樋口了一熊本CIB定期ライブ参戦の旅(4)いよいよライブ参戦!(ライブ後半戦)
さて、ライブレポの後半である。
6曲目の「咲ける花」が終わると、樋口さんは詩人の書く「詩」について話し始める。
登場するのは、ブルーハーツやハイロウズを経て現在はザ・クロマニヨンズのボーカルを務める甲本ヒロトさん。樋口さんの高校時代の同級生がデビューしたてのブルーハーツのマネージャーをやっていたそうで、その方は今独立して太陽族などが所属する事務所の社長さんとのこと。で、その甲本ヒロトさんのような詩を樋口さんも書きたいと思うのだが、書けないので、詩人の書いた詩に曲をつけているのだという。
その話の流れから、2年前に作者である内田麟太郎さんに勝手にで曲をつけて歌っていたら、ばれてしまい、謝りの電話を入れたら「ありがとう」と言われた話へ。先日の東京でのライブではついに内田さんをゲストに迎えて、2編の詩を朗読していただいたとのこと。
また、ここで来年2月22日にCDが発売されることを発表(会場から拍手)。これは、「手紙~親愛なる子供たちへ~」のポルトガル語・英語・日本語のそれぞれのバージョンに加えて、内田さんの詩に勝手に曲をつけた「ぼくたちは」が入っているもので、樋口さんの願いがかなったCDなので、ぜひお買い求めいただきたいともおっしゃっていた。
M6 ぼくたちは
歌い終わり、再び内田さんとのエピソードへ。樋口さんが内田さんに「どんな風に詩を書くのですか?」とたずねると、いつもはぐらかされてしまうそうで、そういうところも内田さんのキャラクターだと言う。また、樋口さんは内田さんの他の詩にも曲をつけていて、それは「なみだいけ」と「あなたはなくでしょう」の2曲なのだが、そのうち「あなたはなくでしょう」はまだ歌う勇気がないとのこと。でも決心が付いたら来年あたり歌おうと思っているともおっしゃっていたので、そのときが来るのを楽しみに待ちたいと思う。
続いての話は、2月にCDとなる「手紙」のポルトガル語バージョンと英語バージョンが、アメリカとヨーロッパのiTunesで配信されることが決まったとのこと(正式発表前だったようだが)。事前に調べてみると、iTuenesのサービスがブラジルにはないそうで、中国にもないらしい。
さらに、こちらはすでに公開されているが、「手紙」の日本語・ポルトガル語・英語の3バージョンが聞ける特設サイトを作っており、そこではかわいいアニメーションが絵本みたいで素晴らしいともおっしゃっていた。
ここで、「配信」ということをばらしちゃった記念(笑)ということで、まだ全部の歌詞は覚えていないと言いながら、この曲を1コーラスだけ。
M7 手紙~親愛なる子供たちへ~ポルトガル語バージョン
樋口さんいわく、このポルトガル語バージョンは優しいお母さんが主人公のイメージとのこと。
続けて、今度は日本語バージョンをフルサイズで。樋口さんいわく、
「長い曲なので、お酒を飲みながらゆったり聴いてください」
M8 手紙~親愛なる子供たちへ~
曲が終わると今度はポストマンライブの話題へ。
2009年に始めたポストマンライブ、北は知床から南は鹿児島まで、今年107回目が終了したそうだが、開催ペースが落ちているので、来年はもっと回っていけたらと思っているとのこと。
そして、夢はまだ見ぬこの「手紙」の詩を作った人に会いに行きたいとのこと。ポルトガル語でリリースして、サンパウロやリオデジャネイロで、あのたくさんのメッセージで埋め尽くされた「ポストマンライブ」の旗を持っていってポストマンライブをやりたいともおっしゃっていた。いつかきっと実現するような気がするし、できればその場にいたいなあとも思った。
続いての曲は、生きているうちに1枚しか絵が売れなかった、それも義理で買ってもらったというあの画家、今やものすごい額で取引されるような有名な画家であるが、そんな「彼」に自分をなぞらえて作った曲。
M9 GOGH
私は、このブログでも何度も書いているのだが「無類のGOGH好き」である。もちろん画家のほうではなくてこの樋口さんの曲のほうである。久しぶりに聞く生歌「GOGH」では、歌詞のところどころに樋口さんのふるさとである「黒髪」の地名や、「豊島園の観覧車」など、固有名詞をさらっと入れ込んできて、最後の「Do what you like」の部分は、熊本弁で「よかごつしなっせ!」で締めるというスペシャルバージョン!
