radiko本格配信開始からまもなく1周年!次の一手は「有料による地域外配信」か
民放ラジオがインターネットでサイマル配信される「radiko」の本格配信が始まったのが2010年12月1日、もう1周年を迎えることになる。
ラジコ本格スタート1年 有料での地域外配信も検討(産経新聞-Yahoo!ニュース-)
この1年の間に、東日本大震災直後の配信エリア制限解除や、東北地方4県(7局)の全国配信スタート(復興radiko)など、エリア外のユーザーにとってはありがたい措置を迅速に行ってきた。
上記の記事によれば、現在日本民間放送連盟加盟のラジオ局(全100社)のうち、48社54局(試験配信を含む)が参加しており、来年4月初頭には70社を超える見込みとのことで、すべての民放ラジオ局がradikoで聴けるようになる日もそう遠くはないのかもしれない。
また、多くのリスナーからの要望でもある、地域制限の撤廃については、「権利上の問題をクリアしつつ、そう遠くない将来に有料のサービスとして一部(放送地域外への配信)をやることも考えている」(radiko岩下社長・記事より引用)とのこと。
radikoがこれから事業として成り立つために必要な収益確保の手段としては、現状ラジオCMに連動した広告を画面に表示して、クリックさせるという、従来のインターネット広告と同じ手法が試行されているが、有料での地域制限撤廃配信は、番組という「コンテンツ」そのものに対して得られる収益であり、CMを流して広告収入を得ることが収益の柱であったラジオ局の収益構造が、もしかしたら変わってくるのかもしれない。そうなれば広告代理店のあり方も変わってくるだろうし、いろんなところに影響を及ぼしそうだ。というか、それくらいの変化が起こって、ラジオというメディアがもっともっと元気になればいいなあと、ラジオ好きとしては思う。
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