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2011年8月

2011.08.31

日本縦断企画も15回目!今回は「途中下車&寄り道の旅」

列車で日本を縦断する旅企画といえば、JR北海道旭川支社!
日本最北端の駅・稚内からJR最南端の駅・西大山まで、3,155kmを、「普通列車」だけで(一部区間除く)5泊6日で走破するというツアー(記事はこちら)や、日本三大夜景を楽しみながら日本を縦断するツアー(記事はこちら)など、
「まあ、よくこれだけ企画が思いつくものだ」
「それも毎回完売だ!」
「参加する物好・・・いやいやチャレンジ精神旺盛な方がたくさんいらっしゃるものだ」
と感心するばかりなのだが、今年(2011年)3月18日に予定されていた「俊足日本縦断の旅」」は、東日本大震災の影響により中止となってしまった。
しかし、今回この行程の一部を追加、変更したツアーを新たに発売するという。

列車で巡る日本縦断! 途中下車&寄り道の旅(JR北海道プレスリリース/PDF)

プレスリリースによれば、今回15回目を迎えるこのツアーは、JR最北端の駅・稚内からJR最南端の駅・西大山駅、そしてその先の枕崎まで、JRの各列車を乗り継いでいく7泊8日の旅である。
注目すべきポイントをあげておきたい。
○6種類の「新幹線」に乗車!
E5系「はやぶさ」をはじめ、「はやて」「ひかり」「こだま」「のぞみ」「さくら」と6つもの新幹線に乗車することが出来る。
○鉄道関連施設に寄り道!
旧国鉄美幸線の廃線後をトロッコで運転体験できる「美深トロッコ王国」や、鉄道ミステリー作家西村京太郎氏の記念館、名古屋の「リニア・鉄道館」そして、九州の「九州鉄道記念館」などの鉄道関連施設に寄り道が出来る。
○参加者限定日本縦断証明書付!
参加者にはエンブレム形の透明アクリル製名入り日本縦断証明書がもらえるほか、西大山駅前にある「幸せを届ける黄色いポスト:から日本縦断達成報告用の絵はがきを出すことも出来る。
このほかにも、指宿では砂蒸し風呂が楽しめたり、鉄道以外の観光地めぐりも充実したツアーとなっているので、詳しくはニュースリリースでご確認いただきたいと思う。
ツアーの出発日は、2011年10月7日(金)募集定員は40名(最少催行人数20名)で、お値段は稚内発で大人お一人193,000円からとなっている。
また、このツアー料金の一部には東日本大震災の災害に合われた形への義援金が含まれているとのこと。
日本列島を北から南へ列車を乗り継ぎ、途中下車をしながら「がんばっている日本!」を感じるこのツアー、お金と休みがあればぜひ参加してみたいものである。

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2011.08.29

運転再開する美祢線が1日乗り放題!「美祢線1日乗り放題きっぷ」発売!

以前記事にもしたが、2010年7月の豪雨により運休していたJR美祢線がいよいよ2011年9月26日(月)に運転を再開する。これにあわせたきっぷが発売される。

「美祢線1日乗り放題きっぷ」を発売します!(JR西日本プレスリリース)

プレスリリースによれば、この「美祢線1日乗り放題きっぷ」は、美祢線(厚狭-長門市間)の普通・快速列車の自由席が1日乗り放題となっており、もちろん途中下車も可能である。ただし、美祢線の列車が乗り入れることがある山陰本線支線の通称仙崎線(長門市-仙崎間)は乗車できないので注意が必要である。
発売期間は、2011年9月20日(火)から2011年10月30日(日)まで、利用期間は2011年9月26日(月)から2011年10月31日(月)までで、乗車日の前日までに購入することが必要となっている。
お値段は、おとな1,000円、こども500円である。
せっかく復活した美祢線を多くのお客様に楽しんでもらうのなら、「乗車の前日までに購入」なんてけちな事を言わなければいいのに・・・とは思うが、久しぶりに「お一人様」でも使えるJR西日本としては大変貴重なきっぷでもあるので、タイミングが合えば利用してみたいと思う。

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2011.08.25

降りられないけど停車します!JR石勝線信号場停車ツアー開催!

