「夢スタライブ」を見に行く(第二部)
では引き続き「Music Respects 夢スタ! feat STARDUST REVUE アコースティック・ライブ」の第二部について書いていくことにする。
20分の休憩時間中には、ちょうど上手側の対面にいらっしゃったブロガーさんにご挨拶などして、再び席に戻る。
第二部は、中央のグランドピアノに添田さんが座り、メンバーがそれぞれの位置に座り、根本さんがマイクを持って前に出てきて1曲目がスタート。
M9 木蘭の涙
もちろんアコースティックバージョンである。しかし、歌いだしていきなり音がハズれてしまい、いきなり歌うのを止めてしまう。会場なぜか大盛り上がり(笑)。お客さんの大半はやはりスタレビさんのライブによくいかれている方ばかりなのだろう。「またやっちゃってるよ(笑)」みたいな感じの反応であった。
根本さんは、「俺の声じゃないみたい」「3・2・1、ハイ、(今のことは)忘れた!」「出てくるところからやりますか?」などと言いながら、再び歌い始める。今度はビシッと決めてくれた。
曲が終わった後、メンバー紹介。いつものように柿沼さん・寺田さん・添田さん・岡崎さんと紹介した後、「そして、今回もこの人が来てくれましたね」と「いつもの」パターンで、VOHさんを紹介。もうここまでくると、いつものスタレビさんのライブである。
全員が前に一列で並び、スタレビだからできること、スタレビの色としてできることとして根本さんが取り上げたことの1つ目は「MC」。
スタレビさんはいつもこれから演奏する曲の説明をたくさんする。それは、どういう気持ちでこの曲を選んだのか、作ったのかを知ってほしいからだそうである。しかし最近気がついたことがあるそうで、それは、27年間ライブをやっている間に曲の説明が大変うまくくなってしまい、曲の説明が終わると客席がもう曲を聴き終わった感じになってしまうとのこと(笑)・・・本末転倒である。
そしてもうひとつスタレビだからできることとして取り上げたのが「アカペラ」。
もともとスタレビにはリードボーカルがいなかった。根本さんはあくまで「ギタリスト」であり、ボーカルではなかったので、まずは「みんなで歌おうよ」ということで、男のユニゾンを「SMAPよりも早く(笑)」始め、その後ユニゾンが恥ずかしくなったのでコーラスを覚えて、アカペラを始めるようになったとのこと。
根本さんいわく「ひょうたんからこま」で始めたアカペラなので、「多くは望まないでね」というのだが、スタレビさんのアカペラが一級品なのは、誰もが認める部分であろう。
そして影響を受けたポップスを2曲メドレーでアカペラ演奏。
M10&11 Stand By Me & My Girl
ここでも根本さんの「曲名でのボケ」が炸裂していたのだが、こちらもひどかったので割愛させていただく(笑)
※この「ボケ」というか「ダジャレ」が気になる!という方は、こちらのブログさんへどうぞ→Riezo@大阪さん
続いての曲は、スタレビさんが事務所から「終わるかも」と思われていたときに作られた曲。
「夢伝説」が売れたときに、当時のスタッフに「いやー、ギリギリだったね」といわれたそうなのだが、この曲の1つ前に作ったというのが、デビュー曲から3曲、全く売れなかった路線を変更した曲で、大阪では非常に人気のあった曲だそうである。
M12 トワイライトアヴェニュー
これは、私も非常に大好きな曲である。アコースティックのアレンジがまた曲にぴったりあっていた。
続いて、スタレビさんの25周年についてのお話。
普通は25年目に突入するときか、まる25年経った時に行う「25周年」を、スタレビさんはどっちも「25周年」と銘打ったため、「26周年」がないまま「27年目」に突入したとのこと。そして、この記念すべき(?)27年目のニューアルバムのタイトル「31」についても語っていた。「31」だからといって、アイスクリームとタイアップしたわけではなく(笑)、31枚目のアルバムだからという「ベタベタやないか」(根本さん)といわれそうなネーミングだが、「31」というのは素数で、何か強固なものを感じたそうで、アルバムのタイトルにしたそうである。
そして、このアルバムの中から1曲ということで、選ばれたのは、先行してシングルカットされているあの曲である。コーラスをして欲しいという要望に拍手で応える観客。しかし根本さんは「拍手ではなく、声を求めている」とのことで、「イエー!」と応える観客。ザ・シンフォニーホールで「イエー!」という歓声が起こったのはこれがはじめてかもしれない。
場内を明るくして、コーラス練習。慣れた方も多かったせいか、残響音2秒のホールに、コーラスが響き渡る。
M13 愛の歌
これはかなり心地よかった。最後のコーラスの繰り返しも、いつもより多く行われた。
そして、ここからはいつものスタレビのノリに拍車がかかっていく。
「不謹慎かもしれませんが、盛り上がっていきたい!」ということで、次の曲が始まった。
M14 THANK YOU
この曲のアコースティックバージョンは、「木蘭の涙~アコースティック~」のカップリングにも入っていて、とても好きな歌のひとつである。これも場内手拍子手盛り上がり、「3回指鳴らすのさ」のところでも、きちんと「3回」手拍子または指鳴らしが行われていた。
そして、さらに盛り上がる曲で終わろうということで、サビの部分を歌えるこの曲が選ばれた。
M15 ブラックペッパーのたっぷりきいた私の作ったオニオンスライス
これもサビの部分は会場内で歌っている人が大半だったように見えた。会場内がかなりの盛り上がりを見せたところで、スタレビさんは退場。もちろん、ここで観客がすんなり帰るわけもなく、手拍子で「そのとき」を待つ。
