北海道1泊2日の旅(8)DMV3号に乗車する
バウチャーと引き換えにここで受け取るのは、JRの乗車券とバス券である。
この浜小清水駅からモードチェンジが行われる藻琴駅まではJR線、藻琴駅から道路を経由して浜小清水
駅、さらにはこの「DMV3号」の終着である網走駅までは、バス路線になるので、このように2枚の切符に分かれるのである。
しばらくすると、JRの運転士による点検作業が始まった。実際にモードチェンジして鉄道モードになるところを見学することが出来た。
鉄道の点検行作業が終わると、今度はバス運転士(網走バス)が乗車し、バスを乗り場につける。いよいよ乗車である。
車内は、もともとマイクロバスを改造しているので、ほとんどそのまま。足元が狭く、荷物は置きにくい。何とか荷物を足元に詰め込んで、発車のときを待つ。
14時53分、クラクションと共に発車、まずは道路から線路へと切り替わる「モードインターチェンジ」へとバスを進める。
モードインターチェンジ上では、モードチェンジのほか、閉塞方式の変更が行われる。浜小清水から藻琴までの間を、このDMVが走行できるようにする手続きである。運転士が「閉塞カギ」と呼ばれるものを外にいる係員に渡して、作業が行われる。
これに多少時間がかかるということで、乗務員によるDMVの解説が行われる。手元には、パンフレットが配られており、DMVの構造や歴史などが詳しく記載されている。
ちなみに、こんな乗車証明書ももらえる。
閉塞方式の変更作業が終了し、「閉塞カギ」が所定の位置に戻されると、いよいよ線路へと乗り入れていく。
ゆっくりと線路に入っていくと、向こうから普通列車がやってくる。DMV3号だけが、この場所で列車との交換が行われるとの事。その後、前のゲートが開き、いよいよ釧網本線に入る。速度はだいたい40キロくらい。車体の下から、レールの継ぎ目ごとに振動が結構伝わってくる。話によれば、もともと軽い車両なので、振動は大きいらしいのだが、乗車人員が少ないとさらに大きくなるとのこと。この便は定員に満たない人数なので、そのあたりも影響しているのだろうか。
線路の脇には、カメラを持った方がたくさんいらっしゃる。先ほどまでは自分もそちら側にいたのだが、今度は乗車している側である。
そして、藻琴駅のモードチェンジ場所に到着。
車体が下がり、線路から離れるのはあっという間である。ここで、再度閉塞方式の変更作業が行われる。DMVが走行してきた区間を他の列車が走れるようにする手続きである。再び「閉塞カギ」の受け渡しが行われ、作業が終了すると、駅前まで細い砂利道を走り、いよいよ道路走行に入る。
今回のルートは、「感動の径」と「白鳥公園」を廻るルートになっていて、途中第1弾・第2弾のルートも経由する。品種改良で背丈の低いひまわり畑やビート畑など、北海道らしい風景を見ながら軽快に走っていく。乗り心地は、マイクロバスのそれと全く同じである。
先ほど「列車」として通過した原生花園駅の横を「バス」として通過。
そして、こちらも先ほど「列車」として通った踏切を、「バス」として一旦停車した後に渡って、DMVは浜小清水駅に到着した。
ここでガイドさん・JRの運転手と乗客数名が下車し、残った乗客は網走駅まで向かう。
沈む夕日を眺めながら、走ること20数分、終着の網走駅に到着した。
帰りは女満別空港から帰ることになっている。飛行機の時間まではまだ余裕があるのだが、連絡バスの本数がそれほどないので、早めではあるが空港へ移動する。
バスに乗車すること約25分で、女満別空港に到着。特におみやげ物を買うこともなく、椅子に座って搭乗時間が来るのを待つ。
待つこと1時間半、ようやく搭乗の時間となり、飛行機に乗り込む。
機内は懐かしいシートの色・・・旧JAS機材のMD81である。ANAさんに比べるとJALさんは機材更新が遅れているので、このような懐かしい飛行機に乗ることが出来るわけだが、、オーディオサービスもなく、当然モニターもない。これで飛行時間が2時間35分というのはかなり厳しかった。また、途中かなり揺れたところもあり、今回は往復共に飛行機の揺れにやられるということになってしまった。
何とか「リバース」には至らずに関西国際空港に到着。その後はリムジンバスと電車を乗り継いで帰宅した。
今回はかなりタイトなスケジュールながら、やろうと思っていたことはすべてこなすことが出来たので、内容は「濃い」ものになったのだが、やはり北海道に1泊2日というのは短すぎて物足りない。せめて2泊3日、できればそれ以上の期間で訪れたいところである。
果たして、次はいつ行けるだろうか・・・。
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