樋口了一熊本CIB定期ライブ参戦の旅(3)いよいよライブ参戦!(ライブ前半まで)
さて、早朝に熊本についてから、市電に乗ったりラーメン食ったり「バラハク」行ったりしながら、時間をすごし、ようやく今回の旅のメインである樋口了一さんの定期ライブの時間が近づいてきた。
昼間のうちにお店の場所は確認しておいたので、宿から6,7分でCIBさんに到着。だが、まだ時刻は21時前。今日は貸切パーティが入っていて、21時以降から通常営業になるという張り紙も確認済みなので、しばし店の入り口付近で待つ。同じように待っている人も2、3人いる。
そんなところへ、貸切パーティーのお客さんがぞろぞろと店から出て行く。それもかなりの人数である。一向に店に入れるような感じにならない。
どれくらい待っただろうか、入口に近いところにいた方が店の中に入ったのをきっかけに、まずは店内へ。
店内は後片付け中のため、まだ席に付くことはできない。
店内に入ってすぐのところで、片づけが終わるのを待ち続ける・・・そうこうしているうちに、片付けもものともせず店の中に入っていく人たちが数名、その中に、メガネをかけてはいるが、見覚えのある顔の方が入ってきて、入口近くのテーブルで打ち合わせなのか雑談なのか、何か話をし始めた。
「あ、樋口さんだ!」
声には出さなかったが、心の中で叫んだ(笑)
樋口さんはしばらくするとステージ横の控室へ入っていった。それから程なくして、店の方から「前の席のほうからどうぞ」と案内されたので、席を確保。センターど真ん中最前列、いわば「アリーナ最前列」だ(笑)ただ、ちょっと樋口さんが歌われるマイクとの距離が近すぎたので、前にひとつ席を空けて座る。それでも席には十分余裕がある。
しばらくすると樋口さんが出てこられたので、「こんにちは」とご挨拶。よく考えたら「こんにちは」じゃなくて「こんばんは」なのだが、あまりに突然の登場で、そのあと、一言二言お話したと思うのだが、全く覚えていない(苦笑)
ふと隣のテーブルを見ると、こちらにもどこかでお見かけしたような方がいらっしゃる。
「あれ?ドクターマーサさんじゃないかなあ?」
確信がもてないので、お声掛けすることもできず(へたれでごめんねw)、自分の席でいつものように手帳を広げて、メモの準備を始める。このメモがブログを書くためには欠かせない。
注文した飲み物(お酒は飲めないのでウーロン茶)も届き、こちらのスタンバイは完了。あとは始まるのを待つばかりだ。
すると、ギターの音合わせが始まり、しばらくすると樋口さんが登場。さらに今回はパーカッションも入った3人体制でのライブとなる。
「ようこそいらっしゃいました!今年最後のライブでございます」
樋口さんがしゃべり始める。
「6月からはじめたこの定期ライブも今回で7回目になりますが、今回はじめて来た人は?」と樋口さんが問いかけると、結構な人数が手を上げる(ちなみに正しくはCIBでのライブは7月20日が第1回で今回が6回目なのだが、細かいことは気にしないでおこう)。
初めての人の多さに「緊張してきました」という樋口さん。早速1曲目に入る。
M1 HOW?
これまでにギターのみやピアノの入った「HOW?」は何度も聞いてきたが、ギターとパーカッションの「HOW?」は多分今回が初めてである。カホーンやウインドベルなどのリズムがとても心地よく、同じリズムセクションでもドラムとは全く違った雰囲気である。
曲が終わって曲タイトルの由来(ジョン・レノンの同名タイトルを真似た)を話した後、4月から熊本県人になって9ヶ月たち、ずいぶん緩んできたという樋口 さん。一昨日までは東京にいまして~などという話をしながら、いきなり私に
「どこからこられましたか?東京でしたっけ?」
と質問!
「いや、神戸です。」
と答え、さらに、
「今朝深夜バスで来ました」
と余計な回答をしてしまい、これが後々墓穴を掘ることになる(苦笑)
「じゃあくまモングッズとか買って熊本の経済に貢献してくださいね」
という樋口さん。このネタはまた後でも登場する(苦笑)
再び、先日東京に行ったときの話に戻り、そのときレコード会社のディレクターさんに「顔が柔らかくなりましたね」といわれてうれしくなったという。また、お子さん(小学校1年生の一郎君)が最近熊本弁を使うようになったそうで、
「なーんばしよっとやー」
というのだが、そのイントネーションが
「なーに やってんだよー」
という東京イントネーション(笑)樋口さんいわく「本人なりの努力が見て取れる」とのこと。
次の曲は18年前のデビュー曲。
M2 いまでも
サビの「いまでも いまでも」の間のところで客席の一部からハンドクラップ発生(もちろん私もやった)。
2曲終わって、客席を眺めて樋口さんは言う。
「いいですねえ、こじんまりとしてて」
CIBでの最初のライブの時には、Ustream中継もあって、日本中・世界中で4000人以上の人が視聴したそうであるが、今日店内にいるのは・・・私が数えた限りでは10数名といったところか。
見る側からすればなんとも贅沢なライブである。
Ustreamの話から、なぜか話はパーカッションの誠さん(堀川誠さん)の携帯の話へ。
「メール打つのにしゃべればいいんですよ!」
と力説する樋口さ ん。怖い世の中になったといいつつ、
「歌詞を打つときに便利ですよね」
ともおっしゃる。というご本人の携帯は「ガラパゴス」とのこと。
ここで、樋口さんから宣伝。
12月25日に山鹿の八千代座で行われる100周年記念事業の総合プロデューサーが樋口さんの高校の同級生だそうで、その方か
ら山鹿の歌を作ってほしいと頼まれ、樋口さんは山鹿の町に行き、高校生などに話を聞きながら歌を作り、その歌をイベントで合唱するそうである。また、山鹿出身のシャンソン歌手である珠木美甫さんと「手紙」をデュエットしたり、「まんが日本昔話」でおなじみの常田富士男さんのお芝居などもあるとのこと。
