「樋口了一スタジオミニライブ」に参加する
もうすでにいくつかのブログでレポートがなされているが、16日(土)に行われた「樋口了一スタジオミニライブ」に参加してきたので、これについて少し書いておこうと思う。
11月15日に発売された樋口了一さんのニューアルバム「ベストコレクション~あの頃の僕がいるなら~」のタワーレコード購入応募特典として、あの「水曜どうでしょう」の企画「サイコロ3」で大泉洋さんがおとずれ、「aniversary song」を熱唱した東芝EMIのスタジオ「テラ」で行うミニライブへの招待(30名様)というものがあった。
タワレコさんの通販で購入して得た応募ハガキで応募、さらに12月2日に大阪マルビルで行われた樋口さんのインストアライブのサイン会に参加するために11月30日にもう1枚アルバムを購入して得た応募ハガキでさらに応募、計2通のハガキを出していた。
11月30日締め切りで、12月16日のライブである。すぐにはがきが届くのだろうと思っていたので、毎日ポストを見ていたが全く来る気配もなく、外れたものと思って週末の旅行の計画を立てていた。
深夜バスの予約も行い、宿をどうするか考えていた矢先の12月11日、帰宅してポストの中に入っていたハガキ1枚、それがこのライブの当選ハガキであった。
それからあわてて時刻表を見ながら、行程を考え、深夜バスで参戦は「ネタ」としては面白いが、体が持たないだろうと判断し、予約をキャンセル。結局飛行機で行くことにした。
16日早朝、まだ夜も明けきらないうちに家を出て、神戸空港へ。7時5分発の飛行機で一路羽田へ向かう。羽田に着いたら、ひとまずモノレールと山手線を乗り継いで東京駅へ。ここでライブに当選していたブロガーさんと合流。さらに浜松町でもう一人と合流。3人で会場を目指すことになる。
途中ライブ会場を指し示す張り紙があらゆるところに貼られていたので、迷うことなく会場に到着。
会場近くにはすでに結構な人数がたたずんでいた。どうみても30名以上いるようである。
この場所は、「サイコロ3」で鳥取行きの深夜バス・キャメル号の目を出した場所でもある。3人で思い思いに写真を撮り、時間が来るのを待つ。
しばらくして東芝EMIの方(マルビルのインストアのときにもいらした方)が登場し、整理番号順に並ぶことになる。そこで分かったことは、当初30名の予定で、遠方の方がキャンセルされることを予想して多めに当選通知を出したところ、ほぼ全員がやってきたとのことである。ざっと数えたところ、タワレコでの当選者が30数名、FM北海道(air-g)の番組「ゴルゴルゴ」での当選者が1名、Kiss-FM(神戸)での当選者が2名、tvkでの当選者が数名と、総勢45名位だったと思われる。
リハーサルが押しているということで待つことしばし、今度はエレベーターの定員(7名)にあわせて順番に中に入っていく。エレベーターで昇り、降りたフロアの廊下を進んでいくと、そこに本日のライブ会場であるスタジオはあった。こちらのスタジオは、大泉さんが歌ったスタジオではなく(隣がそのスタジオ)、聞くところに寄れば宇多田ヒカルさんもここでレコーディングされたそうである。
それほど広くないスタジオに、想定を超えた40名以上の観客が地べたに座って、もの凄い人口密度のなかでそのときを待つ。そして、いよいよ樋口さんが、以前ライブでお見かけしたことのあるピアノ&ギターの山根さんとともに登場。
北は北海道・南は広島・松山まで全国津々浦々から集まった観客を前に歌った1曲目は、この曲がなければこの場所でのライブはありえなかったであろうあの曲「Anniversary song」である。観客の手拍子につられ、かなりのハイテンポになり、ギターを弾く手がかなり大変そうに見えたが、やはりこの歌は盛り上がる。
一旦山根さんは観客のスキマを縫って退場。2曲目は樋口さん一人で。ベストアルバムにも収録されている、鈴木雅之さんに詩を提供した「Still Live In My Heart」。この曲の歌詞は、締め切りの前日に依頼を受けて書かれたと仰っていたように思う。
3曲目は再び山根さんが入る。どうでしょう班のD陣が非常に気に入っているという「朝花」である。この曲の前だったと思うのだが、どうでしょうにまつわるお話として、大分県竹田市の「後藤姫だるま工房」の後藤さんとどうでしょう班の出会いについてのお話をされていた。
樋口さんが「サイコロ3」の時に、訳の分からないうちに勝手にやってきて勝手に帰っていったという印象を持った「どうでしょう班」。後藤さんのところでも同じような感じだったそうで、後藤さんのお母さんが外で洗濯物を干していると、向こうのほうからバイクの音が聞こえて、カブに乗ってツナギを着た2人組がやってきたそうである。お母さんは直感的に「ヤバい!」と思われたそうで、接客を後藤さんに任せて家に入られたとのこと。見れば、背中にはなまはげのお面を背負い、そこから伸びる毛がそのツナギを着た人の「地毛」に見えて、ロングへあだ名と思っていたところ、ヘルメットを取ったその男の頭は「モジャモジャ」で、さらにカブの後からやってきたワゴン車の助手席には、ヒゲ面の男が座っており、「●ウム」だと思ったそうである(当時阿蘇辺りに拠点があった)。
