姫新線の新型車両に乗ってみる
姫路と新見を結ぶJR姫新線のうち、姫路-上月間は、軌道や設備の改良と新型車両の導入によって、所要時間の短縮を図る「JR姫新線輸送改善事業」が進められている。
事業年度は、平成21年度までとなっており、現在もホームのかさ上げ工事などが随時進められているところだが、新型車両はすでに今年3月のダイヤ改正から導入されている。というわけで、先日その新型車量に乗車してきた。
姫路駅3・4番ホームが姫新線の乗り場となっており、ホームに行くとちょうど2つの車両が停車中であった。
右側(手前)がキハ127系(2両編成)、左側(奥)がキハ122系(1両編成)である。今回乗車するのは、1両編成のキハ122系である。
車体には公募で決まった新型車両のシンボルマークが描かれている。
沿線のたつの市出身の詩人三木露風が作詞した童謡「赤とんぼ」をイメージしたデザインである。
車体の2本のラインは、「稲穂」と「赤とんぼ」をイメージした黄色とオレンジになっている。
車内はこんな感じ。
2列+1列の転換クロスシートになっている。
運転室後ろのガラスもかなり大型なので、「かぶりつき」には最適といえるだろう。
というわけで、姫路駅から本竜野駅まで「かぶりつき」で乗車してみた。前方の線路を見ると、軌道改良が行われているところと、まだ行われていないところがはっきりとわかる。
手前の白く見えるところは改良済み、その先の暗く見えるところは未改良の軌道である。といっても、走行速度がそれほど速くはないので、乗り心地の差はあまりよくわからない。
途中、姫路鉄道部(車両基地)の横を通過する。そこには、新型車両が走る前に活躍していたキハ40系が並んで留められていた。
黄色い車両は、兵庫県のマスコットキャラクター「はばタン」デザインの車両である。先日この車両のチョロQが発売されたらしい(詳しくはこちら→『はばタン列車チョロQ キハ40 2091』を発売。(JR西日本))。
姫路から乗車すること約22分で本竜野駅に到着。
駅舎は橋上化工事の真っ最中で、仮駅舎となっていた。国鉄時代から活躍していた上下線のホームをつなぐ跨線橋もいずれはなくなってしまう。便利になる一方で、味わいのある駅舎がどんどんなくなっていくのはやはり寂しいものだ。
改善事業が完了すると、最高速度が85km/hから、100km/hに引き上げられるとのことなので、またそのときに乗りたいと思う。
参考:姫新線姫路上月駅間電化促進期成同盟会
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