「信号場」という言葉を知っているのはおそらく「鉄」の人を除けばほとんどいないと思われる。でも、列車に乗っていて、突然駅でもないところで列車が止まり、しばらくすると、反対側から列車が来て行き違いをする、そんな経験をされた方なら、結構いるかもしれない。そういう場所の多くは「信号場」と呼ばれる場所である(細かい定義はあるのだが、ここではちょっとおいておく)。
そんな信号場が、JR北海道の石勝線(南千歳-新得間)には15ヶ所もある(他路線との重複を含む)。ちなみに旅客駅も同数の15ヶ所(新夕張駅-夕張駅間の支線を含む)。そんな「信号場」だらけの石勝線の信号場のうち12ヶ所にすべて停車するという、かなり狭いターゲット向けのツアーがJR北海道釧路支社で企画されている。

旧楓駅にも停車、石勝線新得~新夕張間の全信号場に停まる旅行ツアー実施(マイコミジャーナル)
「石勝線信号場停車&夕張・鉄道遺産の旅」を実施します!!(JR北海道釧路支社ニュースリリース・PDF)

記事及びニュースリリースによれば、このツアーでは、帯広駅発の臨時列車(キハ40系使用)に乗車して石勝線の新得駅-新夕張駅間の全12ヶ所の信号所にそれぞれ2分以上停車し、列車内から窓を開けて写真撮影が可能になるという(信号場なので降りることは出来ない)。信号場の中にはかつての楓駅(現楓信号場)も含まれている。
さらに、夕張では1987年に廃止となった三菱大夕張鉄道の保存車両を保存会の方がツアーガイドで同行して解説・見学できるほか、現在は一般公開されていないSL館も特別公開される。
このほかにも、シューパロ湖畔や三弦橋といった夕張の見所も訪れることができるという、内容の濃いツアーとなっている。
ツアーの実施日は2011年10月10日(月・祝)で、お値段は帯広発着で大人一人8,880円。釧路や札幌からの往復+帯広1泊が付いたプランなども発売されるとのこと。
普通の鉄道ツアーでは物足りないという方は、こういったツアーに参加されてはいかがだろうか?

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2011.08.24

今秋で6回目!東北ローカル線パス発売!

東北のローカル線を満喫できるあのきっぷがこの秋も発売される!

青春18きっぷ期間外も東北の列車乗り放題! 今秋も東北ローカル線パス発売(マイコミジャーナル)
秋の東北をローカル線で旅しよう!「東北ローカル線パス」を発売します!(JR東日本仙台支社プレスリリース・PDF)

