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2010.01.29

樋口了一コンサート「手紙~親愛なる子供たちへ~」 at 船津座に行く

モブログでもお分かりのとおり、旅に出ている。今回の目的地は岐阜県飛騨市神岡町。
ここで樋口了一さんのコンサートが行われるということで、お正月の代休をこの日にあわせて取得したのである。

ここからいつものようにコンサート会場にたどり着くまでの「うだ話」が続くので、「それよりコンサートの内容だけ見たいんだよ!」という方は、お手数だがスクロールしていただければと思う。

では旅の始まり。
木曜日の朝、東梅田駅の真上にあるバス乗り場から飛騨高山行きのバスに乗車した。

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乗客は10名ほど。なかなかやまない雨の中、バスは渋滞に巻き込まれることもなくスムーズに進んでいく。
やがて雨が上がり、東海北陸道に入り、郡上八幡を過ぎたあたりから外は雪景色に変わる。

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だが、それでバスが遅れるということもなく、定刻よりも早く高山駅前バスセンターに到着。

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すでにお昼ご飯時を過ぎている。何か食べたいと思い、事前に調べていた飛騨牛の食べられる店を探す。

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郷土料理「みかど」さんである。注文して待つことしばし、やってきたのはこちら。

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牛さしと朴葉味噌のついた定食Aセット2000円なり。
まずは牛さしをいただく。

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・・・言葉にならない。なんだ?この美味さは!
さらにお店の人からすすめられた食べ方に挑戦。

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牛さしを朴葉味噌と一緒に焼いてみた・・・これもまた素晴らしい味である!
ちょっと贅沢な昼食に大満足した後、古い町並みの保存地区を見てから本日の宿にチェックイン。
しばし休息の後、再びバスセンターへ向かう。先ほどバスを降りた場所に、乗車すべき船津座行きの送迎バスが止まっていた。

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高山駅から乗車したのは6名ほど。途中飛騨国府駅、飛騨古川駅で乗客を乗せ、20名ほどの乗客で船津座へと向かうことになった。
車内では、船津座のスタッフの方が船津座の紹介をされていた。過去にコンサートをされた演者の方から音響が非常に素晴らしいという評価を受けているとのこと。これは楽しみである。
高山駅から乗車すること約1時間20分、目的地・船津座に到着。

20100128183659_1024x614館内は土足厳禁となっており、靴を下駄箱に入れてから中に入る。

201001_057_1024x768では、ステージの様子やコンサートの内容は、続きへ。

ステージ下手にはグランドピアノが置かれ、上手にギター、中央にボーカル用のイスがセッティングされている。今日のコンサートではいつものギター・森竹忠太郎さんに加えてピアノ・岡本洋さんも参加される。昨年の大阪でのコンサートと同じである。

18時55分に1ベルが鳴り、19時、客席の照明が落とされ、ステージ上に忠太郎さんと岡本さんがスタンバイ。しばらくして、樋口さんが登場して、1曲目が始まる。

M1 HOW

歌い終わると樋口さんが「こんばんは、樋口了一です」とご挨拶。
初めて樋口さんをご覧になる方と見たことある方それぞれに拍手をさせる。もちろん圧倒的に初めての方が多いのだが、見たことがあるという人も意外と(といっては失礼だが)いらっしゃった。ちなみに隣の席は、昨年末の横浜のインストアライブでもご一緒した方で、斜め後ろには「黄色いあいつ」をお持ちの方がいらっしゃった。
続いて樋口さんは熊本市の出身だが、お姉さんが長野県の栂池高原スキー場の宿のおかみさんをされているので、学生のころは列車でこの辺を通ったことがあるとおっしゃっていた。
また、1曲目の「HOW」については、曲が出来た経緯(デパートのおもちゃ売り場で、樋口さんのお子さんを怒った話)を話されていた。

続いて、来月出る14年ぶりのアルバムのお話をされる樋口さん。
このアルバムは、長い年月にわたって作られた曲を収めていて、特に旅に出たときに旅先でインスピレーションが沸いて作った曲が多いとのこと。次の曲もそんな1曲で、五島列島の福江島のみみらく伝説とちゃんここの舞の話から出来た曲である。

