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2012.01.21

「旅と鉄道」復刊3号、特集は「夜行列車の冒険」

少し前に「旅の手帖」をご紹介する記事で、『某雑誌の「復刊3号」の広告が掲載されているのだが、こちらも特集記事は「夜行列車の冒険」とのこと』と書いたのだが、本日発売ということで、会社帰りに本屋に立ち寄り購入してきた。

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旅と鉄道 2012年 03月号」、復刊3号である。巻頭特集の「夜行列車の冒険」には「さらば!ブルトレ『日本海』」「夜を駆ける“魔法のカプセル”に乗ろう!」のサブタイトルがつけられており、編集部の「気合い」がみてとれる。
特集ページの前には巻頭グラフとして町田忍さんの「私に特別な物語をくれた。夜行列車よ、ありがとう」という文が掲載されていて、今から40数年前の夜行列車全盛期の一端を感じることができる。
そして、巻頭特集「夜行列車の冒険」では、「日本海」「あけぼの」「北斗星」「きたぐに」の乗車記が、旅欲を刺激し、さらに「旅の手帖」同様に、現在運行されている夜行列車(定期・臨時含む)13本すべてを紹介しているほか、1958年から2011年にかけて登場したブルートレインを表にした「ブルトレ歴史年表」を見れば、今はなき大阪発の九州行き寝台特急「明星」「彗星」「あかつき」「なは」の名前も挙げられている。個人的には、子供のころ乗りたくて乗りたくて仕方なかったのに結局乗ることなく廃止になった「明星」や、社会人になってから、仕事に疲れた会社帰りにみどりの窓口に立ち寄って、「九州行きの寝台で空いてる列車ありますか?」といって飛び乗った「なは」や「あかつき」の思い出がよみがえってくる。

夜行列車の運転路線地図では、昭和50年、いまから37年前の深夜2時の夜行列車地図と平成24年1月の地図が見開きで掲載されている。昭和50年当時、北海道では札幌-稚内を結んでいた急行「利尻」や、網走へ行く「大雪」、小樽ー釧路間の夜行普通列車「からまつ」の名前をみることができる。
東北エリアは、上野ー青森間を結んだ寝台特急「はくつる」「あけぼの」「ゆうづる」の3列車に急行「津軽」「八甲田」「十和田」、さらには仙台や盛岡行きの夜行急行などもある。
中部エリアに目を向けると、山岳列車として有名な新宿発の急行「アルプス」をはじめ、大阪からは「ちくま」、名古屋からは「きそ」がそれぞれ長野や直江津へと向かう。ついこの間まで走っていた「北陸」「能登」、さらには「越前」「妙高」といった列車も首都圏と越後・信州方面を結んでいる。
北陸エリアでは、この春のダイヤ改正でなくなる「日本海」、「きたぐに」はこのころはまだ青森まで走っていた。新潟へ向かう「つるぎ」や富山へ向かう「立山」なども、懐かしい列車名だ。
西へ目を向けると、九州行きの寝台特急には先ほど挙げた大阪発の寝台特急以外に「金星」「安芸」、急行なら「雲仙」「西海」「だいせん」「きのくに」、米子と広島を結ぶ「ちどり」や米子と博多を結ぶ「さんべ」にも夜行があったことがわかる。そして、天王寺から紀勢本線をぐるっと回って名古屋へ向かう普通列車「南紀」や、京都と出雲市を結んだ普通列車「山陰」には寝台車があったように記憶している(乗ったことはないが)。
もちろん、東京発のブルートレインは「さくら」「はやぶさ」「みずほ」「富士」「あさかぜ」「出雲」「瀬戸」「いなば」「紀伊」「銀河」という豪華ラインナップ。
四国には急行「宇和島」と土讃線を行く普通列車(上りのみ快速)、どちらも気動車である。
九州には、鹿児島本線経由の急行「かいもん」と日豊本線経由の「日南」が、門司港と西鹿児島(現・鹿児島中央)を結び、長崎・佐世保へは普通列車「ながさき」が走っている。
この地図を見ているだけでも、心がわくわくしてくる。あの当時大人だったら、きっと乗りまくっていたに違いない。

この後には、「夜行列車、私の冒険」として、7人の方がそれぞれの夜行列車の思い出を語り、「もっともっと!夜行列車の冒険」では、寝台の種類(全24種)を紹介した「寝台学入門」や、ヘッドマークのお話、さらには車内における撮影術まで紹介されており、夜行列車初心者だけでなく、それなりに乗っている方々にも「なるほど!」と思わせてくれる内容となっている。

この巻頭特集だけでも「お腹いっぱい」になるのに、それで終わらないのが「旅鉄」のすごいところ。
2泊3日で近鉄全線(鉄道だけでなくケーブルカー、ロープウェイを含む全508.2km)を完全制覇する「近鉄500km乗りつくしの旅」、そして鉄道ファンならずとも楽しめる観光列車が盛りだくさんのJR九州の列車たちを取り上げた「九州おもしろ列車案内」では、デザイナー水戸岡鋭治さんのインタビューや、4泊5日で九州の特急を乗りつくす旅行記、この春公開となる映画「僕達急行 A列車で行こう」の情報、もちろん九州のおもしろ列車すべての解説も載っているので、九州の鉄道旅計画にも使える。

今回の「旅と鉄道」復刊3号は、ぜひ以前紹介した「旅の手帖」2月号と一緒に揃えていただきたい(「旅と鉄道」にも「旅の手帖」の広告が掲載されていた)。
読んで実際に旅に出るもよし、読むだけで旅の雰囲気を味わうもよし、買ってうれしい、買わなきゃもったいない、お勧め雑誌である。

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