記事ならびにニュースリリースによれば、この「東北ローカル線パス」で利用できるのは、東北6県(青森・秋田・岩手・宮城・山形・福島)のJR線(新幹線を除く・新青森-青森駅間のみの特急・急行列車普通車自由席利用は可)と以下の11の鉄道事業社線の快速を含む普通列自由席である。
・IGRいわて銀河鉄道線
・青い森鉄道線
・弘南鉄道線
・十和田観光電鉄線
・秋田内陸縦貫鉄道線(急行「もりよし」は急行券購入で利用可)
・由利高原鉄道線
・三陸鉄道線
・山形鉄道線
・阿武隈急行線
・福島交通線
・会津鉄道線
ただし、震災の影響で運転を見合わせている区間については、代行バスが運転されている区間では利用が可能となっている。
発売期間は、2011年9月1日(木)~2011年11月26日(土)まで,
利用期間は9月2日(金)~11月28日(月)で、有効期間開始日当日でも購入することが出来る。
注意したいのは、「利用できる鉄道社線」と「有効期間」である。
まず、利用できる鉄道社線についてだが、今回も仙台市営地下鉄・仙台空港鉄道、津軽鉄道はこのパスでの利用ができない。これは何とかならんのだろうか?まあ何とかならんからここまで続いているのだろうが(苦笑)せっかくなので、これらの鉄道会社にも乗車していただきたい。
続いての注意点は「有効期間」。
基本的には、利用期間内の金・土・日または土・日・月の連続する3日間になっているのだが、9月16日~20日、9月22日~26日、10月7日~11日、11月3日~7日は、曜日に関係なく連続する3日間の利用が可能となっており、3日間の有効期間がない場合は購入できない。
自分で書いていてもよく分からないので、購入可能な有効期間開始日と有効期間の組み合わせを箇条書きにしてみる(間違っているかもしれないので、利用・購入時は要注意!)
【2011年9月】
2日(金)~4日(日)
3日(土)~5日(月)
9日(金)~11日(日)
10日(土)~12日(月)
16日(金)~18日(日)
17日(土)~19日(月・祝)
18日(日)~20日(火)
22日(木)~24日(土)
23日(金・祝)~25日(日)
24日(土)~26日(月)
30日(金)~10月2日(日)
【2011年10月】
1日(土)~3日(月)
7日(金)~9日(日)
8日(土)~10日(月・祝)
9日(日)~11日(火)
14日(金)~16日(日)
15日(土)~17日(月)
21日(金)~23日(日)
22日(土)~24日(月)
28日(金)~30日(日)
29日(土)~31日(月)
【2011年11月】
3日(木・祝)~5日(土)
4日(金)~6日(日)
5日(土)~7日(月)
11日(金)~13日(日)
12日(土)~14日(月)
18日(金)~20日(日)
19日(土)~21日(月)
25日(金)~27日(日)
26日(土)~28日(月)
なお、お値段は大人6,000円、こども3,000円で、これまでのパスと同じ。
さらに、この「東北ローカル線パス」利用者は、フリーエリア内の駅レンタカー営業所でSまたはAクラスのレンタカーを特別料金で利用できる(要事前予約)。
個人的には土日祝の休みが取りにくいので、このパスを使っての旅計画は実現の可能性は低いのだが、このエリアの鉄道はここ数年末乗り続けているので、また今年も乗りに行きたいと思っている。それが少しでも前倒しで実現できればなおよいのだが。

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2011.08.20

博多駅ビル&「水戸岡鋭治の大鉄道時代展」に行ってきた

朝、山陽本線防府駅近くのビジネスホテルで目が覚める。空調のせいかあまり眠れず、乗ろうと思っていた電車の出発時間に目が覚める。まあいいやと、ゆっくり支度を済ませ、朝食をとってから駅へ向かい、列車を乗り継いで予定より30分ほど遅れて到着したのは、今年3月の九州新幹線鹿児島ルート全通に伴いリニューアルした博多駅。目的はこれ。

2011_0818190003JR九州などの列車デザインですっかりおなじみになられた水戸岡鋭冶さんの展示会「水戸岡鋭冶の大鉄道時代展~駅弁から新幹線まで~」である。
入場料1000円のところを、当日のスタンプが押印してある「青春18きっぷ」を提示して前売り料金の800円で入場。
展示の詳細については、詳しくご紹介されているところがすでにあると思われるので、個人的に気になった点を、博多駅の感想を含めて箇条書きで。

