変えていいもの、変えちゃいけないもの
水曜どうでしょう公式HPの「ウラ」が久しぶりに更新された。
「DVD第10弾「東京2泊3日70km/マレーシア・ジャングル探検」の全容」というタイトルで、藤村Dによって書かれたものである。
今回の2つの作品が、どうでしょうにとって「ターニングポイント」となる企画であったことが、書かれているのだが、それに加えて今回のDVDで新たなこと(藤村Dいわく「スペシャルなこと」)が2つ行われているという。
1つは、DVDのオープニング映像(CI)が、高坂希太郎監督総指揮の元によるCGアニメに変わるということ。登場するonちゃんも、着ぐるみバージョンになり、その動きは本当に「安田さん」が入っているかのように見えるとのこと。いったいどんな風に変わったのか、とても楽しみである。
そしてもう1つは、予告編の音楽(おなじみ「ガメラ」の音源)が、ポルノグラフィティーのプロデューサー・本間昭光さんの手によって、新たな曲に変わるということ。
藤村Dは、そのレコーディングにも立ち会われたそうで、最後にこんなことを書いている(以下引用)。
みなさんと同じく、いろんな方とつながって、テレビとはまた違う「水曜どうでしょうDVD」が出来上がりました。
(引用ここまで)
さて、問題はここである。
この「テレビとはまた違う「水曜どうでしょうDVD」」は、「水曜どうでしょう」なのだろうか?
これまでにも、テレビ本放送・リターンズ・クラシック・DVD、それぞれが少しずつ違ったものになっているのが「水曜どうでしょう」の姿であった。それは、さまざまな「事情」(例えば音楽の権利問題や、著作権の問題など)によって変えられたものが大半で、ある意味「仕方がない」ものであった。
しかし、今回の予告編音楽の新規作成は、ちょっと違う。
どうでしょうの「予告編」は、あの音楽があってこそではないだろうか。
本編とは関係のない映像を挟み、不必要な緊張感をあおり、「おいおい、来週どうなるんだよ?」という気持ちにさせる。映像と音楽があれほどぴったり合った「予告編」は、それだけで一つの「作品」だと思う。それが、変わってしまう・・・「別に作る必要もないものを、わざわざ作って、差し替える」ことに、現時点ではその事実を受け入れることは困難だといわざるを得ない。そこは「変えちゃいけない」ところだと思うのだが・・・。
まあ、どんな音楽に仕上がったのかも分からない状況だし、実際に新しい音楽による「予告編」を見れば、また違った感想を持つ可能性もある。
「1/6の夢旅人」が使えなくなり、「ベトナム縦断1800キロ」の最終夜エンディングで「1/6の夢旅人2002」という「新曲」が投入されたときに感じたように、「これはアリやな」と思うかもしれない。
いずれにせよ、5月に手元にやってくるDVDの「予告編」には未知の曲が使われているということだけは、紛れもない事実。あと1ヶ月と少し、とりあえずは手元に来るのを待つしかない・・・。
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