「九州」「高知・松山」・・・関西発の夜行快速「ムーンライト」廃止へ
「青春18きっぷ」の季節まであと約1ヶ月。そんな中、こんな悲しいニュースが目に留まった。
記事によれば、春・夏休みと年末年始に運行されるJRの夜行快速「ムーンライト九州」(新大阪―博多)、「ムーンライト高知・松山」(京都―高知・松山)が今夏の臨時ダイヤから姿を消し、運転再開の予定もないとのこと。
「九州」も「高知・松山」も、これまで何度も乗車したことがある列車である。
宿泊費を浮かすことができ、なおかつ翌日早朝から行動できる、18きっぷで旅をするものにとっては、とてもありがたい存在であったのだが、ついに消えてしまう。
格安ツアーバスや深夜バスとの競合による利用者減少や、使用している車両の老朽化など、理由はいくつかあるようなのだが、このままなくなってしまうのはとても残念。
これにより、残る夜行快速列車は「ムーンライトえちご」「ムーンライト信州」「ムーンライトながら」の3本(すべて臨時列車)を残すのみとなった。こちらも利用率次第では、今後どうなるか心配である。タイミングが合えば、残った「ムーンライト」たちにも乗っておかねばと思う。
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コメント
はじめまして、
関西ムーンライトは毎年5、6回乗車しておりますが、いつも車内は満席でした。
ですからこのニュースを見たときはとても驚きました。
ニュースには「利用客減少のため」と記載されていましたが、私の知る限りでは指定席券の購入が困難で、指定席券がヤフオクで定価の4倍近くの価格で取り引きされたほどの人気列車でした。
もっとも、鉄道会社にとって青春18きっぷで乗車できる夜行快速列車は大赤字覚悟の「出血大サービス」列車であり、ある意味で「民営鉄道」であるJR西日本が不採算事業を見直すのは当然のことでもあります。
採算があわないから取りやめるという、短絡的な発想がまかり通ってしまったのは非常に残念です。
投稿: みや~みや | 2009.07.05 18:05
みや~みや様
はじめまして!&コメントありがとうございます。
古い車両の維持管理や、夜行列車の運行に関わる人件費などを考えると、継続運行は難しかったのでしょうね。
廃止になってしまった寝台列車もそうですが、なくなる前に何か手のうちようがなかったのか、利用者へのアピールをすれば何とかなったのでは、そう思ったりもします。
投稿: K_S | 2009.07.06 20:01