は途中広駅までは各駅に止まるため、地元の人が普通に使う列車となっているようだ。日の傾きかけた穏やかな瀬戸内海を眺めながら、列車はゆっくりと走っていく。
広駅では、広島に先着する普通電車に乗り換える乗客が一気に下車。車内はあっという間にガラガラとなる。しかし、次に停車した呉駅でまたかなりの乗車。ここから終点の広島までは途中駅に停車しない。またもや地元の足として使われている。
「観光列車」としての位置づけが中途半端な気がするのは気のせいだろうか。自由席車両の改造具合も、観光列車になりきれていないように思う。これなら先日乗車したJR九州の「いさぶろう・しんぺい」(元の車両は同じキハ47系)の方がかなり優れている・・・まああちらはほぼ全車指定に近いが。
19時過ぎ、広島駅に到着。外はもう真っ暗である。せっかくなので、明日の「瀬戸内マリンビュー」の空席状況をみどりの窓口に確認してみると、海側ではないものの指定席があるというので、確保。明日は指定席車両に乗って、自由席との比較をしてみようと思う。
夕食には、広島といえば「お好み焼き」ということで、駅前の元ダイエー跡にオープンした「ひろしまお好み物語 駅前ひろば」に立ち寄ってみる。26店舗ものお好み焼き店が立ち並ぶフロアの中から、ふらりと入ってみたのは、一番奥に店を構える「風雅」。
注文したのは、「そば肉玉」700円。普通のそばよりかなり極細の麺を使った変わったもの。ボリューム感はあまりないが、それほど空腹でもなかったのでちょうど良いくらいの量であった。
翌日は、列車の出発時刻が10時過ぎなので、かなりゆっくりとした朝を迎えることが出来そうである。
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