九州横断バスの旅
というわけで、今日は「ちょっとは意味のある」あるいは「一応目的のある」旅をすることになる。
朝、ホテルから駅までは、バスもまだ走っていないということでタクシーで移動。
途中、特急「にちりん」に乗り換えて(記事はこちら)、向かった先は別府。ここが今日の旅の「起点」となる。
別府駅前のバス停で待つことしばし、やってきたのは九州横断バス「くじゅう」号(記事はこちら)。このバスに乗って、九州横断道路を経由して、熊本を目指す。
以前は、熊本から先、天草を経由して長崎まで運行されていたのだが、現在では熊本までの運行となっている。
20数年前に修学旅行で訪れた地でもあるし、「横断」とか「縦断」という言葉には敏感に反応してしまうあたりは「どうラー」だからかもしれないが(苦笑)、一度乗ってみたいと思っていたバスである。
出発時点での乗客は私一人。バスターミナルや、フェリー乗り場を経由して、いよいよ九州横断道路へと入っていく。
ここからはかなりの登り坂&曲がりくねった道が続いていく。
途中で、「アフリカンサファリ」の看板を発見。
20数年前に修学旅行で訪れたのは恐らくここであろう。あまり中がどうだったかは覚えていないが・・・。
さらにバスは山を登っていく。右に左にカーブを切っていく道路を見ていると、頭の中を「汚れた英雄」が流れていく。まさに画だけは「ベトナム縦断」である。
右横から「チーム40」が追い抜いていきそうな雰囲気である。
曲がりくねった道ばかりではなく、道路が一直線に伸びていく風景も楽しむことが出来る。
峠を越えて、下っていくときに見える景色もまたすばらしい。
途中休憩は1箇所あるとはいえ、やはり長時間乗車、さらにカーブ連続で揺られまくっていると、さすがに体に負担がかかってくる。乗り物には強いはずなのに、「頭痛」と「睡魔」が一度に襲ってきて、口の中がやや酸っぱくなりかける・・・これは「乗り物酔い」の前兆である。JR阿蘇駅をバスが出たところで、睡魔に負けて寝てしまう。起きるとすでに熊本空港であった。降りる予定の熊本交通センターまでは40分弱である。
ここでふと思いつき、携帯電話でバスの時間を調べてみる。最初の予定では交通センターで福岡行きのバスに乗り継ぐ予定だったのだが、それだと時間のロスが大きい。福岡行きのバスに乗り継げるバス停で降りればいいのではと思い、調べてみると益城インターか県庁前で乗り継げることが分かった。すでに益城インターは過ぎていたので、県庁前で下車。歩いて反対方向のバス停へ向かい、待つこと10分足らずで福岡行きのバスに乗車した。
一旦バスを降りたので、ずいぶんとましにはなったものの、やはりまだ眠いし、体がつらい。頭の中には、大泉さんのあのセリフが浮かぶ。
「またねえバス、ああバス、この響きバス、我々を地獄へと誘うこのB・U・Sの響き、バス!」
「サイコロ3」のマスカット号に乗る直前のセリフである。とにかく体力温存ということで、寝ることに。何とか無事に博多へ到着することが出来た。
博多では帰りの新幹線の時間まで3時間ほどあったので、「一蘭」でラーメンを食べたり、ヨドバシをうろついたりして時間をつぶし、ひかりレールスターで帰宅の途についた。
全く無目的・無計画で旅に出たのだが、2日目は一応自分のやってみたかったことが実現できたので、まずまずの旅であったということにしようと思う。
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