« 桜の写真あれこれ | トップページ | 「奈良万葉きっぷ」の旅 »

2010.04.04

藤村Dの「本日の日記」(2010年4月1日付)で思うこと

少し前の話になるが、2010年4月1日付で北海道テレビ放送(HTB)から制作部が消えた。
そのことについては、以前記事にもしているし、当日の水曜どうでしょう公式HPの「本日の日記」でも藤村Dがいろいろと書かれていた。
すでに「本日の日記」は更新されており、当日の内容を読むことはできないが、その内容について思うところがあったので、いまさらではあるが書いていきたいと思う。

先に言っておこう。

「意見・感想には個人差があります」

2010年4月1日付の「本日の日記」で、藤村Dは、HTB制作部のここ10年の番組作りについてこう書いていた(以下引用)。

「組織のことを考える前に、まず作り手個人が番組と向き合い、出演者と向き合い、視聴者と向き合う。そうでなければ人々に支持される番組など作れない。」
(引用ここまで)

この言葉について、2つの違和感を感じた。

ひとつは、「組織のことを考える前に」という最初のひとこと。
「北海道テレビ放送株式会社」に雇用されている従業員である以上、組織の一員であるというのが大前提にあるのではないか。
「水曜どうでしょう」は、藤村D個人が作ったものではない。もちろん、嬉野D個人が作ったものでもないし、鈴井さん、大泉さんが作ったものでもない。

「制作著作:北海道テレビ放送」

北海道テレビに属していたからこそ、この番組は生まれた。そのことを忘れちゃいけない。もちろん「どうでしょう」以外の番組も然りである。

もうひとつは、ここ最近の藤村Dや嬉野D(どうでしょう班と言い換えてもいいだろう)が本当に「視聴者と向き合」って、「人々に支持される番組」を作ろうとしてきたのかという点。
新作が一向に作られず、ドラマ制作やイベントに出演して「テレビ論」を語る、DVDの発売ペースも上がることはなく、BGMの「改悪」(あえてこう書く)すら平気で行う。 これが「視聴者と向き合」って、「人々に支持される番組」を作るということと、まったく逆方向に進んでいるのではないかということ。

さらにそのあとに続くこんな言葉(以下引用)。

「私は、これまでとなんら変わることなく、自主独立の精神で、このHTBで、番組作りを続けたいと思っています。」
(引用ここまで)

これもおかしいと感じる。
「自主独立」というのなら、この組織の中にいてはいけない。極論かもしれないが、そう思う。「自主独立」でやっていける自信があるのなら、この「組織」を飛び出して、「藤村忠寿」の名前だけでやっていけばいい。そうすれば、自分の作りたいものが思うように作れるのではないか?
・・・もちろん、そんな簡単にはいかないだろう。だから結局は「HTB」という組織の中でやっていこうとしている。それでもいいのだが、それなら「自主独立」などという言葉を使ってほしくない。

その後も、テレビ番組の制作に関する持論を語っていたが、「理想論」だけで生きていけるのならば苦労はしない。
今、組織に属しているものとして、求められているものは何か。たとえそれが自分の「理想」と違っていたとしても、求められているものに対して「答え」あるいは「結果」を出していく。それが出来なければ、いくら「理想」を語ったところで、その言葉には何の説得力もない。
「答え」や「結果」を導き出したその先に、「理想」を追い求め、実現に向けて行動を起こす。 そうしなければ、周り(特に組織を維持する側)は、認めてはくれないと思う。

今まで、彼らは自分たちの番組作りを理想的な形にするために「環境作り」に力を入れてきたということをよく語っていた。そして、その「環境」は一時期完成していたのかもしれない。しかし、彼らの作った「環境」は、外部の環境変化に対応できなかったのではないだろうか。いや、外部の環境変化がわかっていても、自らの「環境」を変えるつもりはまったくなかった、変えたくなかったのかもしれない。

でも、自分たちの環境を守るためには、その自らの環境をうまく変えていかなければならなかったのだと思う。それが出来ずに、変えちゃいけないもの(BGMとか)を変えてしまった。

もし、年に最低1回、出来れば半年に1回でも「どうでしょう新作」を、「ラストラン」以降作り続けていたならば、状況は変わっていたかもしれないと思う。
作り手や出演者が歳を重ね、感じ方や考え方を変えていくのと同じように、視聴者や、会社組織なども変わっていく。番組を作り続けていれば、それらの「変化」に気づいて、番組の内容や作り方も少しずつ変化して、環境もうまく変わっていけたかもしれない。そうすれば、今回のようなことはなかったかも・・・「たられば」の話ではあるが。

・・・以上、あの「本日の日記」を読んで感じたことをほぼストレートに書き連ねてみた。
最後は「妄想」といわれても仕方ないようなことまで書いてしまったが、こんな考え方を持つ人もいるんだなあくらいに受け取っていただければと思う。

|

« 桜の写真あれこれ | トップページ | 「奈良万葉きっぷ」の旅 »

水曜どうでしょう」カテゴリの記事

コメント

K_Sさん、こんばんは!

新作がなかなか出ないのはタレントのお二人、特に大泉さんが忙しすぎてやりたくても出来ないのかなと漠然と思ってました。ほんとに新作が見たいです。

投稿: ひろりんりん | 2010.04.05 20:52

ひろりんりん様
コメントありがとうございます。
大泉さんが忙しすぎて出来ないというのは、個人的には半分正解で半分間違っているように思います。

実際、どうでしょう以外の番組、例えば「おにぎりあたためますか」や「ハナタレナックス」、「1×8いこうよ!」などはレギュラーを続けておられます。だから、どうでしょうさんだけが出来ないということはないと思います。

もちろん、「旅」に出るだけの長いスケジュールを切れないというのもあるのかもしれませんが、そんな「たいそうな旅」でなくても、「どうでしょう」は作ることが出来るのではないかと、一どうラーとしては思うわけです。

ですから、長期ロケのスケジュールが切れないという意味では「正解」なのでしょうが、それ以外にもやる方法はあるんじゃないかという意味では「間違い」かなと思います。

大泉さんご本人は、いろんなところでどうでしょうネタをお話されているようですし(最近では映画の舞台挨拶で「ジャングルで誕生日を迎えたことがある」とおっしゃったようです)、何らかの形で新作が作られるといいなと思います。

投稿: K_S | 2010.04.05 21:54

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/14516/47998741

この記事へのトラックバック一覧です: 藤村Dの「本日の日記」(2010年4月1日付)で思うこと:

« 桜の写真あれこれ | トップページ | 「奈良万葉きっぷ」の旅 »