あの「気になる木」の話題
子どもの頃によく見たCMの中で、印象に残っているものがある。「この木なんの木気になる木~」のCMソングとともに、大きな木の映像とグループ企業名が流れる、あの日立グループのCMである。いつも会社名が何社あるか数えるのだが、なかなか数え切れなかった記憶がある。
そのCMに出てくる木は、ハワイ・ オアフ島のモアナルア・ガーデンパークにある「モンキーポッド」という種類の木である。今からもう何年も前の話だが、初めての海外旅行でハワイへ行ったときに、現地の路線バス「The BUS」に乗って見に行ったことがある。
これが、そのときに撮影した写真である。全体を撮影するためにずいぶん木からはなれて撮影したように思う。 そんな「気になる木」(「日立の樹」と呼ばれているらしい)に危機がおとずれていたらしい。
「この木なんの木…」危機脱出(デイリースポーツ)
記事によれば、この木のある公園を所有していた個人財団オーナーがなくなり、公園が州政府や開発業者に売却されるという話が出て、そのときには木が伐採されるのではと思われたそうだが、前のオーナーの親族が経営する企業がこの公園を買収し、広く一般に開放することになったという。
さらに、この木をCMに使用している日立製作所が公園の維持・管理や、グループの広告・宣伝で独占的に使用する撮影権、CMに利用する権利を取得し、使用料として年間約四十万ドル(約四千八百万円)を支払うそうである。
この「日立の樹」のCMは、1973年から続いており、最初はアニメーションだったそうである。1975年に今回の木が実写として登場し、その後他の地域の木に変わったこともあったそうだが、1984年に5代目として再び登場したという。歴代の木の情報や、この「日立の樹」へのアクセスなどの情報は、日立のHP「日立の樹オンライン」で見ることが出来る。
海外旅行にはもうずいぶん行っていないのだが、もし機会があれば、ぜひもう一度この「日立の樹」を訪れてみたいものである。
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