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2008.12.02

0系の代わりに東京へ行ってみた

2008年11月30日、0系新幹線の営業運転が終了した。
最終列車に乗りに行こうかとも考えたのだが、5月に一度乗車しているし(記事はこちら。アルバムもUP)、ものすごく混雑しているだろうと思い、乗るのは断念。
しかし、走り行く姿はみたいと思って、新大阪駅7時59分発のこだま639号博多行きを見に行くことにした。
ホームは混雑しているだろうし、取材陣もたくさんいると思ったので、駅構内ではなく、駅と交差している新御堂筋からその姿を眺めることにした。
7時47分、0系が福山発のこだま号として新大阪駅に到着。

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そして、7時59分。新大阪駅発としては「ラストラン」となる0系新幹線を動画で撮影した。

ああ、行ってしまった・・・。
ラストランは山陽新幹線内のみの走行である。東海道新幹線の区間を、京都タワーの前を、関が原を、名古屋のセントラルタワーを、浜名湖を、富士山を、東京のビル群をバックに、走ることはかなわなかった。
そんな「0系」の「無念」を晴らすべく、新大阪駅から新幹線で「東」へと向かった。

今回、久しぶりに「ぷらっとこだま」を利用することにした。

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新大阪から品川まで、グリーン車に乗車して、お値段11,500円である。
朝早かったこともあって、京都を過ぎたあたりから睡魔に襲われ、関が原も、名古屋のセントラルタワーも、浜名湖も、富士山も、まったく見ないまま、気がつけば窓の外には東京のビル群が広がっていた・・・何やってんだ?(苦笑)

しかし、これで終わりではない。
電車を乗り継いで向かった先は「池袋」である。
ここで、こんな舞台が上演される。

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ギンギラ太陽'sさんの「BORN TO RUN さよなら初代0系新幹線~引退記念スペシャルバージョン~ 」。今年5月に西鉄ホールで上演された作品である。今回は「スペシャルバージョン」として、「女ビルの一生」も上演されるという。これは見に行かねば!と思い、電子チケットぴあでこの日の公演チケットを手配したのである。

上演前、ロビーには新幹線の懐かしい写真がパネル展示されていたり、0系のかぶり物の顔出し看板があったり、新幹線の鉄道模型ジオラマがあったりと、観る前から楽しませてくれる。

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物販コーナーの横には花が飾られており、オフィスキュー・鈴井社長からも届いていた。

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ちょっと驚いたのは、カシオペアの向谷さんからのお花があったこと。
会場の隅には、向谷さんプロデュースのDSソフト「鉄道ゼミナール」や、台湾新幹線のDVDなども置いてあった。

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そういえば、10月の「鉄道フェスティバル」のときに、日比谷公園の入口で本公演のチラシが配られていたのを思い出した。

開場時間になると、改札口が設けられ、切符(チケット)のモギリが行われ、さらに場内アナウンスは車内アナウンス風と、5月の公演よりもバージョンアップがなされていた。

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(アナウンス前のチャイムが「いい日旅立ち」だったのがちょっと残念。昔懐かしい「新幹線チャイム」だったらなおよかったのだが・・・というのはヲタ過ぎるか)

もちろん、開演前のバス軍団もいつもどおり縦横無尽に走り回っていた。

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そして、上演開始。
0系営業運転最終日に、東京に来ることが出来なかった「本物」の代わりに、舞台上で走る「0系」。ストーリーは、5月に観ているのでわかっているのだが、同じシーンでぐっと来てしまう。
間に上演された「女ビルの一生」、こちらは11月頭に観た「天神開拓史」とも繋がる話ということもあり、これまたやられてしまった。

公演終了後には、元国鉄新幹線運転士である中村信雄さんを迎えたトークショーもあり、短い時間ながらいろんなお話がうかがえた。「0系は動態保存で残すべきだ」といった内容のことをお話されていたのだが、これは本当にそう思う。今あるすべての新幹線の「基礎」となった0系である。動く状態で保存するのが一番よいのだが・・・。

公演終了後は、東京駅へ向かい、最新の新幹線「N700系」に乗車。

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さすが最新型である。車内は静かだし、揺れも少ない。「でも、こいつも0系がいたから生まれたんだよなあ・・・」と思いながら、帰宅の途へとついた。

0系の運転は「さよなら運転」がまだ残っているので、乗車は出来ないが見には行きたいと思っている。

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