・車両デザインだけでなく駅舎や公共施設のデザインなどのイラストがたくさん展示されていた。個人的にはこういう方面も大変興味があるので、じっくりと見せていただいた。
・車両に使われる素材サンプルを一同に展示したスペースは圧巻。色柄はもちろんのこと、形や使い心地にいたるところまで計算されつくされているのだということを改めて感じた。
・九州を一周する夢の豪華列車「AROUND THE TRAIN」のプレミアムツアーの旅程イメージと車両イメージのパネル展示!特に車両は客車6両編成のうち4両は乗客サービスのための車両(展望サロン・サロン&バー・フリースペース・食堂車がそれぞれ1両ずつ)、残りは指定席(1+2席×5列)+バー付き)と寝台車(個室4室+展望スペース)という、かなりゆとりのあるイメージ。これが実現すると、日本の鉄道旅行のスタイルが大きく変わることはまちがいない。
・試写室で行われたプレミアム上映会は、ちょっと期待はずれ。確かに、通常では見られない企業内部で作られた資料用の映像だとは思うが、船(おりんぴあどりーむ)や観光施設(笠沙恵比寿)の映像は、水戸岡さんの業績を紹介するにはいいのかもしれないが、観に来た人が求めていたのは、最初に流れた岡山電気軌道の「MOMO」や、最後に流れた九州新幹線「800系」の映像だったはず。「大鉄道時代展」という名前にあわせてもっと鉄道車両の映像を見せて欲しかった(まあ、個人的には船も建物も好きだからこれはこれでありだが)。
・展示スペースのバックヤード部分を開放し、トレインビュースポットを設置。この展示会が終われば入ることの出来ないスペースからの眺望は貴重!2011_0818190009

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・でも、それ以外にも駅の中にはトレインビュースポット多し!2011_0818190034_2

これは、博多駅ビル屋上から撮影したもの。それから、もうひとつ。9階にある映画館「Tジョイ博多」のスクリーンのちょうど裏手にもこんなところが。

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ちょっと昔の食堂車っぽい雰囲気のトレインビュースポットになっており、鉄道の絵や模型、部品なども展示されている。
さらに入口にはこんな銘版が!2011_0818190056

こういう細かいところを見つけるのも楽しい。細かいといえば、エスカレーターにも小ネタが。

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あえて説明する必要もないだろうが「動輪」の形である。
・サテライト会場(駅構内)に展示していた「家具」がイイ!

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2011_0818190062こういう家具を置いて様になる部屋に住んでみたい(苦笑)
というわけで、今回の旅の目的は無事完了となった。まあ、博多にはギンギラさんのお芝居などでまたこれから何度も訪れることになると思うので、行く度に少しずつ駅の中を探検していろいろ見つけていきたいものである。


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2011.08.17

旅に出ています(養生中)

最近ブログの更新ペースが極端に落ちている。
ここ数ヶ月仕事も忙しく、これまでなら休みを使ってちょっとした旅に出て、リフレッシュして、ブログの記事を書く、というのが常だったのだが、休みがあまり取れない、取れてもどこにも行く気がしない、何とか出かけたとしても、行き先が決まらず、迷い続けた挙句にどこにも行かなかったり、迷った末に決めた行き先で何をしたらいいのか分からなくなり、何もせず帰ってくる・・・そんなことが何度もあり、さらに体にも不調が出てきたので、医者に通いつつ仕事をこなしていたのだが、もう限界に達してしまった。
このままだと本当に自分がだめになってしまうのではないかと感じたので、お盆あけのタイミングで少し休みをとることにした。

まあ、1週間と少しの休みで、どれだけ体が元に戻るかは分からない。でもせっかくの休みなので、体のことも気遣いながらも、ブログ更新の意欲も少しはあげていきたいと思い、旅に出ることにした。
とはいえ、まだまだ「養生中」の身ゆえ、青春18きっぷを片手に、細かい行程は決めず、写真も気が向いたら取る程度にとどめ、疲れたらそこで休むという旅である。ある意味「かなり贅沢な旅」といえるかもしれない。2_1024x732

ぼんやり車窓を眺めていたらこんな風景が目に留まり思わず写真を撮った。子どもの頃、夏の終わりの夕暮れ時、長かった夏休みの終わりとその日の終わりが重なって、なんだかさびしく、でもどこかほっとするようなそんな空気を感じていたあの頃をふと思い出した。

