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2011.10.17

鉄道の日記念「乗り放題きっぷ」の旅(2)念願の乗車・景色と無念の破損

旅2日目。10月14日、鉄道の日である。
この日に、何年も前から乗車したいといい続けてきたあの鉄道に乗車することになる。
ホテルを出て、水戸駅から一駅先の勝田駅へ。ここは、ひたちなか海浜鉄道の始発駅でもある。以前からブログで何度も取り上げ、社長の吉田さんからも何度もコメントをいただいていて、数年越しののぞみがようやく叶うことになる。

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せっかく乗るのだから何度も乗れる1日乗車券を買いたいところ。今回は、終点の阿字ヶ浦駅からバスで少し行ったところにある国立ひたち海浜公園の入園券がセットになった1日乗車券を購入。1,000円なり。土日祝に発売される1日乗車券が800円で、公園の入園券が400円なので、ちょっとはお得か。

まずは終点の阿字ヶ浦駅まで一気に乗車。ニュースでも流れていた線路が浮き上がっていた箇所も当たり前だがきちんと修復されていて、日本の土木技術の素晴らしさを改めて感じる。
終点の阿字ヶ浦駅からはコミュニティバスで海浜公園へ。バスを降り、さあ、入口の写真を撮ろうと、愛機ペンタックスK-xを構えて撮影。

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・・・あれ?何か画面に線が入っている。おかしいなと思い、ふとレンズを見ると・・・

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大きなひび割れを発見!

「何でや!さっきまでちゃんと撮れてたのに」

思わず声に出す。周りに誰もいなくてよかった(苦笑)
でも実は、もっと早い段階でひびが入っていたのである(「阿字ヶ浦」の駅やコミュニティバスの写真にもしっかりとひび割れが写っていた)

とりあえず、公園の中に入って、ベンチに座り、もう一度カメラを見てみる。
ひび割れが入っているのは、レンズに取り付けられた「MCフィルター」というレンズを保護するための薄いレンズ。その破片を丁寧に取り除いてみる。

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本体のレンズには見たところ傷はなさそうである。ちょっと一安心。
まあ、撮った写真に問題があれば、それはそれでブログで「ネタ」にすればいいし(すでにしたw)、念のためにコンデジも持ってきているので、そちらでも撮っておけばなんとかなる。
ちょっと落ち着いたので、さらに公園の中を進む。

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奥のほうにある「見晴らしの丘」には3万本の「コキア」と200万本の「コスモス」が植わっているという。コスモスはもう少し先らしいが、コキアのほうはもうすっかり紅葉して、それはもう絶景であるとのこと。
写真でどこまで伝わるか分からないが、ご覧いただこう。

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少し前にテレビで放送されていたのを見て、「これは実物を見なければ」と思っていたので、かなり満足。
バカみたいに撮影した後、バスで阿字ヶ浦駅に戻り、列車で那珂湊駅に向かう。この駅は、猫の「おさむ」が有名なのだが、残念ながらお目にかかれず。 ただ、マンガ「新・鉄子の旅」のイラストは見ることが出来た。

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お昼時なので、港の市場までふらふらと歩いていく。実はコミュニティタクシーというのがあり、100円で港の市場まで送ってくれるのだが、やはり「町は歩きたい」。

歩くこと10数分で港の市場に到着。

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平日にしては多くの観光客でにぎわっている。魚や干物を売っているだけでなく、飲食できる店も中にある。
でも、なんとなく「ここではないな」と思ったので、市場から少し離れた場所に、雰囲気のよさそうなおすし屋さんを見つけたので、ふらりと入ってみる。

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お品書きを見ると、貧乏人の私にはちょっと手が出づらい金額が並ぶ中、お昼のメニューとして海鮮丼があったのでこちらを注文。840円とリーズナブル。

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食べながら、隣のお客さんと大将の会話を聞いていると、とても雰囲気がいい。こういう店なら、大将におすすめを聞いて、それを出してもらうのが一番だったのかもしれない。まあそれをしたら、財布の中身がかなり心細くなりそうだが(苦笑)。あとで分かったことだが、「いい旅夢気分」でも紹介された店のようである。また訪れる機会があれば、今度は大将のおすすめをいただきたい。

食事を終えて、那珂湊駅に戻り、駅構内に停車中の車両を撮影する。

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元三木鉄道の車両。

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旧国鉄急行色の車両。

さあそろそろ今日の宿へ向かうために、勝田駅に戻ろうと思ったのだが、反対側のホームにやってきたのがこれ!(左の車両!)

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キハ2004。昭和41年製の車両。それも留萌の私鉄で使われていた車両で、旧国鉄の準急色に塗られている。これに乗らずして帰る訳には行かない!ということで、再び阿字ヶ浦駅まで乗車。

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木の床、4人がけの青いボックスシート、エンジンの振動と音・・・やはりこれに乗ることが出来てよかった。
折り返して勝田駅に戻る途中、那珂湊駅で撮影し忘れていた車両を、車内から撮影。

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もう少し乗っていたいところだが、ちょっと体が疲れてきたのを自覚しはじめたので、今日のところはこれくらいにして、また乗りに来ることを心に深く刻み込んで、上野行きの電車に乗り込む。
2時間ほど揺られて上野で京浜東北線に乗り換え、何とか座席を確保し、揺られ揺られてようやく本日の宿に到着。
今日も1日、全ての列車で着席することが出来た。ただ、やはり体の疲れは隠せない。
今日の宿には大浴場があるので、そこでゆっくりつかって少しでも疲れを取れればよいのだが。
何せ、明日はひたすら帰宅するために乗り継ぎを続けなければならない。
さて、無事に変えることが出来るのか、そしてブログ記事にするほどの出来事があるのか(苦笑)
それはまた次の記事にて。

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コメント

あらら・・・
フィルターやっちゃいましたか・・・
でもフィルターでよかった。

投稿: minoru | 2011.10.17 16:42

ありがとうございました。
時間は足りなかったですか。
(吉田)

投稿: ひたちなか海浜鉄道 | 2011.10.17 19:16

minoru様
コメントありがとうございます。
フィルターだけの被害でレンズが助かったのは、幸運だったというしかないと思います。まあそのためのフィルターでもあるわけですし。
ただ、口径の大きいレンズなのでフィルターもそこそこ値が張るのが難点です(苦笑)次の撮影機会までにはフィルターを再度取り付けようと思っています。

投稿: K_S | 2011.10.17 20:13

ひたちなか海浜鉄道 吉田社長様
コメントありがとうございます。
もっともっと乗っていたかったですし、途中下車もたくさんして、走る列車も撮影したかったのですが、前後の行程の都合と、自らの体力の都合で、今回はこれで終了となってしまいました。
本気モードで乗るなら、もうぜんぜん時間が足りませんね(笑)
次訪れたときは、もう少し時間をとって、湊線を楽しみたいと思っています。

投稿: K_S | 2011.10.17 20:19

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