あこがれの乗り物に乗る旅
(※時系列を合わせて読みやすくするために、公開日時を変更しました)
5月18日日曜日、起床時間はいつもと変わらず。
まだ今日の予定は立っていないので、いろいろと考えてみる。
今日も物産展は開催中、そしてHTBの佐藤麻美アナウンサーが来場されるという。
日曜日でそんな特別ゲストの来場となれば、土曜日以上の混雑は必至である。
買いたいものはすでに購入しているし・・・物産展行きはこの時点で消えた。
それから、どうするか決まらないまま時は流れ、ネット上に何か面白い情報はないか、探していたところ、ふとブラウザのブックマークに目が留まった。
「あ・・・これ・・・今から間に合うかな?」
路線検索を使うと、今出れば「その列車」にちょうど間に合うことが判明したので、すぐに宿をチェックアウト、最寄の駅から電車に飛び乗って、到着したのは「北千住」である。
いったん改札を出て、必要な切符を購入し、再度ホームへ。
待つことしばし・・・ついにその列車がやってきた。
2008年3月15日より、東京メトロ千代田線に乗り入れを開始した小田急電鉄のロマンスカー「MSE(Multi Super Express)」である。
9時13分、定刻に北千住駅を発車した「メトロはこね」は、千代田線の地下駅をどんどん通過していく。
リクライニングシートから眺める地下鉄駅の風景というのは、なかなか新鮮である。
代々木上原で乗務員の交代が行われ、ここからは小田急線を走行していく。
座席前のポケットには「るるぶ」の特別編集版が設置されている。
10時57分、小田原駅に到着。ここで後ろの4両を切り離して、前6両が終点の箱根湯本まで行く。本当はこのまま箱根湯本まで乗っていきたかったのだが、あいにく満席であった。
ここから先は箱根登山鉄道線となる。いったん改札を出て、1日乗車券を購入(1,500円)。
再びホームへ戻り、箱根湯本行きの各駅停車に乗車する。
以前は箱根登山鉄道の列車がこの小田原までやってきていたのだが、現在は小田原-箱根湯本間は小田急の電車のみが行き来するようになっている。
箱根湯本からはいよいよ箱根登山鉄道の車両に乗車することになる。
(強羅駅にて撮影)
3両編成の電車は、あっという間に満員。電車は20㎞/h程度の速度でゆっくり走り、途中3度のスイッチバックを行いながら、終点の強羅へと向かう。
2両編成のケーブルカーは満員で出発。扉にもたれかかるのだが、途中駅に着くたび、両側の扉が開くので、完全に身をゆだねることは出来ない。
行き先によってどちら側のドアからが決まっている。もし間違えて降りてしまうと、線路を横切ることができないため、次にやってきたケーブルカーの車内を通り抜けなければならないのである。
乗車時間約10分で、終点の早雲台に到着。
この先はロープウェイがあるのだが、時間が読めないのと、手持ちの乗車券では利用できないことなどを考えて、ここから引き返すことにした。
再びケーブルカーと登山電車を乗り継いで箱根湯本へ。
箱根湯本から小田原までは、特急料金200円を支払い特急に乗車。
小田原からは、JRを利用して川崎へ、さらに京浜急行に乗り換えて、羽田空港へと到着した。
飛行機の出発まではまだ2時間以上ある。とりあえずチェックインだけ済ませようと、自動チェックイン機で手続きをする。すると、当該便での座席のアップグレードが可能とのボタンが表示された。それも「クラスJ」だけでなく、「ファーストクラス」にもアップグレードできるという。
「クラスJ」ならプラス1000円、「ファーストクラス」ならプラス8000円・・・ここは、せっかく空席があるのなら、ということで「ファーストクラス」へのアップグレードを選択してみた。
「ファーストクラス」では、専用の入口が設置されているというので、そちらに入っていく。
ファーストクラス専用のセキュリティゲートを抜けると、ラウンジがある。
落ち着いた雰囲気のラウンジは、フリードリンク(アルコールもあり)、さらに持ち込んだノートPCから無線LANによるネット接続も可能となっている(対応する無線LAN契約が必要)。
早速、パソコンを取り出し、メールのチェックや、記事の下書きなどの作業を行う。落ち着いた雰囲気の中でパソコンを使えるのはありがたい。
時間ぎりぎりまで作業を続け、ラウンジを出ると、搭乗口はすぐ近くであった。
しばらくして搭乗開始の時間となったので、飛行機に乗り込む。
座席は前後の間隔が非常に広く、席そのものも大変ゆったりしている。CAさんがご挨拶に訪れ、新聞だ、飲み物だ、食事だと、いろいろ聞いてくれるのだが・・・貧乏人がこういうところに乗ってしまうと、逆に気疲れしてしまう(苦笑)。
座席の写真などは撮影できなかったのだが、提供された食事は撮影できたのでご紹介しておく。
見てのとおり、大変お上品なお食事である。これ以外にも、「らーめんですかい」なども食べることができるとのこと。
あっという間に大阪国際空港に到着。できることならもう少し乗っていたいくらい、快適な空間であった、気疲れすることを除けば(苦笑)。大阪ー札幌などの長距離路線に導入されれば、乗ってみる価値はかなりあるように感じた。
空港到着後は、リムジンバスと電車を乗り継ぎ、帰宅となった。
今回も、旅の計画はアバウトな状態で出発したのだが、結果的には1日目・2日目ともになかなか面白い旅が出来たように思う。さて次回はどんな旅が待っているだろうか?
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