« 片道600円が100円に!山形鉄道で1日1往復の臨時列車運行! | トップページ | 樋口了一コンサート「手紙~親愛なる子供たちへ~」 at つくばに行く »

2010.05.27

「技研公開2010」に行く

先日記事にした「行きたい場所(イベント)」に行ってきた。
毎年5月末に行われるNHK放送技術研究所の公開イベント「技研公開」である。
いつもは土曜か日曜に訪れるのだが、今年は公開初日に訪れることになる。
「平日だし、わりとゆったりと見られるかなあ」と思いながら、早朝の新幹線に乗り込み、電車とバスを乗り継いで、砧にある技研に到着。Nhk20100527_65_768x1024

中に入ると、ものすごい人・人・人・・・である。スーツ姿の方が多く見受けられるので、業界の方が多いのかもしれない。これはしまったなあと思いながらも、展示を見て回る。
気になった展示をいくつかピックアップしてご紹介していくことにする。
Nhk20100527_3_1024x768 Nhk20100527_6_1024x768
これは「放送通信連携サービス」のひとつである「ソーシャルテレビサービス」。
テレビを見ながらコメントを書き込み、それを共有することで多くの人と一緒にテレビを見たような楽しみ方が出来たり、テレビの感想をグラフ化して表示したり出来る。
ちょっと前なら「掲示板実況」、今なら「twitter実況」が放送中の画面に同時表示されるといった感じだろうか。

Nhk20100527_11_1024x768 Nhk20100527_14_1024x768

これは、「意図をくみ取るテレビユーザーインターフェースの提案」というもので、テレビを見ている人が雑誌を読んだのを認識し、その雑誌に載っている内容にあった番組を流すというもの。

続いては、昨年の技研公開(記事はこちら)でも紹介されていた「インテグラル立体テレビ」。1度に8名が入るブース内の実映像撮影は不可だったが、並んでいる間に展示されていた立体映像は撮影できた。
Nhk20100527_24_1024x768
・・・まあ、写真では立体感はまったく伝わらないのだが。

そして、毎年恒例・実はこれを見るために「技研公開」に来ているといっても過言ではない「スーパーハイビジョンシアター」。Nhk20100527_35_1024x768

今年のテーマは、「スポーツ&ステージ」。
NHK交響楽団のコンサート、NHK杯フィギュアや東京マラソン、紅白歌合戦などの映像が大画面&22.2chサラウンドの音響で流される。また、スーパーハイビジョン・フル解像度カメラで撮影された子どもたちや桜の映像も流された。
N響コンサートの映像で演奏されていたのは、ベートーベンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」。
TEAM NACSのファンならご存知、「COMPOSER~響き続ける旋律の調べ」で使われていた曲である。
あの冒頭のフレーズを聞いた瞬間、頭の中にリボンを持って踊る安田顕さんの姿が浮かんでしまった(苦笑)。
東京マラソンの映像では、雨の音がものすごくリアルで、そのときの空気や気温までもが伝わってくるように感じた。
紅白歌合戦の映像では、歌手の方のパフォーマンスもさることながら、NHKのカメラマンやディレクター、スタッフの方があちこちと動き回る姿に目がいった。「オープニングから『巻き』が入る」といわれる(?)紅白の舞台裏が少し見えたような気がした。
そして、スーパーハイビジョン・フル解像度カメラで撮影された桜の映像は、奥行きを感じる映像で、これだけ見えるのなら、立体テレビなんて要らないんじゃないかと思わせてくれるほど素晴らしい映像であった。

続いては、「放送博物館コーナー」
今回は、テレビカメラの開発にスポットを当てて、映像の高品質化やカメラの小型化を実現してきたカメラが展示されていた。
Nhk20100527_41_1024x768

1940年に開催が予定されていた東京五輪のテレビ放送のために技研が製作した「アイノコスコープカメラ」【1939(昭和14)年】
Nhk20100527_46_768x1024 スタジオで使われていたTKO-3型イメージオルシコンカメラ【1956(昭和31)年】
Nhk20100527_51_1024x768 技研で開発した2/3インチサチコン(光導電型撮像管)を使用し、性能が一段と向上したNHK-1A型 ハンディカメラ【1976(昭和51)年】
Nhk20100527_54_1024x768 ハイビジョン用小型高感度2/3インチ撮像管(HARP)を用いたハイビジョンカメラ【1988(昭和63)年】

このほかにも、「スーパーハイビジョン音響の家庭再生」という展示では、4個または9個のスピーカーで22.2マルチチャンネル音響を再現したり、TV番組制作言語「TVML」によるCG映像コンテンツの製作からライブ配信までを行うクラウド型のエンドユーザー向け番組制作ウェブサービスの展示があったり、「触って伝わるテレビ」の実現を目指した「3次元物体の触力覚提示技術」研究の展示などもあり、紹介しだすとキリがなくなってしまうので、これくらいにしておく。

興味のない人には「なんのこっちゃ?」と思われるかもしれないが、そう遠くない未来に自分の家で見られるかもしれない放送の最新技術が見られるというのは、結構面白いものである。

「NHK技研公開2010」は、2010年5月30日(日)まで行われているが、5月29日(土)・30日(日)の2日間は、技研職員のガイドツアーや、スタンプラリー、小学校高学年から中学生の親子を対象に、技研の研究員が、最先端の放送技術をわかりやすく説明する「なっとくテレビ塾」などのイベントも行われる。
この土日、「無料」で楽しめるおすすめのイベントである。

参考:NHK技研公開2010

|

« 片道600円が100円に!山形鉄道で1日1往復の臨時列車運行! | トップページ | 樋口了一コンサート「手紙~親愛なる子供たちへ~」 at つくばに行く »

放送」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/14516/48473791

この記事へのトラックバック一覧です: 「技研公開2010」に行く:

« 片道600円が100円に!山形鉄道で1日1往復の臨時列車運行! | トップページ | 樋口了一コンサート「手紙~親愛なる子供たちへ~」 at つくばに行く »