北海道旅行の記事を書いていたら、すっかり遅くなってしまったのだが、先日放送された「みゅーじん/音遊人」(TV東京系)について、少しばかり記事を書こうと思う。
今回の密着アーティストは「スターダスト・レビュー」である。
番組の冒頭から、「音楽番組」のはずなのに、おかしなシーン&ナレーションから始まる。
ナレ「ライブ会場は、笑いに包まれていた」
映像:爆笑する観客
そこにボーカルの根本要さんのMCシーンが挿入される。
「うちはね 全くヒット曲というのがないわけですよ」
「知らない曲は新曲だと思って聴け」
そしてまた爆笑する観客の映像である。
その後は「夢伝説」の頭が流れる・・・スタレビさんの「振り幅の大きさ」がとても分かりやすく表現されているオープニングである。
「この夏、面白くてカッコイいスターダスト・レビューの熱いライブに迫った」ということで、その後は、楽屋の映像や、実際のライブの映像、リハーサルの様子などが紹介されていく。
ライブの映像は細切れにカットされているのだが、編集がうまくなされており、スタレビさんのライブの楽しさ、そして音楽の素晴らしさは十分伝わっているように感じた。
ライブのシーンでは7月末に行われたテアトロンでのライブの映像がたくさん使われていた。客席がやたらと映るので、映っていないことを祈りつつ見ていたのだが、ギリギリ映っていなかったようである(笑)。
熱海で行われた野外フェスのトリをつとめたスタレビさんは、持ち時間30分という中で、「AMAZING GRACE」のアカペラで観客をつかみ、「木蘭の涙」でスタレビワールドに引き込んだら、「夢伝説」「と・つ・ぜ・んFall In Love」と畳み込む。こうなればもうスタレビさんの「勝利」である。
昨年夕張で行われた「CUE MUSIC JAM-BOREE」の時もそうであったが、どんな場所でも「自分の土俵」に観客を引きずりこむことが出来る。「ライブは勝って当たり前」、スターダスト・レビューが「最強のライブバンド」と言われるのは、こういうところにあるんだなあと、改めて実感させられた。
熱海のライブでは、アンコールに応えたいものの、屋外のため決まった時間を越えて演奏することは出来ないという状況下、5分足らずのその時間を「THE LONGEST TIME」をアカペラで演奏、最後まで観客を楽しませる。一度見たら、二度三度、何度でも見たくなるスタレビさんのライブ、今回も番組を見ながら「ああ、またライブ見に行きたいなあ!」と強く思ってしまった。
番組の最後に根本さんは「スターダスト・レビューのモットー」をこう語った。
「高い音楽性と低い腰」
昔からずっとおっしゃっていた言葉なのだが、改めて聞くと、この言葉ほど「スターダスト・レビュー」というバンドを一言で言い表せている言葉はないなあと思う。
冬のライブツアーも発表され(公式サイト情報)、ツアータイトルも「暮れの元気なご挨拶~お歳暮付き~」ということで、今回もなにやら楽しそうな気配がする。何とかして見に行きたいものである。
最近のコメント