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2008.10.15

藤村Dの「劇的3時間SHOW」を見る(4)

では、続きである。

ドラマ「歓喜の歌」を作る前に、立川志の輔さんの落語を見に行ったところ、3時間という長時間にもかかわらず、飽きることが無かった。
2時間で飽きる芝居はたくさんあるのに、おっさん一人しゃべってるだけなのに飽きない。
ものすごいお金(100何十億も)をかけて作られた2時間の映画と、志の輔さんの3時間の落語に、相通ずるものはあるんじゃないか。そこを突き詰めて考えた人が、モノを作れる。

志の輔さんの落語が飽きない理由のひとつは、「テンポ」。どうでしょうも「テンポ」で編集している。
最近編集機がデジタル化されて、パソコンの画面で音声の波形を見られるようになったのだが、藤村Dの笑い声は波形がきれい(笑)どこでもつなげる笑い声である。
藤村Dと大泉さんとのやりとり(=セッション)は、ラジオ局の人に「ラジオですよね」と指摘されたこともある。

テンポのよい編集は、嬉野Dの「乱暴なカットつなぎ」から始まった。
嬉野Dいわく、大泉さんの喋りが気持ちいいので、ありえない画のつなぎ方で喋り部分をつないでいく。それを藤村Dが見て、まねて、自分のものにしてしまい、もう嬉野Dには編集をさせない。嬉野Dがつないだものすら自分でやり直してしまう。
最近、編集作業を一部ほかの人に任せることがあるそうなのだが、そのときに編集点が多いことと、どこから持ってきたかわからない、ありえない画や音が入っていると指摘されるそうで、特に「カブ」企画の場合は、1時間前の映像を持ってきたりするなど、そういう編集が多いそうである。

すべてはテンポ、テンポがいいと見れちゃう。テンポは大事である。
たとえば、「マラソン中継」は、ただ走っているだけなのに、これも見てしまう。あれも「テンポ」があるからではないか?

ここで、藤村Dがトイレに行きたいと言い出す。
嬉野Dは、こんなことを言い出す。
「あんた、落語家みたいだよ」
「しゃべってもねえのに爆笑とか」
「そういう素養がある」

話は、今回の「ジャパン国際コンテンツフェスティバル」についての話へ。
川越で行われた物産展の会場に韓国の方が来て、韓国でも「どうでしょう」を見ているといわれたとのこと。韓国の中にコミュニティがあり、テロップを韓国語に差し替えたものが出回っているらしい。
今回の「ジャパン国際コンテンツフェスティバル」を、東京でやっている時点で「違うな」と藤村Dは言う。
「水曜どうでしょう」は、たまたま北海道で作られた番組で、道内で流され、それが全国で流れるようになったのだが、作り方は全く変わっていないし、変わりようがない。
海外で番組を作るために何か変わったかと聞かれるが、何も変わらない。「海外戦略」と言っている時点で違う。
まず、面白いものを作れる環境を作ることがすべて。アイディアを形に出来る奴が勝ち。いくらアイディアを持っていても形に出来なければ意味がない。作る機会をどれだけ作れるか、環境を作れるか重要。

「どうでしょう」について、よく「コンテンツのマルチユース」だとか「優れたビジネスモデル」だとか言われるが、「ビジネスモデル」は後からついてくるもので、最初は低い視点から始めていくもの。
今、どうでしょうはロスでも放送されているという話から、藤村Dからはこんな発言も飛び出す。
「スピルバーグが見てくれねえかな」
「ミスターフジムラ!ミスターフジムラ!ジュラシックパーク4!とか言われて」
「大泉さんのハリウッドデビュー作ですよ。恐竜に投げ飛ばされて死んでいく」

「環境を作る」ということと「マニュアルを作る」ということは違う。マニュアルを作ってそれに基づいて作るものは面白くない。

またもや藤村Dがトイレに行きたいと言い出して、ここで第1部が終了(19:54)。
約10分間の休憩を挟んで、第2部がスタートとなるわけだが・・・それはまた別の記事にて

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