「お伊勢さんきっぷ」の旅(1日目)
ふと思い立ち、以前記事にした「お伊勢さんきっぷ」を使って旅に出ることにした。
まずは阪神三宮駅の駅長室できっぷを購入(5000円)。
カード型のきっぷと、伊勢志摩地区までの特急券引換券・伊勢志摩地区用の特急券引換券・観光施設の割引などが適用される特典券が入っている。
特急券は三宮駅でも引き換え可能なのだが、快速急行の発車時刻が迫っていたため、とりあえず乗り込む。
大阪難波駅で快速急行を降り、ホームの特急券うりばで特急券を引き換え。
伊勢志摩方面直通の特急が出発した直後だったので、大和八木駅で乗り換えることになる。
まずは名古屋行き特急に乗車。
大和八木駅で隣のホームにやってきた賢島行き特急に乗り換える。
伊勢志摩ライナーだ!
乗車すること1時間ちょっとで、伊勢志摩地区フリー区間の入口駅である伊勢市駅に到着。
まずは駅から歩いていける外宮へ向かうことにする。
JR側出口へ向かって歩いていくと、階段の広告に目が留まる。
「みすたの湯」と読みそうになった(笑)使われているフォントも「どうでしょう」っぽいし。
それはさておき。
駅前にはこんな看板が設置されている。
「お伊勢参りは外宮から」
お伊勢参りは外宮、内宮の順におまいりするのが古くからのしきたりとされているとのこと。
外宮へ向かう道は閑散としている。
天気はあまりよくないが・・・それにしても人がいない。電車で来る人はあまりいないのだろうか?
しばらくいくと、こんなものを発見。
外宮までの距離案内の隣にあるのは、電車の写真である。何かと思って裏側に回ってみると、この電車についての解説があった。
この電車は明治36年に開業した三重県初の電車だそうで、昭和36年まで走っていたとのこと。
さらに進むといよいよ外宮の敷地内へと入っていく。
敷地内にはそれなりに参拝者がいる。車で来ている人が多いのだろうか。歩くこと数分、ようやく正宮に到着。
中は撮影禁止である。隣には、この正宮とまったく同じ広さの敷地がある。
20年に1度、「式年遷宮」という行事が行われており、次回は平成25年に行われるとのこと。
外宮の次は内宮に向かう。外宮前のバス停からバスに乗車し、内宮へ。
国道23号線もここが終点である。
国道の「終点」という表記を見たのは初めてかもしれない。
内宮といえば、あの大きな橋「宇治橋」である。小学生のころ、修学旅行で訪れたときには宇治橋を渡り、五十鈴川で手を洗ったような記憶がある。その橋の場所へ行ってみると・・・
おお、「サイコロ4」の場所だ・・・あれ?橋が?
橋は式年遷宮に向けて架け替え中であった(今年11月3日に渡始式が行われるとのこと)。というわけで、横に架けられている仮橋を渡る。
仮橋の上からは、架け替え工事の様子を見ることができる。
橋を渡って正宮へ向かうのだが、先ほどの外宮と異なり、雨にもかかわらず多くの参拝者がいる。
五十鈴川の御手洗場にも多くの人がいる。
ずいぶん歩いてようやく正宮に到着。
もちろん、こちらにも隣に同じ広さの敷地がある。
こちらは大き目の看板が立てられて、よりわかりやすくなっていた。
さて、外宮・内宮の参拝が終わったら、多くの人が訪れるおはらい町のほうへと歩いてみることにする。
こちらもかなりの人出である。
「伊勢神宮」「どうでしょう」とくれば、やはりあの場所にいかなければならないだろう・・・というわけで、訪れたのはこちら。
「赤福本店」である。訪れたならば、もちろんアレを食さないわけにはいかない。列に並び、食券を購入し、座敷に上がるとすぐにそれは運ばれてきた。
赤福餅3つとお茶で280円である。
では、早速いただいてみることにする。ちなみに、甘いものはリアルで苦手である(特に和菓子・あんこ系・・・)。
おかしいよねえ、「餅」つってんのに「あんこ」の方が多いんだもの・・・。
赤福餅を食べたのは、もうずいぶん前のことで、味や食感などはあまり記憶にない。
では、いざ!