その後話してみると、悪い人ではないということは分かったらしいのだが、やはり「訳の分からないまま」ロケが終わり、しばらくするとやたらと北海道からのお客さんが増えたそうである。さらに全国からもお客さんが来るようになり、姫だるま工房にある日本地図には、訪れた人が刺していくピンがびっしりと埋まっているという。
4曲目は、個人的には「この位置に来るのか!」と意外な感じがした。インストアライブでは、アンコール曲として最後に演奏されていた「戦え!白き戦士&今日もどこかでデビルマン」である。もちろん観客は「エリート」(笑)なので、「シーローイーシー」コールも完璧であった。
そして5曲目、ついにあの曲がやってくる。いつものようにタイトルの前半部分を樋口さんが叫び、その後の数字4桁を観客が叫ぶと自動的に曲がスタートするあの曲「1/6の夢旅人2002」である。後半のサビ部分でのコール&レスポンスはもちろんだが、そのほかの部分も一緒に口ずさんでいた(こっそりハモッてみたり・・・)。
このライブでは、後方に集音マイクが設置されており、ちょうどその真下あたりに我々3人組がいたわけだが、4曲目・5曲目での歌唱は、しっかりと録音されているはずである。後日、このライブをCD-Rにして、樋口さんのサインつきで自宅に送られてくるということなので、楽しみでもあり、ちょっと恥ずかしくもある。樋口さんいわく「スタジオテラでレコーディングしてきたと自慢していい」そうである。
そしていよいよ6曲目、この曲がライブの最後の曲となる。今回のベストアルバムの最後にも収録されている書き下ろしの曲「Road of the sun~出会ってくれたすべての君へ~」を、山根さんのピアノでじっくりと聴かせてくれた。
レコーディングスタジオゆえ、音が全くといっていいほど響かないため、「生音」を聞くことの出来る贅沢なライブであった。
ライブ終了後は、いよいよ大泉さんが歌ったあのスタジオの見学である。これはもう、メインディッシュの後にもう1回メインディッシュが来るようなそんな贅沢さ(?)である。
樋口さんの説明によれば、当時入口の扉は設置されていなかったそうであるが、大泉さんが樋口さんから歌唱指導を受けていたテーブルはあの頃と変わらずあり、その前に大きなミキシングコンソールが設置してある。そして、樋口さんが当時のレコーディングエンジニアのスタッフさんを呼んでくれた。そう、あの「それ、EQ」の方である。すぐに引っ込まれてしまったのだが、これまた「どうラー」心をくすぐる。
そして、あの大泉さんが歌っていたブースに一人ずつ入り、ヘッドホンをして、樋口さんとツーショットでポラロイド撮影&その写真にサインを入れてのプレゼントという、これまた贅沢な企画が待っていた。
待つことしばし、自分の番がやってきたので、中に入り、9月の関西キャンペーン3連続参加のことなどを少し話して、握手をしていただいた。
もうこれ以上の贅沢はないのではないかというくらい、充実したライブイベントで、終わったあともしばし余韻に浸りながら、本日の宿へと向かった。
しかし、この日はこれで終わりではなかったのである。さらにもう一つ「メインディッシュ」が待っていたのである・・・が、そのお話はまた別記事にて。
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コメント
こんばんは。またお邪魔します!
スタジオテラのミニライブ、いらしてたんですね!
レポートありがとうございます。またTBさせていただきますのでよろしく。
投稿: FairWind | 2006.12.19 03:35
FairWind様
コメント&TBありがとうございます。
幸運にもミニライブに参加させていただきました。やっぱり樋口さんのライブはいいですねえ。
投稿: K_S | 2006.12.20 21:51
こんばんは!素敵なレポ読ませていただきました☆
ざっくばらんな会場案内板、いいわぁ(笑)
人口密度過多なライブ、お得すぎるイベント目白押しでお腹いっぱいですねー。
CD-Rが届いて聞いた時の感想も待ってますよ~
投稿: きょうこ | 2006.12.21 22:47
きょうこ様
コメントありがとうございます。
「ざっくばらんな会場案内板」、いい表現ですねえ(笑)でも許可を取っていなかったので、スタッフの方は怒られたそうですが・・・分かりやすくてよかったですよ。
またCD-Rが届けば、レポで抜けている部分もフォローして記事にしたいと思います。
投稿: K_S | 2006.12.21 23:52