土佐くろしお鉄道の「オープンデッキ付き車両」に乗ってみる
前回の高知への旅(記事はこちら)の際に、向い側のホームにいて乗車できなかった土佐くろしお鉄道のオープンデッキ付き車両に乗車してきた。
前日のうちに高知入りし1泊。翌朝、高知駅でこの切符を購入。
JR四国の高知-後免間と、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の全線が1日乗り放題となる「土佐・龍馬伝フリーきっぷ」である。お値段は2,100円とリーズナブル。
ホームで待つことしばし、高知駅始発の奈半利行き普通列車が入線してきた。
近すぎた。後でちゃんと撮影することにして乗り込む。車内はあっという間に満席になる。
どうやら「カシオワールドオープン」へ向かう人が多いようである。
オープンデッキ部分が開放されるのは、ごめん・なはり線に入ってから。デッキが開放される列車も決められている。オープンデッキへ続く扉に告知が張られていた。
後免駅を過ぎると、車掌さんがオープンデッキへの扉の鍵を開け、それと同時に数名がオープンデッキへ出て行く。しばらく待って、列車が海岸線に近づいたのを見計らってデッキに出てみる。
11月終わりではあるが、日差しが結構あるので、寒さは感じない。風が心地よく感じる。
車内とデッキを行ったりきたりしているうちに、終点の奈半利駅に到着。
この車両がそのまま折り返し後免行きの列車になるというので、折り返しの時間を利用して車体外部を見て周る。
車体側面には、やなせたかしさんデザインのごめん・なはり線各駅のキャラクターが描かれている。
さらに「やたろう号」「しんたろう号」の車両名と、車両名の由来である岩崎弥太郎と中岡慎太郎のイラストが描かれている。
また車両正面の高知側に「やたろう号」、奈半利側に「しんたろう号」のイラストが描かれている。
行き先によって列車の呼び方が代わるのは、JR九州の「いさぶろう・しんぺい号」と同じである。
今度は車内を見て周ることにする。
車内には、岩崎弥太郎と中岡慎太郎の写真やゆかりの地についての案内が掲出されている。
座席はオープンデッキ側に2人がけ転換クロスシートが設置されており、通路側には折りたたみ式の補助いすが設置されている。
車内照明は白熱球タイプで、トンネル走行時には柔らかな光が車内を包む。
折り返しの列車は、デッキ開放なしである。
この後は、フリーきっぷのメリットを活かして、途中乗り降りしながら高知駅へと戻った。
11月末ということで、オープンデッキで寒さに耐えながら乗車すると思っていたのだが、天候に恵まれて快適な列車の旅となった。
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 20250202日帰り遠征に行ってきた(寄り道あり)(2025.02.06)
- 2025年初遠征(3現場+α)(2025.01.15)
- 年末年始の旅2024-25(2025.01.04)
- 1か月振り返り(2024年12月)(2024.12.30)
- 1か月振り返り(2024年11月)(2024.12.07)
「地方交通」カテゴリの記事
- サンキュー♡ちばフリー乗車券で行く千葉乗り鉄旅(2018.11.19)
- えちぜん鉄道福井駅付近高架切り替え&加賀楓温泉郷チラっと立ち寄り旅(2018.07.09)
- 東武鉄道のSL大樹に乗ってきた(2017.10.14)
- 2017年夏季休暇の旅(3)四国ぐるっとバースデイきっぷの旅(2017.08.29)
- 2017年夏季休暇の旅(2)寄り道しながら西へ向かう(2017.08.27)
コメント
はじめまして
私も土佐くろしお鉄道を見ました。
ラッキーなことにタイガース・カラーの電車にも遭遇しましたよ!
投稿: しん | 2010.03.11 23:09
しん様
はじめまして&コメントありがとうございます。
タイガース塗装の車両は、毎年阪神タイガースが沿線の安芸でキャンプを行っていることから登場した車両ですね。土佐くろしお鉄道の車両は、塗装のバリエーションが豊富で見ているだけでも楽しくなります。
投稿: K_S | 2010.03.11 23:24