明日はもう少し記事らしい記事を書くべく、あるところまで向かう予定である。うまくたどり着けるとよいのだが。

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2011.08.15

タダなら欲しい!?最後の青函連絡船「羊蹄丸」引き取り手募集中

青函トンネルが開業するまで本州と北海道を結んでいた青函連絡船。廃止後、航行していた船たちは、海外に売られたり、国内で見学施設になったりしているのだが、そのうちの1つである「羊蹄丸」が今大変なことになっているらしい。

最後の青函連絡船タダでどうぞ 引き取り手ゼロなら解体(朝日新聞)

この「羊蹄丸」は1988年3月13日の運行終了日に函館港を最後に出港した船で、現在は東京都品川区の「船の科学館」が引き取り、別館として一般公開されている。
しかし、2011年9月30日をもって「船の科学館」が建物の老朽化のために一旦閉館が決定。今後再開を目指すそうなのだが、再開時期は決まっていない上、羊蹄丸を維持するためには電気代や水道代など年間3千万円もの費用がかかることから、希望者(国内の自治体や法人に限る)に無償、つまり「タダ」で譲ることを決めたとのこと。
エンジンがはずされているため自力で航行することは出来ないが、海に浮かべることは可能。譲渡費用は無料だが、運搬費用などは譲受先が負担しなければならない。
譲受先が見つからない場合は「解体」されるという最後の青函連絡船「羊蹄丸」、まずは閉館前に見学に行っておきたいところ。そして出来ることならば、どこかでまた見学できるよう譲渡先が見つかって欲しいと思う。

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2011.08.11

残念・・・北条鉄道のサルの駅長しばし休養へ

以前記事にした北条鉄道のニホンザルの駅長。月に2回ほど「出勤」して人気もあったようなのだが、残念なことにしばらく休養に入るという。

投書に嫌気、サルの駅長しばらく休養 北条鉄道(神戸新聞)

記事によれば、サルの飼育と駅長活動をサポートしていた男性が「今後、加西に行きたくない」と北条鉄道の社長である加西市の西村市長に正式に申し出たとのこと。
その理由は、今年の5月の加西市長選挙の告示日に出勤予定だったサルに関して「選挙活動に利用される」と出勤辞退を求める匿名のはがきが男性の元に届くなどして嫌気が差したという。

サル駅長の出勤が選挙活動に利用されるという、どう見ても「いいがかり」にしか見えない内容を、「匿名」で、北条鉄道ではなく、サルを飼育していた男性に送るというのは、どう考えてもおかしい。
百歩譲って、選挙活動との関連を指摘することはいいとしても、自らは名乗りもせずに、一方的に送りつける、それも鉄道会社向けならまだしも、善意でサルの駅長活動をサポートしていた男性に送りつけるなんて、非常識すぎる。
まあその送りつけた「匿名」の人間にすれば、「自分は正しいことをした」と今でも思っているのだろう。そう思うとますます怒りがこみ上げてくる。
せっかく地元の第三セクター鉄道を応援しようという気持ちがこんな形で踏みにじられるのは本当につらい。

救いは、男性がサルの貸し出しには同意されているそうで、これから県に対してサルを扱うのに必要な許可をえるための条件整備を進めて、早期の復旧を目指すそうである。
ただ、設備やサルに詳しい取り扱い責任者が必要で、なかなか簡単に許可は降りないようで、復帰の時期は不透明とのこと。
何とか条件を整えて、かわいいサル駅長の「復帰」を心待ちにしたいと思う。

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2011.08.07

タモリさんもくもじいも見たあの「SL」が見学できるツアー開催!

