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2009.06.05

NHK「お元気ですか日本列島」に樋口了一さん登場!

本日(2009.6.5)、NHK総合テレビ「お元気ですか日本列島」に樋口了一さんがゲスト出演された。
まずは番組オープニングで「見たい!聞きたい!金曜日」というコーナーのゲスト紹介という形で「手紙」のPV映像(テレビで歌うときにはカットされる「同じ話を何度も繰り返す云々」の部分)が流れていた。また「ポストマンライブ」の様子も流れ、14時13分ごろから生出演で歌を披露すると紹介されていた。

そして、ニュースをはさんでいよいよ「見たい!聞きたい!金曜日」のコーナーが始まる。
再び「手紙」のPV(今度は頭から)が流れる。
「年老いた親から子供たちに語られる率直な言葉。去年10月の発売以来、次第に共感の輪が広がっています」というナレーションとともに、レコード会社のウェブサイト(「手紙」のエピソードコーナー)が映し出され、投稿されたエピソードの一部も映る。
続いて、長野のクリーニング屋さんや、東京に住むご夫婦、病院でのポストマンライブの様子など、NHK「おはよう日本」などで紹介された映像が流れる(「おはよう日本」の内容はこちら)。
「介護する側、される側、そして親を持つすべての子供の心にこの歌が響いています。」というナレーションがあり、今樋口さんがこの歌を聞きたいという人のために全国各地で出張ライブを行っていることも紹介してVTRが終了。
すると、樋口さんがワンショットで登場!この間の「歌謡コンサート」と違って、いつもの髪型である。
まずは、番組に寄せられた「手紙」への反響が紹介される。

番組キャスターの谷地健吾アナが紹介したのは、認知症の祖母に冷たくしてしまったことを後悔していたのだが、「手紙」を聞いて心が洗われた気がしたというもの。
もうひとつ、同じく番組キャスターの結野亜希さんが紹介したのは「手紙」が今の家の状況に近く、ぐっとこみ上げてくる感情になったというもの。
結野さんが樋口さんに、こういう手紙を受け取ることが多いのではないかと尋ねると、樋口さんは直接届けてくださる人もいるし、メールで寄せる方もたくさんいらっしゃると答える。
さらに、この曲の「言葉」は「手紙」なので、返事を出したくなるのだと思うと続け、

「自分の心の中だけにしまっていた、例えば、誰にもいえないような痛みとか、そういうものを解き放ってくれるというか・・・僕自身もそうでしたし。そういう力がこの言葉にあるんだと思うんですよね」

と答える。

ここで、歌詞についての話になる。
キャスターと樋口さんの間に「手紙」の歌詞がイーゼルに立てかけられており、谷地アナが「老い」の情景というものを描いていると紹介。そして中にはこんなフレーズもあると歌詞の一部分を読む・・・やはり「下着を・・・」の部分である(あとは「よろめく私に~手を握らせて」の部分)。
特にその部分はインパクトがあるから紹介するのだろうが、そればかりが強調されるのはもういいと個人的には思ってしまう。
こうしたかなり「直接的な言葉」について、樋口さんは、

「言葉そのものは、多分僕ら日本人がなかなか普段の生活で言葉にしないような言葉ですよね」

と答える。

ここで、この歌詞が元はポルトガル語で書かれた詩だということが紹介される。最初に歌詞を見たときの印象を聞かれた樋口さんはこう答える。

「言葉のリアルさと裏腹に、僕は、言葉じゃなくて映像で頭が埋め尽くされる感じになったんですよ。」
「まず最初の1行で自分の父親のことを思い出して・・・今81なんですけどね、熊本に住んでるんですけど、あと5歳と2歳の自分の子供、当時は3歳くらいでしたけどね、長男の顔が浮かんできて・・・(ここで樋口さんのお父様と樋口さんと樋口さんのお子さんの写真が映し出される)、何か自分が小さいころの、本当に忘れてしまったような思い出とかが、一気にあふれ出してきて、何か一本につながった気がして、すごく僕は、言葉で言えば「安心感」みたいなものを得られたんですよね。」
「もちろん、後悔したり、けんかしたり、いさかいしたり、断絶があったりとか、そういう時代はあったんですけど、そういうすべてが何かやさしくよみがえってきたという気持ちでしたね」

続いて谷地アナに、樋口さんが歌詞をつけられた部分について尋ねられ、樋口さんは「悲しいことではないんだ」の部分を指差しながら語る。

「僕がこの言葉(「手紙」)に触れたときに、真っ先に感じたことなんですよね」
「その人が消えてなくなっているという風にね、若かったころと比べて、もうその人が消えてなくなっているんだと思うと、それは悲しいことですけど、僕は信じていることがあって、その人は決して消え去っていくわけじゃなくて、この歌の主人公のようにちゃんと冷静で、優しいまなざしを持って、子供のことを変わらずに見つめているっていう確信があるんですね。それを何かこの歌の主人公に直接言葉で言ってほしかったというのが、一番の理由ですね」

どうだろう。これらの樋口さんがおっしゃることを聞いて、どうして「手紙」が「介護の歌」だと言えるのだろうか?
これまでいくつかの番組で「手紙」が取り上げられてきたが、こうした「作り手」「歌い手」の「思い」がきちんと表現された(というか、「ご本人」が語っただけなのだが)のは、この番組が初めてといってもいいかもしれない。

