「奈良万葉きっぷ」の旅
4月1日から始まった「奈良デスティネーションキャンペーン」に合わせて、新大阪-奈良間を結ぶ臨時特急「まほろば」の運行が始まった。
以前記事にもしたが、運行期間は平成22年4月1日(木)と4月~6月の土休日となっており、1日1往復の運転である。
「いつでも乗れる」と思っていたら、あっという間に運行終了・・・よくあるパターンである。
というわけで、早めに乗車しようと思い、日曜日に乗車してきた。
まずは前日の土曜日、大阪駅である企画切符を購入。それがこちら。
「奈良万葉きっぷ」である。奈良県内のJR線が1日乗り放題となる自由周遊区間と、発駅からこの自由周遊区間までの往復がセットになっているきっぷで、大阪駅発だと大人1,200円。通常大阪-奈良間の往復運賃は1,560円なので360円ほどお得となっている。
三ノ宮駅からだと1,300円で、通常の往復運賃(2,420円)より1,120円もお得になっている。
ただし、利用日の前日までに購入する必要があるので注意が必要である。
というわけで、前日にこの切符を購入し、当日朝、大阪駅へ。「みどりの窓口」で目的の臨時特急「まほろば」の特急券を買い求める。
列車は6両編成でうち2両が自由席、残り4両は指定席となっている。自由席でもよかったのだが、「臨時特急」に乗る機会もそうないだろうということで、指定席を購入。 指定席特急券のお値段1,650円・・・「奈良万葉きっぷ」よりも高い。ただ、これで自由席の列に並ぶ必要はなくなる(並ぶほど乗客がいるのかどうかはわからないが)。
大阪駅から新大阪駅へ移動する。「奈良万葉きっぷ」は大阪駅発のものでも、特急券さえ買えば新大阪駅から利用できるようになっている(JR神戸線発駅のものであればOKとのこと)。
新大阪駅11番線で列車の到着を待つ。
そして、いよいよ臨時特急「まほろば」号が入線してくる。動画でご覧いただこう。
「特急まほろば新大阪駅入線 」
国鉄色の381系である。ヘッドマークもオリジナルのものが作られている。
行き先表示幕ももちろん作られていた。
乗り込むと程なくして出発。「はるか」や「くろしお」と同じように、貨物線から大阪環状線に入り、天王寺へ。さらに関西本線へと入っていく。
天王寺を過ぎると、車内で記念乗車証が配られる。 裏面には番号が印刷されており、奈良駅構内の観光案内所に掲示される番号と一致すると、奈良のお土産がもらえるとのこと。
列車が河内堅上駅に近づくと、ホーム上の桜が満開であることが車内アナウンスで流れ、駅も徐行運転で通過していく。次の停車駅王寺駅からは、 「あの方」が乗車してくる。
ご存知!「せんとくん」である。王寺駅から終点奈良駅までの間、車内を回るのだが、なかなかやってこない。もうすぐ奈良駅に到着する、というところでようやく乗っていた車両に彼が登場!
しかし、車内奥まで入ることはなく、列車は奈良駅に到着。ホームで彼の姿をようやく捉えることができた。
その後改札口付近では撮影会が行われていたのだが、あまりの人の多さに撮影はパス。
続いては、「万葉まほろば線」の愛称がつけられた桜井線に乗車する。
105系の2両編成である。この車両は普通の車両だが、万葉集の世界をデザインしたラッピング車両も走っている。できればその車両に乗車したい。途中乗り降りしながら、そのラッピング車両を探す。
桜井駅では、約1時間の待ち時間を利用して、駅近くをうろうろしてみる。すると、川沿いに桜が満開になっている場所を発見。
しかし、ラッピング車両に会えないまま、高田駅に到着。ここでさらに1時間待つ。これで来なければあきらめて帰ろうと思っていた。すると・・・来た!
ラッピング車両「旅万葉」である。
車体側面には、柿本人麻呂、大伴家持、額田王などの絵が描かれている。
車内にも、万葉集にちなんだ装飾が施されている。
これとは違ったデザインの車両も走っているのだが、疲れてきたので今回はこれで終了。奈良駅までこの車両に乗車し、奈良駅からは大和路快速で帰宅の途へとついた。
今回の旅では、平城遷都1300年祭のメイン会場「平城宮跡」には立ち寄らなかったのだが、4月24日から11月7日まではメイン会場として、さまざまな展示やイベントが開催されるので、また訪れなければと思っている。
参考:平城遷都1300年祭ホームページ
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