テレビ東京系列で放送されている「空から日本を見てみよう」、そしてNH総合で放送されていた「ブラタモリ」、どちらの番組も好きだという方は結構多いのではないだろうか。
その両番組で取り上げられ、タモリさんもくもじいも興奮したあのSLを見学できるというツアーが企画されている。

横浜の鉄道の歴史を巡る「鉄道探検ツアー」- SLの試乗体験も(ヨコハマ経済新聞)

記事によれば、「横浜のSLを見よう!乗ろう!鉄道原点の探検!ツアー」と題したこのツアーは鉄道にまつわる横浜の歴史をガイド付きで巡るもので、神奈川臨海鉄道の横浜本牧駅をはじめ、日本で初めて鉄道が引かれた初代横浜駅、臨港線跡の汽車道、赤レンガ倉庫脇の駅舎、山下埠頭へのプロムナード、初代鉄道建築技師エドモンド・モレルが眠る山の手の外国人墓地などの名所を巡るとのこと。
横浜本牧駅では、通常は一般公開していないSL「C56」をディーゼル車で牽引して実際に走らせる予定とのこと。タモリさんやくもじいと同じ興奮を味わうことが出来るわけだ。
さらに、みなとみらいの運河パークから南本牧方面を周遊する「横浜港クルーズ」も組み込まれており、船内では神奈川の有機野菜を使用した「ハマ弁」が昼食として用意されている。
ツアーの開催日は2011年8月21日(日)、横浜駅に10時集合、根岸駅16時解散の予定となっており、参加料は参加料は大人5,900円、小学生4,700円。
申し込みは、住所、名前、電話番号を記載して、NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボまでメール(hamatour@yokohamalab.jp)で申し込むことになっている。
鉄道ファンはもちろんのこと、「ブラタモ」「くもじい」ファンでもかなり楽しめるのではないだろうか。

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2011.08.03

日経スペシャルガイアの夜明け【シリーズ「復興への道」(11)走れ!俺たちの鉄道】を見た

テレビ東京系で放送されている日経スペシャル「ガイアの夜明け」で、東日本大震災で大きな被害を受けた三陸鉄道とひたちなか海浜鉄道が取り上げられるということで、リアルタイム視聴は出来なかったのだが、録画して視聴することが出来た。

三陸鉄道の映像では、震災当日午前中の産直列車の様子や、地震直後に津波が運行本部に押し寄せてくる様子などが流れ、たった2時間の間にそれまでの日常があっという間になくなってしまったという事実に言葉を失った。
しかし、震災から5日後には復興支援列車を運転開始し、地元自治体とともに県に対して支援を要請したり、運行本数を増やすために車両を陸送したりと、住民のため、復興のためにどんどん策を講じていく。
また、震災時にトンネル内で停車した車両が、「奇跡の車両」と呼ばれ、トンネルから引き出された後にイベントで活用されたり、駅前でイベントを行ったりと、地域住民の「足」としてだけではなく、復興への「希望の光」にもなっているように感じた。

ひたちなか海浜鉄道の映像では、地元の方々による応援組織「おらが湊鐵道応援団」の方が、復旧する様子を撮影したものをウェブサイトにUPしていたり、通学定期の大幅割引やメイドトレイン、参加者に車両を清掃してもらうツアーなど吉田社長の様々なアイディアや、地元グルメである「那珂湊焼きそば」とのコラボイベントなどが紹介されていた。
また、試運転では、ATSが誤作動したり、踏切の遮断機が作動しなかったりといったトラブルを一つ一つ解消していく様子も紹介されていて、これはなかなか見ることの出来ない映像だったのではないかと思う。

ひたちなか海浜鉄道は、2011年7月23日(土)に全線が営業を再開しており、三陸鉄道は以前記事にもしたとおり、2014年4月の全線復旧を目指している。
関西在住者としては、気軽に乗りにいける場所ではないのだが、こうして映像で見ると今すぐにでも乗りに行きたくなる。特にひたちなか海浜鉄道は、これまでにも何度も何度も書いてきたが、会社が変わってから乗車したことがない。旅のスケジュールまでは組んである。後は休みとお金があれば・・・。
<茨城交通時代(2007年)の写真をちょっと掲載>

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<三陸鉄道の写真(2009年)もちょっと掲載>

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