東京都内の「軌道線」に乗ってみる
さて、先週土曜日「技研公開」を見終わった後、宿に入るまでの時間を利用して、もうひとつの「せっかく東京まで来たんだから何かやって帰りましょう企画」を実行してきたので、それについて記事を書くことにする。
技研前からバスに乗り、三軒茶屋駅で下車する。
三軒茶屋駅といえば、ここから東急世田谷線が走っている。玉川線の廃止により、玉川線の支線だった三軒茶屋-下高井戸間が独立して「世田谷線」となってから今年でちょうど40年を迎えるそうで、その記念イベントがいろいろと行われている。
その中でも、この三軒茶屋駅に直結している「キャロットタワー」にて、世田谷線の写真展と模型展が行われているという情報を、鉄道映画女優史絵.さんのブログ(該当記事はこちら)から得たので、それを見に行くことにした。
中の写真は撮影できなかったのだが、世田谷線として独立した40年前から、現在に至るまでの沿線や電車・駅舎などの変遷が写真で紹介されていたほか、すでに引退した80形という古い車両の部品なども展示されていた。80形にはずいぶん前に乗車したことがあり、板張りの床がとても印象に残っている。
模型展では、HOゲージ・Nゲージのレイアウトが広がっており、運転体験も出来るようになっていた。
展示を見たら、やはり「実物」に乗らないわけには行かない。というわけで、下高井戸まで5km・約16分の旅に出る。
運賃は全区間均一制大人140円。三軒茶屋駅では、改札で運賃を支払うことになる。現金のほか、「せたまる」という世田谷線専用のICカード、またPASMOやSuicaも利用可能である。
世田谷線を走るのはこの300系。ホームとの段差がなく、バリアフリー化が図られている。
車内がかなり混雑していたので、写真はまったく撮れず・・・終点の下高井戸駅に到着。
さて、宿に行くにはまだ早い。となれば、都内にあるもうひとつの「軌道線」にも乗るしかない。というわけで、京王線とJR山手線を乗り継いで向かったのは大塚駅。ここは、都電荒川船との接続駅である。
この記事の冒頭で紹介した鉄道映画女優史絵.さんのブログでもよく登場する都電荒川線、こちらもいつも混雑している。ホームで待つことしばし、三ノ輪橋行きの電車がやってきたのだが・・・あれは!
今年4月に導入されたばかりの新型車両8800形である!!
乗れたらいいなとは思っていたのだが、まさかいきなり来るとは・・・車内はかなり混雑しているが、何とか乗り込む。車内の写真を撮りたいのだが、これまた撮れる様な状況ではない。
立ったまま、乗り続けていると王子駅前電停で、隣の線路に気になる車両を発見!
いったん王子駅前で下車すると、8800形のすぐ後ろにその車両がやってきた!
レトロ車両9000形である!
これも乗れたらいいなと思っていたのだが、このタイミングでやってくるとは・・・行き先は荒川車庫行きなので、乗車できるのはわずかな区間だが、もちろん乗車する。
乗客もそれほどおらず、終点の荒川車庫電停で他の乗客が降りたのを見計らって、車内の写真を1枚撮影することが出来た。
落ち着いた雰囲気の車内である。もう少し乗っていたかった・・・。
電車を降りると、ちょうど車庫に入っていくところだったので、デジカメの動画機能で撮影してみる。
しばらくすると、先ほど王子駅前で降りた8800形が三ノ輪橋から折り返してきたので、こちらも動画で撮影してみる。
さらに昔の塗装に戻った7000形7022号もやってきた。
そうこうしているうちに、ちょうどいい時間になったので、本日の宿へと向かうことにした。
今回の2つの「軌道線」乗車は、乗ってみたい、見てみたいと思っていた車両を一挙に制覇することが出来、かなり幸運であった。今度は、1日乗車券などを購入して、乗り降りしながら楽しむことが出来ればと思っている。
本日のおすすめ:鉄道女優史絵.さんの出演作品(DVD)
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