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2008.10.14

藤村Dの「劇的3時間SHOW」を見る(2)

では、続きである。

手元に資料を持った藤村Dは、事前に寄せられた質問事項を紹介していく。
3時間SHOWの公式サイトで藤村Dが書かれていたメッセージの影響もあってか、今のTVがつまらない、深夜枠で面白かった番組がゴールデンタイムにいって面白くなくなった、今はニュースとどうでしょうしか見ないなどなど・・・藤村Dは、「俺が言ってんじゃねーぞ」と言いながらさまざまな意見を読んでいく。

そして藤村Dは、「TVは面白くない」のはなぜか?ということを考えるにあたり、「TVは友だち」という考え方を提示する。
たとえば、クラスに40人いたとして、そのうちの一人がクイズが面白いといってクイズを出して人気者になったとする。するとほかの5,6人も同じようにクイズを出して人気者になろうとする。藤村Dがもしそのクラスにいたとしたら、そのクイズを出すやつらとは仲良くならず、たとえば「運動するのが面白い」というやつと友達になりたいという。
では、なぜクイズを出すクラスメートが出てきてしまうのか(換言すれば、なぜ「クイズ番組」ばかりが制作されるのか)。

その原因は「視聴率」だという。

藤村Dは、制作部に配属される以前は東京でTV営業の仕事(スポットCMをいくらで売るかを計算する仕事)を5年していたので、テレビ局がどうやって儲けているかという仕組みはよくわかっていたという。そこで、制作部にきたときには視聴率の取れる番組を作ろうと思って、「水曜どうでしょう」を始めたという。つまり「水曜どうでしょう」は最初「視聴率ありき」でスタートしたのである。しかし、今となっては視聴率は頭の中に無いという。

テレビ番組のあるべき姿とは何か。
テレビ番組は、CMを流すこと、スポンサーからお金をいただいて番組を作っている。だから視聴者は無料で番組を見ることが出来るわけだが、企業に対して番組にお金を出すことのメリットを明示する指標を作るために生まれたのが「視聴率」というものである。
今の社会は「数字で結果の出ないものはありえない」という風潮になってしまった。

しかし、スポンサーは番組が良質であること、視聴者を楽しませることに対してお金を払うということもある(たとえば、東京ディズニーランドのアトラクションには、さまざまな企業がスポンサーとしてついている)。
「良質な番組」を作り、それが視聴者に支持される=結果として視聴率をとる番組ということになるはず。

視聴率をとるのは「テクニック」で出来る。たとえばCMまたぎ(続きはCMの後!といって、引っ張ったり、同じシーンを何度も繰り返してみせるなど)。見ているほうは腹が立つ。「早く結論言え!」と言いたい。でも気になるから見てしまう。結果として視聴率の数字も引っ張ることが出来る。しかし「それ面白いのか?」と思う。

テレビ局はこれまで、視聴率でお金を集めて、コスト管理をしてきた。
15年から20年前は数字が取れないとだめというのが当たり前の世界であった。
しかし、「そうかな?」「視聴率が取れたらそれでいいのか?」とみんな思い始めた。

生まれたときからテレビがあった人たちは、テレビの仕組みがみんなわかっている。
だから、変えなきゃいけない。視聴率を目的にしていてはダメになる。

と、ここまでで約30分が経過。
「視聴率」に関する話は、テレビ局の社員としてはかなり思い切った発言だと思う。

そして、この次にいよいよ「ゲスト」が登場するのだが・・・それはまた別の記事にて(いったい何本の記事になるのか、見当もつかない)。

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