「ああ、やっぱり来てよかった!最高!」と思っていたところに、突然「悪魔」(笑)が襲い掛かってくる。
樋口さんが、いきなり私に話しかけてきた。
「お名前は?」
いやな予感(苦笑)ちょっと考えてからこう返してみた。
私「本名じゃなくていいですか?」
樋口さん「いいですよ」
私「けいえすです」
樋口さん「けいえすさんね。何か覆面レスラーみたいでいいですね」(場内笑)
そして、樋口さんはさらに続ける。
「せっかくね、神戸から来て、さっきくまモングッズを買う約束もしたし、ここでね、『1/6』やらないわけにはいかないんで、やらない予定でしたが、やります!」
えええええええええーっ!何それ?(K_S、心の叫びw)
後ろでギターの渕野さんとパーカッションの堀川さんが、ごそごそし始める。そんな中、樋口さんはいつものように「水曜どうでしょう」の説明をし始める(サイコロ振って移動する云々)。
ホントかどうかは分からない。最初からやるつもりで準備はしていたのかもしれない。でもここは樋口さんが言ったことを信じることにしよう!
もちろん、叫ぶ数字は「2002」ではなく、来年の数字だ!
M10 1/6の夢旅人2012
コールアンドレスポンスは「熊本中」「CIB中」そして・・・「けいえすさん中」・・・越えてはいけない線を越えた気がした(苦笑)さらに、樋口さんは伴奏に合わせて、くまモングッズだけでなくいきなりだんごを買えだの、買うなら水前寺公園の何番目の売店のおばちゃんがいいだの、いろんなことを言ってくる
(もう詳細は覚えていない、というか、頭が真っ白になっていた)。
そして、「来年がいい年になるように、どんな年になるか、僕ら一人一人の心に火をともすこと、その火は誰にも消すことはできない、その光で埋め尽くそう」「東北中を僕らの」「福島中を僕らの」「愛で埋め尽くそう」「光で埋め尽くそう」と続け、最後のサビへ。
曲が終わった後、もちろん拍手はしたのだが、今起こった出来事が何だったのか、頭の中で整理が付かず、呆然としてしまった(苦笑)
そんな私には目もくれず(笑)、次がいよいよ最後の曲となる。
クリスマスが近いと言うことで、定番の曲をといってこの曲を歌う。
M11 Happy Xmas (War Is Over)
途中一部の歌詞は日本語で、そしてサビは客席と一緒に歌い、最後に樋口さんが、
「みなさんにサンタクロースが訪れますように」
と言った後、メンバー紹介をして、ライブは終了。
CIBでのライブはいつも1日2回なのだが、今日は1回だけと言うことで時間も長め、曲も多めで、参加した人にとっては最高のちょっと早い「クリスマスプレゼント」となったに違いない(少なくとも私にとってはそうだった!)
その後、ライブをご覧になっていた方が声をかけてくださった。その方も神戸出身の方だそうで、お名前もお聞きできなかったのだが、またきっと樋口さんのライブでお会いできると思うので、この場を借りて、お礼を申し上げておきたい。ありがとうございました。またお会いしましょう!
さらにライブの余韻に浸っていると、隣のテーブルにいたDr.マーサさんが声をかけてくれた!
マーサさんは今、「井乃頭畜音団」というバンドを応援していて、ぜひ聴いて応援してほしいとおっしゃっていた。
すでに関西のカリスマブロガー(笑)Riezoさんがライブをご覧になっており(記事はこちら)、そのことを伝えたうえで、一度聴かせていただきますとお伝えし、また大分にも行きますのでよろしくお願いしますともお話させていただいた。
会場を出る前に、樋口さんがメンバーとお話されていたので、「お疲れ様でした、ありがとうございました」と一声かけさせて頂き、ライブチャージと注文したウーロン茶の代金を支払って(金額は・・・いえません、安すぎてw)、CIBを後にして宿へと戻った。
戻りながらも、まだ頭はボーっとしたまま。
ライブの中で、あんなに樋口さんから「いじられる」とは予想もしなかったし、そういうことは自分の中では「あってはならないこと」だと思っていた。
もう後戻りはできないなあ・・・でも良く考えてみればこのブログの名前は「賽は投げられた」だもんなあ、ルビコン川は渡ってしまったのだから、もう後戻りで
きないのは、はじめから決まっていたのかもしれないなあ、こういうのも「言霊」なのかなあ、などと「どうでもいいこと」(笑)を考えながら宿に戻る。
いつもならライブであがったテンションそのままに一気にレポート記事を書くはずが、何を書いていいのかわからなくなり、「遅延のお知らせ」だけ書いてすぐに寝ることにした(苦笑)
翌日は帰宅しなければならない。でも帰宅する「手段」はまだ流動的、起きた時間次第で決めることにした。
さて、どうやって帰ったのか、それはまた次の記事で。
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