次に、ポストマンライブの映像が流れる。群馬のリハビリセンターに続いて登場した映像は「喫茶店で 名古屋」のテロップ・・・喫茶店で、名古屋?・・・!!!「ラディッシュ」のことかあーーーー!!!
「水曜どうでしょう」の藤村Dの実家である喫茶店「ラディッシュ」でのポストマンライブの映像であった。何度か見返して藤村Dのお母様が映っていないか探したのだが、見つけることは出来なかった。さらに、大阪のインストアライブのMCで語っていた、大阪での夫婦ふたりのためだけのライブの映像も流れていた。
そして、「おはよう日本」でも紹介された病院でのライブの様子も流れ、樋口さんは、

「看護師さんとか、現場にいらっしゃる人の前で歌うときは、僕なりに一番緊張しましたね。(谷地アナ「どうしてですか?」)これを伝える、この「言葉」っていうのは、現場にリアルに直面している人にほんとに届くんだろうかという思いがあったので」

と語り、映像では「ポストマンライブ」の旗に「ありがとうございました!元気になりました!」と書き込んだり、樋口さんと握手する看護師の皆さんの姿が映し出されていた。

谷地アナから、ポストマンライブでのいろんな出会いを通して、またこの「手紙」という歌がどんどんどんどん大きくなっていくのかという聞かれた樋口さんはこう答える。

「受け取った人が誰かに手渡さずにはいられないような、そんな言葉なんだと思うんですよ。だから、広がってはいるんですけど、広がり方そのものは、今も変わらないんじゃないかと思ってて、自分自身も最初に伝えたいと思った、「なるべく自分は透明で、この言葉を伝える道具というか通り道」、そういう役割を与えてもらったんだという気持ちは忘れちゃいけないなと今思っています」

そして、いよいよスタジオでの生歌である。

「この言葉を受け取る人にとって、それぞれの、誰にも似ていない親と子の物語を、思い出し、そして話すきっかけにしていただければうれしいです」

と語ってから、樋口さんが歌い始める(ギターはもちろん森竹忠太郎さんである)。
今回も歌の長さは同じ(「同じ話を云々」の部分がカット)。縦書きの歌詞テロップが表示され、「ポストマンライブ」の旗がスタジオの中に飾られていた。

歌が終わり、これからどういう思いで皆さんに届けていきたいと思っているかとの問いに、樋口さんはこう答える。

「僕は出来るだけ長い間、自分がこの主人公の年齢と同じぐらいになったときに、自分がどういう気持ちで歌うのかというのも楽しみですし、時代時代に、いろんな人の間にこうやってこの言葉がやり取りされているような、誰が作ったのかももうわからなくなってもね、そういう伝わり方をしていって欲しいですね」

結野さんは、この曲を聴いて自分の両親のことが浮かんできたり、祖父母のことが浮かんできたりしたのだが、おそらく聴いた方にもそれぞれが身近な人を思い浮かべたのではないかと思うと語り、樋口さんも感情がこみ上げてくることがないかと尋ねる。
樋口さんは、なるべく「透明に伝える通路」に徹したいと思っているが、やっぱり頭に映像が浮かんできたりすることは何度もあると答えていた。

谷地アナが「これからもたくさんの人の心に響く歌になるのでしょうね」と言ってコーナーは終了。

この後、番組後半の「今週のお便り」のコーナーで、「手紙」を聴いた方の感想が紹介されていた。
ひとつは、「手紙」を聴いて涙があふれてきた、自分を育ててくれた両親や多くの方々への感謝があふれてくるというもの。
もうひとつは、「手紙」を聴いて自分と自分の父のことが重なった、介護によるいらいらや、優しく出来ない自分を責めたり落ち込んだりしていたが、「手紙」に出会って、今父と過ごしている日々にもいつか終わりが来るのだからこそ大事に過ごそうと思えるようになったというもの。
谷地アナは「手紙」に込められたメッセージが伝わっているとおっしゃっていた。
これ以外にも結構メッセージが届いていたようであった。

これまで出演されたテレビ番組の中では、もっとも長く樋口さんがしゃべった番組だったのではないだろうか?樋口さんが語ることで、歌に込められたメッセージがより正確に伝わるように思う。

3月の「誰も知らない泣ける歌」から始まった、樋口さんのテレビ出演もこれで4ヶ月連続となった。毎月テレビで樋口さんの歌を聞けるというのは、それはそれでうれしいことなのだが、やはり「生歌」を聴きたくなってくる。
次の関西方面でのインストアライブは、6月28日(日)、イオン大日ショッピングセンターとクリスタ長堀で行われるそうである。これはぜひとも見に行かなければ!

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コメント

こんにちは、くーちゃん♪と申します。
『大阪での夫婦ふたりのためだけのライブ』は私達夫婦です。
こちらは時々見ていましたが、私達の事がブログに
書かれているのは初めてです。(*^_^*)

あの日は相当疲れました。(健常者ではないので)でも、
とても素敵なライブ、最高の1日でした。

先月の大阪も必死で行きました。行かれたんですね。(^o^)

関西に樋口さん関係のお友達がいないので、
仲良くして頂けると幸いです。m(_ _)m

投稿: くーちゃん | 2009.07.22 08:30

くーちゃん様
コメントありがとうございます。
樋口さんは、毎回インストアライブでポストマンライブのお話をされるのですが、その中でもご夫婦2人の前でライブをされたという話が一番印象に残っておりまして、記事のほうでも少し触れさせていただきました。
関西在住の樋口さんファン同士、仲良くさせていただければこちらもうれしいです。今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: K_S | 2009.07.22 20:26

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