« 路面電車で「位置ゲー」を! | トップページ | 京都で元・越前屋俵太さんの「自分おこしプロジェクト」始まる »

2010.02.16

樋口了一さんのニューアルバム「よころびのうた」を手に入れる

樋口了一さんの14年ぶりのオリジナルアルバム「よろこびのうた」がいよいよ2010年2月17日に発売となる。というわけで、少しでも早く手に入れたいということで、お昼休みの時間を利用してCDショップへ向かった。

まずは最近CDを買うときには必ず立ち寄るタワーレコードさんへ。樋口さんのCDがあるべき棚には、不自然な「隙間」があり、そこにあったであろう肝心の「よろこびのうた」は見つけられず。

「もしかしてもうかなり売れているのか?」

昼休みの時間もあまり残っていない。急いで次の店へ向かう。向かったのはタワレコさんから程近い「ヨドバシカメラ」さん。通常の棚では見当たらず、「ここもないのかなあ」と思っていたら、入口近くの新譜コーナーに並んでいるのを発見!無事手に入れることができた。

20100216131207_2

会社で聞くわけにはいかないので、帰宅後ゆっくりと聴きはじめ、約1時間掛けて全10曲を聴き終えた。

聴き終えた「感想」らしきものを続きに書いてみる。

全10曲のそれぞれがいい曲なのはもちろんだが、注目したいのはその曲順。
特に4曲目に入っている唯一のカバー曲「切手のないおくりもの」がいい。
曲そのもの(メロディ・歌詞)が、樋口さんの「ポストマンライブ」にも通じるところがあるし、ディキシーランドジャズ風のアレンジが、他の9曲との違いを引き立たせ、よいアクセントになっている。
そしてこの曲が「手紙」の次にくるという曲順もいい。
ここだけではない。1曲目の「HOW?」から10曲目の「よろこびの歌」まで、違和感なくスッと耳に入ってくる感じ。曲の順番は「これしかないわー!」と叫びたくなるほどの完璧さ。
1曲たりとも「早送り」できない、とにかく最初から最後までじっくり聴けるし、聴いていただきたいアルバムである。
聴きながら、あるいは聞いた後に樋口さんによる「セルフライナーノーツ」を読むと、さらにこのアルバムのよさが増すはずである。

|

« 路面電車で「位置ゲー」を! | トップページ | 京都で元・越前屋俵太さんの「自分おこしプロジェクト」始まる »

音楽」カテゴリの記事

樋口了一」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
私も一日早く手に入れ、さっそく浸っています。
捨て曲なしの完璧さで、これだけの曲が今までなかなかメジャーでCDにされていなかったなんて、なんて世の中は理不尽なんだろうと思ったりもします。
でもよろこびのうたの気持ちになれば、歌いこんだからこその深さも感じられます。
やせて水の少ない土で育ったトマトは甘いとか…。まさにそんなスペシャルなアルバムですよね。

投稿: くろちゃん | 2010.02.17 00:59

くろちゃん様
コメントありがとうございます。
このアルバムの完璧さは、14年という歳月があったからこそ生まれたのかもしれません。そして、おっしゃるように「歌いこんだからこその深さ」がすべての曲に感じられますね。
このアルバムが「手紙」のように、じっくり長く多くの人のもとへ届いていくといいなあと思っております。

投稿: K_S | 2010.02.17 23:24

私は出勤前に届いて、速攻CD入れ替えて聞き始めました。
確かに、曲順がいいですね。曲が変わるたびに「おっ!」
「そう来るか!」と・・・。
シングルを持っていても、熟成して組み合わされた曲ばかりで、
とっても幸福感の高いアルバムですね。

「切手のないおくりもの」が財津さんの曲とは知りませんでした。
フォーク全盛の頃の歌だと思いこんでました(笑)

投稿: まねぴー | 2010.02.20 11:10

まねぴー様
コメントありがとうございます。
「熟成して組み合わされた曲ばかり」という表現がまさにぴったりのアルバムですよね。

「切手のないおくりもの」は、今後のライブでは定番になっていくのではないかと思われます。
今年は関西でのライブ、あるのでしょうかねえ。待ち遠しいです。

投稿: K_S | 2010.02.20 22:50

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 樋口了一さんのニューアルバム「よころびのうた」を手に入れる:

« 路面電車で「位置ゲー」を! | トップページ | 京都で元・越前屋俵太さんの「自分おこしプロジェクト」始まる »