昨年6月に第2弾が発売された、水曜どうでしょうHPのトップに掲載される「日記」をまとめた「本日の日記」本の第3弾が5月12日に発売されるとのこと。
「南平岸ユメミル工房」のグッズ紹介ページによれば、今回の第3弾に収められるのは、2004年2月~12月まで。ちょうどこの「賽は投げられた」がスタートした時期と重なっている。
この期間中、どうでしょうに関わる主な出来事を箇条書きしてみる。
- 大泉洋さんの『ミュージックステーション』出演
- どうでしょう新作(ジャングルリベンジ)制作&放送
- 新宿伊勢丹の北海道物産展にHTBショップ出店
- 「どうでしょう写真集第1弾」復刻販売
- 鈴井さん韓国に映画留学、壮行会開催
これ以外にも、大泉さんやどうでしょうが雑誌などで取り上げられることが一気に増えた時期でもあった。本放送が終わっても、まだまだどうでしょうの勢いは衰えることを知らず、一気に知名度が上がっていった時期ともいえるだろう。
個人的にも「ミュージックステーション」の記事(こちら)で、一気にこのブログへのアクセスが増え、さらに鈴井さんの壮行会の記事(こちらの記事ほか全11本)でも、多くの方にアクセスいただいた。ここまでこのブログが続いたのは、この時期のアクセス数アップが原動力になっているといっても過言ではない。
そんな時期の「本日の日記」となれば、目は通しておきたいところ。
発売は5月12日(水)、予約はいつものロッピーさんで3月1日から。予約コードは「027320」(鬼並みに礼)。
その「本日の日記」の元になっているどうでしょうHP、最近はほとんど見に行くことがないのだが、今日久しぶりに見に行くと、藤村Dの日記が掲載されていた。
その内容に衝撃を受けた。
日記の一部を引用する。
みなさまにご報告があります。
このたび私と嬉野は、4月1日付けでコンテンツ事業室という部署に異動することとなりました。
基本的にこれまでと業務は変わらない、とのことではありますが、より放送外収入(DVDの制作など)に特化した部署である、と聞いております。
また、「水曜どうでしょう」並びに「ドラマ」のプロデューサーをつとめていたお馴染みキャップこと福屋は、営業部へ異動となります。
そして我々が在籍していた制作部は、朝番組や夕方のワイド番組を作っている情報部と統合され、情報制作部となります。
制作部にいた部員のうち半数が情報制作部にスライドして「ハナタレナックス」を継続して制作、あとの半数は我々のように他の部署へ異動ということになります。
90年代初めの「モザイクな夜」から始まって、「水曜どうでしょう」「ドラバラ」「いばらのもり」「ハナタレナックス」「素晴らしい世界」などの番組制作を行ってきたHTB制作部ですが、4月をもって、なくなることになりました。
(引用ここまで)
藤村Dと嬉野Dの異動については、それほどの衝撃はない。問題は、その後に書かれているHTB制作部が4月になくなってしまうということである。
情報部との統合というが、制作部の人員の半分しか新しい番組制作部門である「情報制作部」に異動せず、残り半分は他の部署へ異動する、つまりは「制作部門の人員削減」である。
HTBの制作部といえば、ローカル局とは思えないほどのさまざまな番組を生み出してきた制作集団である。果たして放送局の「商品」である「番組」を作る人を減らして、番組制作のクオリティを維持、拡大することが出来るのだろうか?「情報番組」と「バラエティ番組」は同じように作ることが出来るものではないと思うのだが・・・個人的な感想である。まあ、それだけ放送局の経営が厳しくなっているということなのだろう。だからどうでしょうD陣も、放送外収入に特化した部署へ移され、利益を生み出していかねばならないのである。
そうなると、「新作どうでしょう」の可能性は・・・これまで以上に厳しくなりそうな気がする。
「本日の日記3」を読みながら、「昔はよかったねえ」としか言えなくなるのだろうか・・・(久しぶりの「ネガティブどうラーモード)。
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