しばらくして、メンバーが登場。一列に並んでいっせいに礼。そして、そのまま帰っていく。会場からはいっせいに「えー?」とブーイング。
さらに手拍子を続けると、再びメンバーが登場し、また一列に並んで礼、そしてまた帰っていくので、先ほどより大きな声で「えー?」とブーイング。
ここで、根本さんが自分の位置に座り、「やろうよ、やろうよ!」とメンバーを戻す。
根本さんいわく、一度カーテンコールをやってみたかったとのこと、でも、こんなにブーイングされて怒られるとは思わなかったそうである。
そして、アンコール曲は場内総立ち&手拍子でかなりの盛り上がりを見せた。
M16 大阪ブギウギ
おなじみ「東京ブギウギ」の地名変えバージョンである。歌の最後には、スタレビライブの最後ではおなじみの「ジャンプして終わる」があり、あのザ・シンフォニーホールで、みんながいっせいにジャンプする姿は、かなり貴重な画だったと思う。
時間的には10分弱程度の押しで終了したようである。
暗い中でのメモ取りだったため、途中抜けている部分も多いと思うが、ライブの概要としては、こんなところである。
後は、9月28日のスペシャル番組で、どこまで放送されるのか、楽しみにしたいと思う。
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コメント
はじめまして。
私も現場におりました。2階席正面奥から2番目に。
スタレビのライブは初めて、どころか、
初期のアルバムと「愛の歌」くらいしか知らない私が、
ほぼ知っている曲ばかりだったので一気に20年以上タイムスリップしました。
声も沢山出しましたよ、「お一人様」でしたがw
音楽っていいですよね。
あまりに完璧な記事で驚きました。
ありがとうございます。
「今夜だけきっと」で泣いたのはナイショですw
投稿: jetter | 2007.08.31 19:31
jetter様
はじめまして!コメントありがとうございます。
今回のライブは、馴染み深い曲が多かったですね。スタレビさんの「美味しいとこ取り」ライブだったように思います。
記事へのお褒めの言葉ありがとうございます。帰宅してひたすらキーボードを叩き続けた甲斐がありました(笑)
私は、「トワイライトアベニュー」がやばかったですねw
投稿: K_S | 2007.08.31 23:38
初めまして。
以前から時々「水曜どうでしょう」の関連で拝見させていただいていました。
私もあの場所にいました。1階N列でした。本当にアッと言う間に時間が過ぎてしまいました。
私は「本日のスープ」を期待していたのですが、夫には「それはないやろ」と言われてしまいました。
投稿: nyou | 2007.09.01 17:12
nyou様
はじめまして!コメントありがとうございます。
「本日のスープ」!残響2秒の中で聴きたかったですねえ、できれば大泉さんのボーカルで。
投稿: K_S | 2007.09.01 20:27
要さんの緊張が移ってしまいそうなライブでしたね(笑)
愛の歌は素敵でした。
きっとツアーでも核になる曲だと思います。
ツアーも楽しみですね♪
投稿: あさり | 2007.09.02 23:03
あさり様
コメントありがとうございます。
たまアリといい、今回のザ・シンフォニーホールといい、普通のステージではないところだと、いつもの要さんではなくなってしまうんでしょうかね?(笑)
愛の歌、よかったですよねえ。会場との一体感が非常に高まる曲だと思います。
ツアー、楽しみですね・・・といいたいところですが、仕事のスケジュールが全く見えないので、チケットが買えていないのです。1回くらいは、立ち見でもいいから見たいとは思っているのですが・・・。
投稿: K_S | 2007.09.02 23:44
自分で記事を書いてから……、と拝見するのを自粛しておりまして、先程読ませていただきましたが、いやぁ素晴らしい。
読みごたえのある記事にただただ脱帽です。
ちなみに、根本さんのダジャレ?の一部は自分のブログにて軽く拾っておきましたです(笑)
投稿: Riezo | 2007.09.03 12:44
Riezo様
コメントありがとうございます。
読み応えがあるといいますか、単に「長くてまとまってないだけ」かもしれませんよ(笑)
根本さんの「ダジャレ」の部分は、Riezoさんところにリンク張ることにしましょうかね?
投稿: K_S | 2007.09.04 00:06
こちらのブログで知って、ライブに行くことが出来ました。ありがとうございます。2階の最前列で弾けておりました。
最初のAmaging Graceで、鳥肌が立ちました。会場の空気の色が一気に変わった・・・そんな感じがしました。
読んでいると楽しい思い出がよみがえってくる、素敵なライブレポートですね♪♪。
根本さんのダジャレ、やっと意味解りました(^^;;)。んー高度すぎる(笑)
投稿: まねぴー | 2007.09.07 20:48
まねぴー様
コメントありがとうございます。
私の記事が少しお役に立てたようで何よりです。
「Amaging Grace」は、夕張で行われたCUE MUSIC JAM-BOREEでも歌われていましたが、確かに空気をガラッと変えるだけの力がありますよね。今回は特に場所が場所だけに、ぴったりの曲だったと思います。
根本さんのダジャレ、ミスターどうでしょう・鈴井貴之のダジャレといい勝負じゃないかと思うのですがどうでしょう?(笑)
投稿: K_S | 2007.09.07 23:14