M2 みみらく霊歌

曲が終わると、さらにみみらく霊歌にまつわるエピソードを語る。
日本一美しい高浜に1日中いた、高浜は「倭」の時代にタイムスリップしてしまうような浜である、ちゃんここの舞を踊る人に会いたくていろんな人に聞きまわったが誰も知らなくて、4歳くらいの女の子がその情報を知っていた、この女の子を「ちゃんここのちーちゃん」と勝手に呼んでいるが、今は9歳くらい、アルバムを持って会いに行きたいが「覚えていると思います?」(会場笑い)、変なおじさんが来たとか言われるだろうか。

一通り語り終わると、次の曲についての話になる。
樋口さんはコンサートが始まる前に会場周辺をうろうろしたそうで、すごく趣のある町で、九州の大分県竹田市に似ていると感じたそうである。次の曲は、その大分県にある「トキハ」というデパートの70周年記念で作った曲。樋口さんは自分のふるさとを思いながらこの曲を作ったそうで、自分のふるさとを思いながら聴いてほしいとのこと。

M3 風の呼び声

歌い終わると、樋口さんは今はもう会えない人に、再びあったら、何を話そうかと考えながら歌っているとおっしゃっていた。

続いて「大分から宮城県に飛んでください」という樋口さん(笑)。
次の曲は、宮城県に、もう廃線になってしまった「くりはら田園鉄道」という鉄道があり、その鉄道の石越駅の木のベンチに座っていて、目に留まった黒電話や硬券を見て、懐かしい気分になって作った曲。

M4 Windy Train

樋口さんは、この曲がさとう宗幸さんの地元の番組で紹介されたこと、さとうさんの「青葉城恋歌」を聞くと、行ったことがないのになぜか懐かしいと思うこと、Windy Trainも自らの小学生時代の思い出(自転車が壊れてしまい、熊本大学の構内を通りながら、医学部の建物を見て、あそこに行ったら捕まえられて妖怪人間にされるなどと思いながら必死の思いで家に帰り、母にしかられながら風呂に入って、安心した)を思い出しながら作ったとおっしゃっていた。

続いては、子供に戻ってひらがなの「ほ」の字を思い出してほしいという樋口さん。
次の歌では「ほ」の大冒険が始まる。北海道のDJの方が書かれた「ほ」の字を見た絵本作家が絵本を作り、その絵本を見た樋口さんが作った曲。

M5 ほのうた

最後の歌詞(みんなで旅に出る)の部分は、樋口さん自身がモデルになっているとのこと。さらに、ほのうたは、クレイアニメ(製作期間3ヵ月半!)になり、「ほのうた」のCDについてくるDVDに入っている・・・買えば見れるんです(会場笑い)と宣伝。さらに、そのアニメに入れるSEとしてちっちゃい「っ」に、子供の笑い声を使いたくて、樋口さんのお子さん(当時1歳半の一郎君、樋口一郎・・・どこかで聞いたことがあるでしょう、5千円札で(会場笑い))の声を隠し撮りしたが、ほとんど樋口さんの声がかぶってて使えなくて、1箇所だけ使える部分があり、それを使ったというお話もされていた。
そして、最近6歳になった一郎君に、出来上がったアルバムを聞かせていたところ、この「ほのうた」が樋口さんとZoeyさん(女性)交互に歌っているので、一郎君は樋口さんに「この歌、のどぼとけをつけたりはずしたりして歌ったの?」と尋ねたそうである。樋口さんは以前一郎君に、のどぼとけは14歳のときに神様にもらってつけたと話していたそうで、先ほどの問いには「うん」と答えたそうである。

続いては、子供がいないころに作った曲で、「奄美地方に飛んでください」という樋口さん。
奄美地方の「朝花節」を聞いていて出来た曲で、石川さゆりさんが2年前にカバーされた曲。

M6 朝花

今回も2コーラス目から手拍子入り。
この曲は2003年に初めてレコーディングし(アルバム「Lives」に収録)、続いて昨年発売した「時計台ライブ」にも入り、今回のアルバムではアコースティックギターとストリングスによる、今までで一番やさしいアレンジで収められているとのこと。
この歌の2番の歌詞「子は育ち~」の歌詞を書いた1ヵ月後に自分が親になることがわかったり、3番の「瞬きの間に過ぎて言った~」の歌詞は、八代平野を父とドライブしていたときに言われた「人生一瞬やったね」という言葉から生まれたとおっしゃっていた。
また、今回のアルバム「よろこびのうた」について、いろんな苦労や悲しいことも全部喜べる心境になっている、すべてのことを喜べるようになりたいと思ってつけたともおっしゃっていた。

