« 毎年恒例「NHK技研公開」+αの旅(1)ヨコハマぶらり旅 | トップページ | 毎年恒例「NHK技研公開」+αの旅(3)再びのヨコハマ »

2011.05.28

毎年恒例「NHK技研公開」+αの旅(2)技研公開2011を見に行く

5月26日木曜日、起床後こんな景色を眺めながら朝食。

2011_052526and0096

実に贅沢である(普段は質素すぎるのだが)。
宿を出て、小田急に乗り込み、いつもなら成城学園前で下車してバスに乗るのだが、たまには違う行き方でいってみようと思い、1つ手前の祖師ヶ谷大蔵駅で下車し、てくてくと砧の住宅街を歩いてNHK放送技術研究所に到着。

2011_052526and0146

今年の玄関装飾は、様々な配慮もあってか地味。中に入ってもやや照明が暗いように感じる。
65回目を迎える今年のテーマは「あなたに伝えたい、デジタル放送の未来」。今年7月にテレビ放送が完全デジタル化となるわけだが、その先の未来を目指してすすめている研究成果を紹介している。
今回は、展示を見た後に講演会を2つ拝聴したので、その内容も踏まえた上で、個人的に気になった内容について触れていくことにする。

テレビのデジタル化の先の姿としてNHKが研究開発を進めているものとして「Hybridcast」が大きく取り上げられていた。これは、放送波で送られてくる番組とネットワークを通じて送られてくる番組関連情報を同期させることで、番組視聴の新しい楽しみ方を広げようというもので、テレビだけでなく、携帯端末(タブレット型の端末が多く展示されていた)などとも連携して、視聴者同士のコミュニケーションを取ることも考えられている。
デモンストレーションで紹介されていた例としては、サッカー中継を見ている単身赴任のお父さんと、同じ番組を見ている子供が、同じ中継映像を見ていることが画面端の「ナビゲーション」メニューに顔画像入りで通知され、さらに直接テレビ電話のように会話することも出来るというものがあった。
また、都会に住む家族と田舎に住むおばあちゃんとの例では、おばあちゃんの住むエリアに大雨の警報が出て、それをもとにおばあちゃんの安否確認をテレビを通じて行ったり、その地域だけで放送されている災害情報を見ることができるといったものもあった。
さらに、手話放送の拡充を目指して、日本語を手話に変換し、手話CGを生成する技術の基礎研究が行われており、将来的には、この「Hybridcast」の仕組みを使って、放送と手話CGを同期させることも出来るようである。

ネットワークとテレビの融合という点では、「teleda」というソーシャルネットワークとの融合サービスや、Twitterを利用して、番組を推薦する仕組み(フォロワーが多く、番組に関するつぶやきが多いユーザーのつぶやきの時間や内容を解析して、より多く視聴された番組を推薦する)なども紹介されていた。

そして、毎年楽しみにしている「スーパーハイビジョンシアター」だが、今回は個人的にはいまいちであった。米PBS制作のワシントンの街を撮影したものだったが、いつものような日本の風景が見たかった。あと黒画面になったときに、スクリーン上にドット抜けが目立って気になってしまったのが残念であった。
一方で、世界初の直視型スーパーハイビジョン対応の85V型液晶ディスプレイは大変美しく迫力のある映像を見ることが出来たし、スーパーハイビジョン用の広ダイナミックレンジプロジェクターは「黒」の発色が素晴らしかったし、これまでより低コストでコンパクトになったというスーパーハイビジョンプロジェクターの展示では、一面に広がるひまわり畑や金閣寺やモミジの葉がヒラヒラ回りながら落ちてくる映像などを見ることが出来、むしろこの映像を「スーパーハイビジョンシアター」で見たいと思ったほどであった。

それから、電気自動車を利用した中継車両も展示されていた。

2011_052526and0137

搭載している放送機材の電源にもバッテリーを利用した日本初の排ガスゼロ中継車とのこと。

本当はこの後、愛宕のNHK放送博物館にいくつもりだったのだが、講演会を最後まで聞いていたら、開館時間中にたどり着けないことが分かり今回は断念。とはいえ、帰りの飛行機の時間まではまだだいぶ時間がある。
というわけで、移動を開始してある場所に向かったのだが、その話はまた次の記事にて。

|

« 毎年恒例「NHK技研公開」+αの旅(1)ヨコハマぶらり旅 | トップページ | 毎年恒例「NHK技研公開」+αの旅(3)再びのヨコハマ »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

私も技研公開に行ってきましたが、スーパーハイビジョンシアターがイマイチというのは同感です。国際連携でやってますよというアピールなのでしょうけど、スーパーハイビジョンが生きる映像素材ではなかったかと。。強いて言うとステンドグラスぐらいかなあ。日本の四季や祭りは色鮮やかで、こういったデモには映えますね。

投稿: MARU | 2011.05.30 23:22

MARU様
コメントありがとうございます。
ステンドグラスの映像は、確か広ダイナミックレンジプロジェクターでも出てきましたね。
おっしゃるように「日本の四季や祭り」の色鮮やかさをああいうところで見たいものです。来年に期待です。

投稿: K_S | 2011.05.31 11:09

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/14516/51793536

この記事へのトラックバック一覧です: 毎年恒例「NHK技研公開」+αの旅(2)技研公開2011を見に行く:

« 毎年恒例「NHK技研公開」+αの旅(1)ヨコハマぶらり旅 | トップページ | 毎年恒例「NHK技研公開」+αの旅(3)再びのヨコハマ »