「鉄」から「鉄道会社社長」へ、山形鉄道社長の本を読む
先日、久しぶりに旭屋書店本店7階に立ち寄った。ここは知る人ぞ知る「鉄道関連本」の宝庫である。また、本以外にも鉄道グッズ・部品なども販売されており、時間をつぶすには最適の場所でもある。
何げなく本棚を見渡していると、ある1冊の本に目が留まった。パラパラとめくると、これはかなり面白そうだなと感じたので、即購入した次第。それがこちらの本である。
下記のリンク先から購入されると山形鉄道に500円がチャリティとして入るとのこと。
→山形鉄道-社長の本-
山形県の第3セクター鉄道「山形鉄道」の社長・野村浩志さんが書かれた本「私、フラワー長井線「公募社長」野村浩志と申します」である。
読了したので、早速記事にしようと思っていたら、ちょうど読売新聞のサイトに紹介記事が掲載されていた。
「鉄ちゃん」だった山形鉄道・公募社長が体験記
(読売新聞)
「鉄」だった野村さんが、旅行会社を経て、公募で山形鉄道の社長になり、現在に至るまでの軌跡と、山形鉄道の未来への提言がつづられている。
旅行会社でのさまざまな「ツアー企画」はもちろんのこと、自ら描いた「絵」の絵画展や、移動美術館を立ち上げ、全国展開するなど、いろんなことに挑戦し、成功させていくところは読んでいてとても面白いものであった。あと、最近テレビでもよく紹介される山形鉄道の名物ガイド(運転士)さんのことも載っていた。ぜひ一度その「名調子」を聞きながら旅をしてみたいものである。
地方鉄道のがんばりを書いた本は、銚子電鉄(記事:「煎」で「線」を守った軌跡が一冊の本に!)やえちぜん鉄道(記事:がんばる地方鉄道の本を読了する)など、このブログでもいくつか紹介させていただいたが、この野村社長の本もかなりおすすめできる1冊である。
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