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2011.10.06

映画「ギンギラ太陽’s はじめてモノ語り ボーン・トゥ・ラン~夢の超特急~」を観に行った

Born_to_run

福岡の超人気劇団「ギンギラ太陽's」の名作「BORN TO RUN」が映画化され(記事はこちら)、2011年9月23日(祝)から全国のワーナー・マイカル・シネマズで公開されているわけだが、先日届いたギンギラ太陽'sのメルマガによれば、「苦戦中」とのこと。
ただ、ご覧になった方の評判はよいそうで、ワーナーさんももうしばらく上映続行を決められたということだったので、「これは早く観にいかねばなるまい、タコねばなるまい」ということで、本日観に行ってきた。
映画を見に行くのは本当に久しぶりである。前に観に行ったのがいつか覚えていないくらい昔のことで、多少緊張しながら(苦笑)映画館へ。
チケットカウンターで、席を選ばせてもらえるのだが、どこがいいのか分からないのでお任せして、料金を支払う。本作品は、上映時間が45分と短く、子どもたちにも楽しんでもらおうということで、上映料金がおとな1,000円、こども500円とリーズナブルになっている。
待つことしばし、館内への案内放送が流れたので、指定されたスクリーンへ・・・誰もいない。
指定された席に座り、注意事項や予告編や、CMなどが流れるスクリーンをボーっと眺める。映画館のCMといえば昔は「指輪は給料の3か月分」なんてのがあったなあと思いながら見ていたのだが、そういうものは一切なし(笑)地元の不動産業者やマンションギャラリーのCMが流れていた。

上映時間になり、2人ほど入ってきたのを確認。どうやら鑑賞するのは3名のようだ。さびしい。
本編の内容は、ぜひ映画館でご覧いただきたい(というか、早く観に行かないと、上映期間が終わってしまう!)ので、ここではあえて触れない。
その代わりといっては何だが、映画を観てちょっと思ったことをつらつらと続きに書いてみることにする。

原作となる「BORN TO RUN」は、2008年5月のお蔵出し公演(記事はこちら)と2008年11月のスペシャル公演(記事はこちら)のあわせて2回観ているので、ストーリー展開は頭に入っている。
もともと約70分あるという作品を45分という尺に収めるために、ネタを減らしたり、一方で3月11日の震災を受けて足された部分もあるというのは、主宰である大塚ムネトさんの不定期日記(http://www.gingira.com/diary/index.php)にも書かれているが、違和感なく観ることは出来た。

ただ、やはり「小さな子どもたちのための45分程度の短編映画」という縛りが、きつすぎたのではないかと思う。
多少難しくても、子どもは大人が思っている以上に理解力はあるし、本物を見る目を持っているように思う。だから、内容はあれでよいとしても、広告宣伝ではもっと「大人も子どもも関係なく、幅広い世代で楽しめる作品」であることを訴求したほうがよかったのではないかと思った。
特に「0系新幹線」に思い入れのある世代は、子どもの頃に家族旅行で乗っていたり、修学旅行で団体貸切で乗っていたり、もっと上の世代なら、社員旅行で乗った人たちも大勢いるはず。そんな人たちも、この作品なら観て満足してもらえたんじゃないだろうか。
そう思うと、あの3人という観客はあまりにもさびしすぎた。もったいない。いい作品なのに。

「演劇が苦手だ」という人でも、この作品なら多分大丈夫。とにかく、いろんな人が見て楽しめる作品になっているので、ぜひお近くのワーナー・マイカル・シネマズへ足を運んでいただきたいと思う。
特設サイトもあるので、こちらも要チェックである。→http://www.warnermycal.com/event/gingira/

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