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2009.07.24

「札幌-博多3夜連続深夜バスの旅」挑戦の手引き(みたいなもの)

というわけで、ブログ開設5周年記念行事を無事に終えたわけだが、ここで今回の「企画」について、まとめというか、今後この企画をやってみようという「どうでしょうファン」の方に向けて(いるのだろうか?)、情報をまとめておこうと思う。

以下、続きには【行程】【費用】【予約方法】【深夜バスに「負けない」ための5箇条】【雑記】を記す(各々の情報は2009年7月23日現在)。

【行程】
札幌から博多までの行程を記しておく。
<1日目>
高速はこだて号
北海道中央バス札幌ターミナル
23:55発 

<2日目>
函館駅前バスターミナル
5:10着

シャトルバス
函館駅前バスターミナル
9:40発
函館港フェリーターミナル
10:00着

ナッチャンWorld(12便)
函館港フェリーターミナル
10:45発
青森港フェリーターミナル
13:30着

シャトルバス
青森港フェリーターミナル
13:45発
青森駅前
14:05着

ラ・フォーレ4号
青森駅前
21:50発

<3日目>
東京駅日本橋口
7:20着

はかた号
新宿高速バスターミナル
21:00発

<4日目>
博多駅交通センター
11:10着

ナッチャンWorldは期間限定運航のため、それ以外の時期は通常のフェリーに乗船することになる。その場合の参考行程は以下のとおり。

シャトルバス
函館駅前バスターミナル
10:55発
函館港フェリーターミナル
11:15着

14便
函館港フェリーターミナル
12:00発
青森港フェリーターミナル
15:40着

シャトルバス
青森港フェリーターミナル
15:55発
青森駅前
16:15着

【費用】
ここでは札幌から博多までの交通費のみを記載しておく(札幌・博多への交通費と食費その他費用は別途必要)。

高速はこだて号
4,680円
シャトルバス(函館港)
300円
ナッチャンWorld
4,800円(ビジネスクラス)
シャトルバス(青森港)
300円
ラ・フォーレ号
10,000円
JR中央線(東京→新宿)
190円
はかた号
15,000円
合計
35,270円

ナッチャンWorldを「エコノミー」にすると、-800円。
ナッチャンWorldを普通のフェリー(2等)にすると、-1,300円

【予約方法】
高速はこだて号は、発車オーライネットで予約可能。
ナッチャンWorldは、津軽海峡フェリーのHPから予約可能。
はかた号は、楽バスで予約可能。
ラ・フォーレ号は、電話予約またはみどりの窓口での直接購入が必要(詳細はこちら)。

ラ・フォーレ号以外はネットで空席状況が確認できる。

【深夜バスに「負けない」ための5箇条】
今回の旅では、3夜連続深夜バスに乗車したにもかかわらず、「やられた」という感覚は全くといっていいほどない。これは、深夜バスに乗るときの自分なりの 「コツ」みたいなものがつかめたからではないかと思っている。すべての人に当てはまるというものではないだろうが、参考までに記しておく。

その1 乗車前は腹八分目&アルコール禁止
空腹では目が覚めてしまうし、食べ過ぎると気分が悪くなってしまう。ちょうどいい腹持ち状態にしておくことが重要。そして、「やられたくない」からといって酒を飲み、酔った状態で乗車するのは絶対やめるべき。アルコールを摂取してきちんとした睡眠が取れるはずがない。
基本的に「普通に家などでちゃんとした睡眠をとるために必要なこと」をやればよいのである。

その2 乗車前には水分の確保を
乗る前に水分を取るのも大事だが、乗車中の水分確保のために、何らかの飲み物を購入しておくのがよい。できればミネラルウォーターやお茶など、後味がさっぱりしているものの方がよいと思われる。スポーツドリンクなどは、結構口の中に甘さなどが残って寝にくくなる可能性がある。

その3 乗車したらできるだけ体を締め付けない
できるだけ家で寝るのと同じ状況に近づけたほうが寝やすい。かといってわざわざ寝巻きに着替えるのは難しいので、せめて靴下は脱いでおく。これだけでもずいぶん寝起きが楽になる。
ただし、締め付けないとは言うものの、シートベルトだけは着用を!(義務化されているので)

その4 乗車したらできるだけ動かない
「気分転換に」などといって、途中の休憩場所で降りてしまいがちだが、そうすることでせっかく体がバスに順応し始めたのをリセットしてしまうことになる。再びバスに乗ったとき、また体をバスに慣らしていかなければならないので、これは結構大変である。
ただし、「はかた号」のような10時間を超えるようなバスの場合は、1つのバスにもかかわらず、バスに3回続けて乗っているのと時間的に変わらないともいえるので、むしろ休憩を取り、「新たに次のバスに乗るんだ」という切り替えをしたほうがいいかも。

その5 深夜バスと深夜バスのインターバルは、できるだけだけ寝ない(連続深夜バスの旅限定)
深夜バスが到着するのは大体早朝。そして、次の深夜バスが出発するのは深夜である。当然その時間は睡眠不足を解消すべく寝たいと思うのが普通。
しかし、ここで寝てしまうと、次の深夜バスで眠れなくなる可能性が出てくる。ここは思い切って、出来るだけ日のあたる場所で過ごすことで体を疲れさせ、次の深夜バスでの「爆睡」につなげるのも一つではないかと思う。

なお、上記5箇条の効果には「個人差」があるので、自分にあったものだけを採用いただければと思う。

【雑記】
最初にこの「深夜バスだけの旅」をやろうと思ったときに考えたのは、博多から出発し、札幌を目指していく「逆打ち」をやってみてはどうかという案であった。しかしこれは「やらなくてよかった」と思う。

というのも、「逆打ち」となれば、第1ラウンドはいきなり14時間超の深夜バス旅となる。これはかなり体への負荷がかかると思われる。下手をすれば、第1ラウンド終了後「リタイア」ということもあったかもしれない。

一方、札幌から博多までのルートを見てみると、札幌から函館までが約5時間、青森から東京までが約9時間、そして東京から博多までが、前2本のバスの時間を合計した約14時間と、だんだん乗車時間が延びていくようになっている。徐々に体を慣らしつつ、最後の「キング」との対戦へ準備を整えていく・・・実によく出来たプランである。

「サイコロの旅」や「カントリーサイン」などは、どうでしょう班と全く同じルートで実行しようとすると、金銭的にも時間的にもかなり大変だが、この「3夜連続深夜バスの旅」は、比較的挑戦しやすい旅だと言えるかもしれない。

決しておすすめはしないが(笑)。

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