温泉&トロッコ列車の旅
本当はもっとモブログで旅の様子をUPしていく予定だったのだが、携帯電話の電池が足りなくなってしまい、結局1枚しかUPすることが出来なかったので、これから今回の旅についてまとめて書いていくことにする。
日曜日の5時を回ってから旅に出ることを決め、荷物をまとめて最寄の駅へ向かった。
「みどりの券売機」で乗りたい列車の指定席を取ろうとしたのだが、すでに満席。まあ、始発駅だから自由席で何とかなるかと思いながら、その列車の始発駅である大阪に着いたのは、発車の僅か5分前。いそいで、ホームに向かうとその列車「サンダーバード」はすでにホームに停車中である。
禁煙の自由席に空席を見つけて座ると程なくして発車時刻となり、定刻18時42分に特急「サンダーバード43号」富山行きは出発。
途中京都で、席はほぼ埋まり、金沢までその状態が続いた。外はもう暗いので景色を楽しめるような状態ではない。本を読んだりしながら時間を過ごし、22時1分、終着駅富山に到着。
ホテルに入り、大浴場でゆっくりした後、就寝。
翌日朝、5時過ぎに目が覚める。始発電車にも十分間に合う時間ではあったが、少しゆっくりしてからホテルをチェックアウト。富山地方鉄道の電鉄富山駅へと向かう。
宇奈月温泉までの乗車券を購入し、6時18分発の宇奈月温泉行き普通列車に乗車する。
富山地方鉄道は、以前「立山黒部アルペンルート」を旅したとき(記事はこちら)、寺田駅までは乗車したことがある。立山へ向かう線路を右手に見ながら、宇奈月温泉へ向かっていく。途中、上市駅で進行方向が変わり、その後JR北陸本線と併走したり、交差したりしながら、山の奥へと入り込み、7時55分、終点の宇奈月温泉に到着。
駅を出て少しいくと、黒部峡谷鉄道の宇奈月駅がある。
窓口にて9月限定発売の『黒部峡谷・宇奈月温泉とくとくフリーキップ』を購入する。同時に、これから乗車するトロッコ列車の座席を確保しなければならないので、追加料金を支払って「特別車両」券を購入。
『黒部峡谷・宇奈月温泉とくとくフリーキップ』は、宇奈月~欅平間往復乗車券と宇奈月駅または終点の欅平駅で使えるお食事券、さらに宇奈月か欅平で使える温泉入浴権がセットになっており、大人3,500円。普通往復運賃が2,880円なので、620円の追加でかなりお得なセット内容になっている。
「特別車両券」は、窓が付いた(あけることも可能)車両で片道360円。乗車時間が1時間以上になることを考えると、一般車両の背もたれのない座席で乗り続けるのは結構きついと判断しての購入である。
大勢の団体客が改札に並び始め、いよいよ改札がはじまる。
ホームへ降りていくと、2両の電気機関車のあとに、13両の車両が連なっている。
1号車から7号車までは一般車両。団体客でぎっしりである。その後に特別車両がつながっており、指定された8号車に乗り込む。
車内は2つのグループ旅行客(どちらも4名)がいるが、空いている席もある。これなら、景色にあわせて左右に座席を移動することも出来そうである。
8時17分、定刻に宇奈月駅を発車した列車は、黒部川を渡っていく。
途中、駅にいくつか止まっていくのだが、乗降できる駅は決まっていて、後の駅は発電所施設のある駅で関係者以外の乗降は出来なくなっている。
宇奈月から一つ目の駅「柳橋」も、乗降で着ない駅のひとつである。ここには平成5年に出来た新柳河原発電所がある。その姿は、メルヘン街道にあるお城のようである。
風光明媚な景色を眺めながら、列車はさらに山の奥へと向かっていく。
鐘釣駅で団体客が一気に下車し、列車は9時33分、終点の欅平駅に到着。
駅から少し降りていったところに、「河原展望台」と無料の「足湯」があるというので、行ってみることにする。
奥鐘橋を眺めながら、足湯に使ってゆっくりする。これが非常に心地よい。
足湯をたっぷり堪能した後、今度は先ほど見上げていた奥鐘橋に行ってみる。
橋の上からの景色もまたすばらしい。
再び駅へ戻り、駅舎の2階にある食堂で、「とくとくフリーキップ」についている「お食事券」を使う。メニューはこんな感じ。
峡谷そばとご飯、漬物、煮物とドリンクが1品付いている。食べ終わるとちょうど列車の改札時刻となった。
10時43分発の列車で宇奈月駅へ戻る。こんどは「リラックス客車」に乗車。料金520円。
車内は転換クロスシートになっている。窓から入る心地よい風とトロッコ列車の揺れと先ほど食べたそばの満腹感が重なり、うつらうつらしながらの乗車となった。
12時2分、宇奈月駅まで戻ってきた。今度は、「とくとくフリーキップ」もうひとつの特典である「温泉入浴」へ。
駅近くのホテルの中から、「宇奈月ニューオータニホテル」を選んでみた。
大浴場は誰もおらず、大きな内湯と露天風呂を独り占めで堪能したのち、再び宇奈月温泉駅へ戻る。
乗車券と特急券(200円)を購入し、12時40分発の特急で電鉄富山へ戻ることにする。
特急「うなづき号」は、元西武鉄道5000系「レッドアロー」である(こちらでの形式名は16010形)。現役時代は乗車したことがないが、子供の頃に本で見て、一度は乗ってみたいと思っていた車両のひとつである。
車内はワンマン運転向けに一部改造されているが、座席は特急車らしくリクライニング座席となっている。
13時44分、電鉄富山駅に到着。JR富山駅に向かい、「みどりの券売機」で特急券と乗車券を購入、「サンダーバード」禁煙自由席の長い列に並ぶ。
始発駅ということもあり、何とか座席を確保することが出来た。14時12分、定刻に富山駅を発車した特急「サンダーバード32号」で帰宅の途についた。
3連休最終日ということもあって、確かに人は多かったのだが、すべての乗り物において座席を確保でき、また途中足湯や温泉といったところでゆっくりすることができたので、あまり疲れることもなく、旅を終えることが出来た。次は、もっと早い時間に旅に出て、さらに旅を満喫したいものである。
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