日本唯一のアプト式鉄道に乗りにいく
この土曜・日曜と旅に出ていた。出発時点では、いつものごとく目的を定めていなかったのだが、電車を乗り継いでいる間に、まだ乗車していないある路線のことが頭の中に浮かんだので、それに乗るための旅となった。
その路線とは、「大井川鉄道井川線」である。
大井川鉄道本線には、以前乗車したことがある(もちろんSLにも乗車した)。しかし、そのときは時間の都合で井川線まで乗ることができなかったので、今回乗ってみることにした。
出発した時間が遅く、土曜日のうちに井川線に乗車することは不可能だったので、大井川鉄道沿線の宿を携帯サイトで探し、寸又峡温泉の宿を確保。
東海道線をひたすら乗り継いで、大井川鉄道の乗換駅である金谷駅に到着。
改札口で、切符を買い求める。
2日間大井川鉄道全線と寸又峡温泉へのバスが乗り放題のフリーきっぷである(5,000円)。
ホームにはすでに電車が到着していた。
元・近鉄特急16000系である。
現在も同型の車両が近鉄南大阪線を走っている。ワンマン改造されているものの、それ以外は「近鉄特急」のままである。
乗っている間に外はあっという間に真っ暗となり、終点の千頭駅に到着。ここからはバスで寸又峡温泉へと向かう。
乗客は私一人。貸切状態で出発したバスは、暗闇の山道を進んでいく。暗くてよくわからないのだが、かなり狭くカーブもきつく、ふと携帯電話を見ると「圏外」表示・・・本当に温泉地に向かっているのか不安になりながら、乗り続けること40分弱、ようやく寸又峡温泉に到着。宿もバス停から程近く、チェックイン後は温泉を堪能した後就寝。明日の「メイン」に備えることにした。
翌日曜日。
朝食を済ませ、チェックアウトした後、再びバスに乗車。
今度は結構な乗客がいる。
30分ほどで井川線の奥泉駅に到着。ここでいよいよ井川線に乗車となる。
今日は6両編成(機関車を入れると8両編成)で、後ろの3両は途中接岨峡温泉駅で切り離しされるとのことで、前の車両に乗車する。
線路幅がJRと同じ(1067mm)なので、小さい車両ではあるが圧迫感はあまりない。
次のアプトいちしろ駅から長島ダム駅間は日本で唯一のアプト式鉄道である。ここで、後方にアプト式専用の電気機関車を連結する。
今日は、編成が長いため2両(重連)であった。
連結作業を終えた後、いよいよ出発。1,000メートル走る間に90メートル登るという急勾配を登っていく。
乗っている分には、あまり勾配を上っている感覚はないのだが、、長島ダム駅に到着してから、窓の向こうに見える線路を見るとよくわかる。
井川線の魅力は、この後もさらに続く。
接岨湖の上に架けられた「レインボーブリッジ」の上には、「奥大井湖上駅」という駅がある。時間の都合上降りることはできなかったが、機会があればぜひ一度は訪れたい駅である。
さらに、いくつものトンネルと、その合間に見える美しい景色を眺めながら、終点の伊川駅に到着。
列車の本数が少ないため、折り返しの列車で、千頭駅へと向かう。
千頭駅では乗り換え時間わずかで、金谷駅行きに乗車。
帰りも元・近鉄特急である。できればほかの車両にも乗りたかったのだが・・・と思っていたら、逆向きの電車は違う車両ばかり。
元・南海電車。
元・京阪電車。
あと、SLともすれ違ったのだが、こちらは例の「一眼レフ」で撮影したので、もしうまく撮影できていれば、後日UPしたいと思う。
※追記:SLとの写真をUPしておく。
今回は、SLに乗車することができなかったので、今度はSLにも乗車したいと思う。
参考:大井川鉄道公式HP
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