・・・あ、甘いねえ。当たり前だけども。それに「こしあん」の粒子感が強いような気がする。
前に食べたのはもちろんお土産用の箱に入っているやつで、今食べているのは、作られてそれほど時間もたっていないもののはずである。これはねえ、やられる。
こんなもの(「赤福」がお好きなみなさん、ごめんなさい。決してまずいわけではないのだ。)を、ミスター・鈴井貴之さんは、何皿も食べたのである、わんこそばのように・・・そら「生き地獄」だわ(苦笑)。
空腹だったこともあってか、何とか完食し、おかげ横丁を通ってバス停へと向かい、再び伊勢市駅へ戻る。
さすがに、お昼ご飯が「赤福」では悲しすぎるので、遅めの昼食を駅から程近い場所でとることにする。せっかく伊勢まで来ているので、ここはやはり名物を食べたい。
その「名物」で有名な「山口屋」というお店にはいる。中途半端な時間なので客は一人。
「名物」を注文し待つことしばし・・・来た!
伊勢うどん500円。一体どんな味なのだろう?食べてみる。
・・・あ、思っていたのと違う。太い麺は柔らかく、もちもちとした感じ。たれは見た目の濃さほど濃い味ではない。讃岐うどんとはまったくちがう食べ物だが、たまに食べるのであればこれはこれで「アリ」だと感じた。讃岐うどんは毎日でも食べたいと思うのだが・・・。
お腹もいい塩梅になったところで、再び移動を開始。近鉄電車で五十鈴川駅へ移動し、駅前から伊勢・二見・鳥羽エリアを周遊する「CANばす」に乗車する。内宮までなら手元の「お伊勢さんきっぷ」で乗車できるのだが、その先まで乗り続けるので別料金となる。
下車したのは「夫婦岩東口・二見シーパラダイス前」である。
あっかんべーをするミナミゾウアザラシがいることで有名な二見シーパラダイスだが、こちらには立ち寄らず、もうひとつの古くからの「名所」を訪れる。
海岸線を歩くことしばし、その名所に到着。
夫婦岩である。ここも小学生のときに修学旅行で訪れた場所である。朝食前だったと思うのだが、なぜか旅館からここまで走らされた記憶がある。
どの旅館に泊まったのかは記憶が定かではないのだが、せっかくなので旅館街を歩いてみることにする。確か旅館のすぐ前にお土産物屋があったと思うのだが・・・
うーん、やはり場所の特定はできなかった。まあ、遠い昔のことなので仕方ない。
さらに歩いて、JRの二見浦駅へ向かう。
ここから伊勢市駅へ戻る(こちらも別費用・200円)。
ホームが長いのは、昔長編成の列車が到着していたことを物語っている。
待つことしばし、松坂行きの列車がやってきたる。
長いホームにやってきたのは、1両編成の気動車であった。
伊勢市駅に到着し、今日の行程はここで終了。宿が伊勢志摩エリアで確保できず、今日は名古屋で一泊となる。名古屋までは近鉄特急で移動する(もちろん「お伊勢さんきっぷ」は使えないので別払いである)。
さて明日は今日以上に雨が振りそうなので、どういう行程をとるか、思案の為所である。
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コメント
たまたま知人のリンク先のようでしたので、立ち寄らせていただきました。旅行や鉄道のお好きな方なのですね。
実は私は三重県在住です。伊勢神宮も二見も赤福本店もシーパラダイスも行ったこと見たことあるのですが、なんだかとっても素敵なところのように思えてしまいました(笑)。
二見の旅館街、ちょっとお洒落になりました。
改築されたところもありますし、閉店されたところも。時の流れでしょうね、でも、小学生の時に来たことがあったので、なんてこられる方も多いそうです。二見の旅館の女将さんが友人で、そんなことを言われていました。
夫婦岩は今も昔も変わらずの姿で出迎えてくれますね。そういえば何日か前にこの岩の間に日が落ちる時期だったのですよ。
また三重県にお越しください。名産の松坂肉もお勧めです。お邪魔いたしました。
投稿: momo | 2009.06.21 21:17
momo様
はじめまして!&コメントありがとうございます。
三重には知人もおりますし、以前は仕事でよく訪れておりました場所でございます。
旅館街はたしかにおしゃれな雰囲気になっていましたね。夫婦岩に向かう途中に設置してあった旅館街の看板を見ていたら、結構白く塗りつぶされているところがあって、今はもうなくなった旅館もたくさんあるのだろうなあとは思っておりました。
夫婦岩の夕日の風景というのもよさそうですね。今度訪れるときがあれば、みてみたいものです。
松坂牛は・・・コロッケとか駅弁でしか食べたことがないので(苦笑)、今度は「お肉」としてちゃんと食べてみたいと思います。
投稿: K_S | 2009.06.22 00:13