近鉄の新型観光特急は設備もサービスも「いたれりつくせり」
以前記事にした近鉄の新しい特急車両の概要が明らかになった。
近鉄が新型特急導入へ 大阪、名古屋から伊勢志摩へ(神戸新聞)
次世代「新型観光特急」、平成25年春デビュー!(近畿畿日本鉄道ニュースリリース・PDF)
記事ならびにニュースリリースによれば、2013年(平成25年)春に導入される新型観光特急は6両編成。
車内の座席は私鉄初となる全席3列シートで、座席前後の間隔もこれまでの特急より約20cm広く私鉄最大となる125cmを確保、さらに電動レッグレストや電動リクライニングなども装備されており、定員は147名と現在の特急よりも半減している。
また、グループ席として、6人用のサロン席、4人用の和風・洋風個室も用意されている。
先頭車両はハイデッカー車両で、眺めは抜群。そして近鉄特急の代名詞ともいえる2階建て車両は、2階部分が軽食を楽しめるカフェテリアスペースとなっており、1階はグループ専用席で夏休みにはキッズルームなど多目的に活用できるスペースとなっている。
車内サービスでは専属のアテンダントが乗車し、軽食や飲料の販売、おしぼりの配布、乗車記念品の配布などのきめ細かなサービスが提供される。
この特急車両は2編成製造され、大阪・名古屋それぞれから伊勢志摩方面への運用が予定されており、通常の特急料金に加えて「新型観光車両料金(仮称)」が徴収される予定との事。
神戸新聞の記事によれば、この新型車両が阪神への乗り入れを想定して設計されているそうで、現在乗り入れに向けての協議も行われているとの事。
阪神への近鉄特急乗り入れについては近鉄が以前から積極的な発言を行っているが、阪神としては現状のダイヤでの乗り入れに慎重な態度をとっているようで、まずは団体列車や臨時列車という形からのスタートになりそうだが、出来るだけ早く実現してほしいものである。
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