樋口さんは私に向かって
「神戸の人たちにも宣伝してください、(入場料)500円ですから、いくらでも来てください」
と(笑)
えー、記事の公開が遅くなったのでほとんど宣伝になりませんが、詳しくはこちらのURLからどうぞ→http://www.yachiyoza.com/kouenguid.html
次の曲は、初めての人も多いということで、みみらく伝説とちゃんここの説明をしてから歌い始める。
M3 みみらく霊歌
時間の関係もあってか「ちゃんここのちーちゃん」の話は、なし。この歌は「ちーちゃん」なしでは語れないので、気になる方は樋口さんの公式サイトの古いほう (http://www.r-higuchi.com)の「message」の2005年12月05日(月)辺りを見ていただければ、この曲ができた経緯が分かるはずである。
次の曲は「ちょびっと南に行ってもらって」奄美へ。
島歌の話から、その「島」とは「アイランド」ではなく「テリトリー」を指すもので(ここでちょっと「桃売り」の話も出たような気も。この話も「message」のどこかにある)、島歌とはいわば「おらの村の歌」であること、そんな歌のひとつに「朝花節」というのがあって、それを「まねしんぼして」作った曲。
沖縄音階ではなくて民謡音階をつかって作っ
た曲で、女の人の一生を思い浮かべながら作ったのだが、そのとき浮かんだ女性が「石川さゆり」さんで、勝手に主人公にして作ったのだが、その曲が人づてに
さゆりさんにとどいて、今も大事に歌ってくださっている(さゆりさんの「朝花」は、さゆりさん101枚目のシングル曲として発売されている)。
さらに話は、飛行機の中で聞ける音楽番組の話になり、そこにさゆりさんの「朝花」が入っていて、聞いているとDJの人が「この曲はシンガーソングライターの樋口了
一さんが奄美を旅して作られた曲です」というようなことを言っていたそうなのだが、本人いわく
「心の中で旅して作った(実際には旅していない)」
とのこと
(笑)
でも、熊本に戻ってきて距離も近くなったので来年には奄美に行こうと思っているともおっしゃっていた。
M4 朝花
「クリスマスの予定はありますか」と突然言う樋口さん。
人それぞれいろんな予定があるでしょうが、樋口さんが聞いた一番面白かったエピソードを話すとい
う。それは、北海道のFM局「AIR-G'」のフジイさんの友人のお話。
北海道の雪深い田舎町で育ったその友人は子供のときにお父さんから
「サンタさんに 何をお願いするんだ?」
と聞かれて
「タイガーマスクのベルトがほしい」
と答えたそうである。
お父さんは必死になってそのタイガーマスクのベルトをいろんな
お店を回って探したそうだがどこにも売っていなかったそうである。
「明日の朝、枕元になかったらあいつ悲しむだろうなあ」
そう思ったお父さん、翌朝、枕元 には「トラの置物」が置いてあったそうである。その置物を見た友人は子供心に
「ベルトじゃないけど大事にするよ」
と言ったとか・・・まあ文章じゃあ面白さ
は伝わりにくいということにしておこう(苦笑)
樋口さんは、自分が親になって、このお父さんに感情移入して、感動する話だと思うようになったという。そして今は、トランスフォーマーの何とかというやつが
ほしいという要望にこたえるべく、鶴屋(地元熊本の百貨店)に行ったが売り切れで、その後いろいろ回った挙句、5軒目でようやく購入することができたそう
である。
次の曲は、いつもはライブの最後で歌うことが多いのだが、今日は途中で。
M5 咲ける花
竹内めぐみさんの詩に樋口さんが曲をつけたこの曲、実は個人的に今一番聞きたい曲だったので、このライブで聴けたのは本当にうれしかった。まだCDにも なっていないので、ライブでしか聴くことができないのである。CDになってほしいと思う反面、やはりライブでかみ締めながら聴きたいという気持ちもある。
まだライブは続くのだが、この続きはまた次の記事ということで。
最後まで書きたいのだが、まだこれで半分なので、これ以上書くと腱鞘炎になりそうなのでお許しを(苦笑)
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コメント
レポートありがとうございます。
定例のときに話されてた話が何個かございまして、「あぁ、話してた話してた」とにんまりしました(笑)
続きも楽しみにしておりますよぉ~~!!
投稿: Riezo | 2011.12.24 23:13
初めて投稿します。以前から拝見しておりました。
実は私もライブ会場(キーブ)にいました。
今日は山鹿の八千代座に行ってきます!
今後ともよろしくお願いします。
投稿: 熊本の石原 | 2011.12.25 08:59
Riezo様
コメントありがとうございます。
確かに定例でのトーク内容とかぶっているところはありましたね。Riezoさんの記事を思い出しながら聴いてました(笑)
続きはねえ、あまり読んでほしくないんですけど(苦笑)、まあまた読んでみてください。
投稿: K_S | 2011.12.25 23:19
熊本の石原様
コメントありがとうございます。
以前からご覧になっていただいているとのこと、本当にこんなブログですみません(苦笑)
山鹿の八千代座に行かれるんですね!うらやましい限りです。仕事しながら念視しようかと思ったりしております(笑)
こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: K_S | 2011.12.25 23:21