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2010.02.05

「はやぶさ」駅に「はやぶさ」を!

寝台特急「はやぶさ」が「富士」とともに廃止になってからもうすぐ1年となる。
使用されていた寝台車両は、JR九州がさまざまなツアーで「復活運転」させているほか、肥薩おれんじ鉄道阿久根駅では、宿泊施設としても利用されている。
その寝台車両を使ってまちおこしをしようとしている団体が鳥取県にある。

寝台特急はやぶさでまちおこし 千円オーナー募集へ(日本海新聞)

記事によれば、鳥取県の第3セクター鉄道若桜鉄道にある隼駅の地元住民が中心となって作られた「隼駅を守る会」が、駅と同名である寝台特急「はやぶさ」で使われていた寝台車両を購入する計画を進めているとのこと。
この隼駅は、スズキのバイク「ハヤブサ」と同名であることから、以前よりライダーが集まることで有名な駅だそうで、寝台特急「はやぶさ」の廃止のニュースを見た守る会の会員から、列車と同名である隼駅に車両を持ってきて、ライダーに休憩、宿泊してもらおうという声が上がり、八頭町や若桜鉄道とともに調査を開始。そして昨年11月、JR九州小倉工場に留置されていた寝台車両2両(A個室寝台車とB寝台車)を購入しようとしたが、断念せざるを得なかったとのこと。
その理由は、記事にこう書かれている(以下引用)。

車両本体は鉄くず相当の値段で購入可能だったが、レールの違いで鉄道輸送ができず、陸送は専用トラックで1両2千万円。陸送に伴う駅周辺の道路幅確保も課題となった。
(引用ここまで)

「レールの違いで」という理由がよくわからない。少なくとも線路の幅はJRも若桜鉄道も同じである。若桜鉄道の線路では、寝台車両の重さなどに耐えられないので、輸送できないということか・・・まあそんなことが気になるのは「鉄」くらいだろうが(苦笑)。

次の目標は、1口1000円の募金でオーナーを募り、3万人を集める取り組みを進めていくそうで、現在は隼駅に募金箱を設置しているだけだが、今後は八頭町ホームページにリンクした同会ページで募金を周知してくとのこと。

若桜鉄道といえば、SL(C12)を整備し、圧縮空気で運転できるようにしていることでも有名(以前見学したときの記事はこちら)であり、さらに寝台車両の展示活用が加われば、利用者増加にも貢献するものと思われる。今後の動向に注目したいところである。

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