次の曲も樋口さんにとっては「よろこび」の歌である。
この歌の歌詞に付け加えた「悲しいことではないんだ」という言葉は、この歌の主人公にどうしても言わせたかった言葉、命は消えてなくなるものではなくゆるぎなく続いていくもの、この歌詞には希望を感じている、この場所でしか作れない「手紙」にしてほしいとおっしゃって歌い始める。

M7 手紙~親愛なる子供たちへ~

樋口さんは、最近この曲を自分で聴けるようになったそうで、自分ひとりじゃ何にも出来ないとわかっていてもそのこと自体は覚えていないのだが、この曲を聴くとそのことを覚えているような気がしてくる、自分が子供にしていることを思い出し、自分が子供のころにしてもらったことを思い出し、再体験させてくれる、聴く人それぞれがいろんな聴き方をする曲であるとおっしゃっていた。
そして、ポストマンライブについてこれからも続けていくこと、再び届けに来たときには心の郵便受けを開けておいてほしいともおっしゃっていた。

「ここからガンッ!といきます」と言う樋口さん、寒いのでいきなり手拍子で筋違えないようになどといいつつ、自分が19歳のときに歌手を目指して上京してきたときの気持ちを歌う。

M7 GOGH

エンディングでそのまま次の曲へつなぐ。この流れは気持ちがいい!

M8 1/6の夢旅人2002

コール&レスポンスは「岐阜県中」「飛騨市中」「船津座中」。
いったんステージからはけた後、アンコールで再び登場して一言。

「岐阜っていう響き、いいですよね」

コンサート本編中で言い忘れていたらしい(笑)あと、「飛騨」もいい響きだと。

ここからは樋口さんは立って歌唱。
まずはみんなで歌いたい歌。今回のアルバムに1曲だけ入っているカバー曲で、聞いたときにポストマンライブにぴったりだと思って入れたそうである。

アンコール1 切手のない贈り物

1番と5番が同じ歌詞なので、「今から覚えてください」という樋口さん。先ほどの「2002」のレスポンスがよかったので大丈夫みたいなことをいいつつ、2度ほど練習。この歌を歌うのはここが初の試みとなる。
練習した後、樋口さんは「完璧だ!」、そして歌い終わると「こんなにうまくいくとは思いませんでした」とおっしゃっていた。今後のコンサートの定番になりそうな気がする。

ここでメンバー紹介。ピアノの岡本さんは、大阪のときと同じく吉本新喜劇好きと紹介され、忠太郎さんは、客席から「ちゅーちゃん!」の声がかかっていた。すっかり定着した模様(笑)。

アンコール最後の曲は、今度のアルバムのタイトルチューンで、樋口さんが今一番伝えたいメッセージ。

アンコール2 よろこびのうた

20時40分、すべての公演が終了。
会場出口ではCDの即売&サイン会が行われていた。今年1回目の「参戦」なので、CDを買って樋口さんに「今年もよろしくお願いします」とご挨拶。

その後、再びバスに揺られて高山駅へ戻り本日の予定は終了となった。
バスの中では、「きいろいあいつ」をお持ちの方ともお話させていただき、楽しい時間をすごさせていただいた(ありがとうございました&お疲れ様でした)。
今日はバス移動がメインという、肉体的にはかなり厳しい行程だったのだが、苦労した分、樋口さんの歌声が心に体に染み入ってきた。

まあ、明日も朝からバス移動なわけだが・・・。

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コメント

 初めて訪問させていただきました。神岡町の船津座で「黄色いあいつ」を持っていた夫婦でございます。
 先日は、山深い飛騨の地までのバス旅お疲れ様でした。
 そして、帰りのバスの中では、いろいろおもしろいお話をしていただき、おかげで楽しい時間を過ごすことができました。ホントにありがとうございました。
 まだまだ旅の途中のようですが、楽しんできてくださいネ。
 また、どこかでお会いできればと思っています。お会いできたら「黄色いあいつ」を抱えながら声をかけさせていただきますので、その折にはよろしくお願い致します。
 

投稿: | 2010.01.30 18:04

「黄色いあいつ」のご夫婦様
コメントありがとうございます。
こちらこそ楽しい時間をすごさせていただきました!
きっとまたどこかでお会いしたときには、お気軽にお声をおかけください。
またブログのほうも引き続きご覧いただければ幸いです。

投稿: K_S | 2010.01.30 20:50

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