第42回日本有線大賞に樋口了一さん出演!
2009年12月20日、「第42回日本有線大賞」の生放送に、「手紙~親愛なる子供たちへ~」で有線音楽優秀賞を受賞した樋口了一さんが出演されるということで、旅先から放送に間に合うよう急いで帰宅して、テレビの前で登場されるのを待っていた。
最初は新人賞の発表、有線協会奨励賞や有線大賞の過去映像なども挟みながら番組は続いていく。そして、有線音楽優秀賞の発表へ。
大月みやこさん・冠二郎さん・水森かおりさんの歌唱が終わり、続いて紹介されたのが樋口さんである!
「樋口了一さんの『手紙~親愛なる子供たちへ~』。家族の愛情をテーマにしたこの曲、歌詞にこめられたメッセージに多くの人が涙しました。」
という紹介とともに、緊張した面持ちで登場する樋口さん。さあいよいよ!と思ったら、CMが入る。
CM明け、司会の草野仁さんが「手紙」についてこう紹介する。
「お聴きになった皆さんもそうだと思うんですが、聴いておりまして、胸がグッと来てですね、熱いものがこみ上げてきましたよね。ですから、私たちのような世代の方々にも、そして、若い方々にもぜひ聴いていただきたいなと思うんです。」
そして樋口さんのスタンバイが完了。いよいよ「手紙」の歌唱である。
テレビバージョンということで、イントロはなし。途中の歌詞もカットされていたのだが、これまでテレビで歌われたものとはカットされている部分が異なっていた。
いつも歌っていた「服の上に食べ物をこぼしても」の部分がカットされ、その代わりにいつもカットされている「同じ話を何度も」の部分が歌われていた。
また、その後も1回目の「悲しいことではないんだ」から「お風呂に入った」の部分までがカットされ、「旅立ちの準備」から「笑顔で答えたい」までが歌われ、最後は「私の子供たちへ」だけがカットされていた。
これは今までテレビで歌われたショートバージョンの中で、一番よかったのではないかと思う。
いつも「食べ物をこぼして」や「下着を濡らしてしまったり」の部分が歌われることで、どうしてもその部分だけが強調されるような気がしていたのだが、今回の歌詞のつなぎ方なら、違和感なくすんなりと聴くことが出来た。
歌う部分のつなぎ方について、樋口さんサイドが決めているのか、テレビ局サイドが決めているのか、どちらかはわからないが、歌の本質部分を残した今回のバージョンは、今後テレビで歌う機会があればぜひ採用していただきたい。
曲が終わって、草野さんがこうコメントしていた。
「人間というのは、いつも今の自分からしか人を見ることが出来ないんですが、赤ん坊で生まれついて、手をかけて育って、大人になって、そこはいいんですね、今度はまた高齢になっていくと、いろんな人に、赤ん坊の時と同じようにサポートされて生きていく、それが人生だってことがわかったときに、人は優しくなれるということを、きっと私たちに発信してらっしゃるのかなという感じがいたしました」
これも「手紙」という歌のひとつの捉え方なのかもしれないと感じた。
さて、次は10日後の「輝く!日本レコード大賞」である。今度は樋口さんの生のコメントが聞けるとよいのだが・・・。
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