いすみ鉄道存続決定!
千葉県の第三セクター鉄道「いすみ鉄道」といえば、訓練費を自己負担する運転士を募集したり(記事はこちら)、車両にムーミンのキャラクターが描かれた「ムーミン列車」を走らせるなど、さまざまなアイディアで全国に存在をアピールしている。
そのいすみ鉄道が、ついに「鉄道」として存続することが決定した!
記事によれば、千葉県が設置した「いすみ鉄道再生委員会」が、2007年にまとめた最終報告で、2008年・2009年度を収益改善の実効性の検討期間として、将来的に収支の改善が見込めない場合は、バス路線などの代替交通手段への転換を検討するとしていたのだが、この度の会議で、輸送人員・旅客収入ともに増えたほか、新たに設けた売店の売り上げも好調だったことから、長期収支見込が将来的に均衡し、黒字基調になると見込まれ、一定の条件の下で鉄道として存続できるという検証結果を了承したとのこと。
この「一定の条件の下」とは、
(1)イベントなどの活性化策のさらなる充実
(2)住民の支援継続
(3)自治体による線路など設備の維持管理への財政援助
の3つ。
いずれも今までの活動を引き続き強化していくことが重要ということになる。
和歌山電鉄などもそうだが、やはり鉄道会社が行う「仕掛け」と、地域住民・自治体の支援がうまく重なり合うことで、鉄道が存続し、地域も活性化できる。第3セクターに限らず、全ての地方鉄道が、こうした取り組みで存続していってほしいし、個人的にも出来るだけ多くの地方鉄道に乗りに行って少しでも貢献できればと思う。
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