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2012年1月

2012.01.28

映画「しあわせのパン」ヴィジュアルブックを買った理由

原田知世さん・大泉洋さん主演の映画「しあわせのパン」が、本日(2012年1月28日)から全国ロードショーされている。北海道・洞爺湖のほとりにある小さなまち・月浦を舞台に、パンカフェを営む夫婦とその店を訪れるお客さんの人生を描く、春夏秋冬の物語・・・まあ、すでにご覧になっている方もいらっしゃるかと思うので、詳しい説明は不要かもしれない。

と、こんな書き出しから始まると、まるで映画を観てきた感想を書く記事のようにも思えてくるが、実はそうではない。というわけで、映画の感想をお探しの方は、他をあたっていただければと思う。

じゃあなんで映画の話をということだが、記事のタイトルにもあるように、映画のヴィジュアルブックを購入したので、それをネタに一本記事を書こうという魂胆である。
なかなか休みがまとめて取れない状況の中、ぽつんと1日だけ休みになってしまい、何かブログのネタになるようなものがないかなあと、本屋に出かけたところ、この「しあわせのパン」のヴィジュアルブックが棚に並んでいたのを見つけて、パラパラとめくってみると、北海道のすばらしい風景がたくさん載っていて(もちろん映画のさまざまなシーンも載っているのだが)、観ているだけで北海道を旅しているような気分になったのである。
この「北海道の風景が満載」というのが購入の大きな理由なのだが、実はもうひとつ、小さいことなのだがこのブログにとっては「おいしいネタ」が転がっていたことも購入の理由である。
その「ネタ」とは・・・映画とはまったく関係がなく、実に「くだらない」理由なので、少し行間を空けさせていただくとともに、一応記事をここで一端締めくくることにする。
映画を観た人ははもちろん、観ていない人でも、北海道の四季を感じられる「写真集」としてもおすすめできる。
あと、帯には映画の特別割引優待券が印刷されているので、上映前に購入して持っていくのもいい。
ただし、映画のシナリオが最後に掲載されているので、映画のネタばれイヤーンな方は要注意である。

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というわけで、その「くだらない理由」は以下のとおりである。

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2012.01.25

今春で7回目!「東北ローカル線パス」発売へ!

東北のローカル線を満喫できるあのきっぷが今春も発売される!

「東北ローカル線パス」今春も発売 - 十和田観光電鉄はフリー区間に含まず(マイナビニュース)
東北をローカル線で旅しよう!「東北ローカル線パス」を発売します!(JR東日本仙台支社ニュースリリース・PDF)

記事ならびにニュースリリースによれば、2009年秋から6回にわたって発売されてきた「東北ローカル線パス」は、今春で7回目の発売となる。
利用できる路線は、東北6県(青森・秋田・岩手・宮城・山形・福島)のJR線(新幹線を除く・新青森-青森駅間のみの特急・急行列車普通車自由席利用は可)と以下に挙げる10の鉄道事業社線の快速を含む普通列自由席である。

・IGRいわて銀河鉄道線
・青い森鉄道線
・弘南鉄道線
・秋田内陸縦貫鉄道線(急行「もりよし」は急行券購入で利用可)
・由利高原鉄道線
・三陸鉄道線
・山形鉄道線
・阿武隈急行線
・福島交通線
・会津鉄道線

昨年秋との違いは、十和田観光電鉄線が含まれていないこと。これは同線が3月31日を持って廃止になるためである(正式には4月1日より休止し、バスによる代行運転が始まり、来年1月31日を持って廃止になる。ソースはこちら→十和田観光電鉄が鉄道事業廃止届出書を提出、4/1より十和田市~三沢間休止(マイナビニュース))。

また、震災の影響で運転を見合わせている区間については、代行バスが運転されている区間では利用が可能となっている。
そして、今回も仙台市営地下鉄・仙台空港鉄道、津軽鉄道はこのパスでの利用ができないので、利用する際は要注意である。

発売期間は、2012年2月1日(水)~2012年4月14日(土)まで、利用期間は、2012年2月3日(金)~2012年4月16日(月)のうち、金・土・日または土・日・月の連続する3日間で、利用当日も購入可能である。
ただし、3月16日から20日は、曜日に関係なく連続する3日間利用することができる。
一方、3日間の有効期間がない場合は購入できないので、期間中の金曜日または土曜日を利用開始日とするきっぷが購入できると覚えておけばよいだろう(例外は3月18日日曜日のみ)。
お値段は大人6,000円、こども3,000円で、これまでと同じである。

移動費用はこのパスで安く上げて、残ったお金を現地で使う、東北を応援するのにはぴったりなきっぷだと思われるので、利用期間中に土日を含む3連休が取れる方は、ぜひとも利用してほしいなあと思う。

・・・平日でも使えるきっぷもほしいなあ(土日祝労働者のひとりごと。まあ18きっぷ使えばいいんだけど)。

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2012.01.22

K_Sおすすめ(?)「日本海」「きたぐに」を使った冬~春の旅プラン

「旅の手帖」「旅と鉄道」と、続けて鉄道旅行に関する雑誌を紹介する記事を書いていると、やはり旅に出たくなる。かといって、この間の「さぬきうどん」のように簡単に(?)出かけるわけには行かない。時間とお金のかかり方が圧倒的に違うからである。
そこで、今回はこの春のダイヤ改正で定期運行が終了する「日本海」「きたぐに」を使って、「こんな旅はどうでしょう?」というプランをいくつか作ってみたので、ご紹介したいと思う。

プランその1:「きたぐに」「日本海」で日本海縦断線往復の旅
まずは行程から。
初日、大阪駅23時27分発急行「きたぐに」で出発、翌朝8時29分に新潟駅に到着。
乗り換え時間5分で新潟駅8時34分発の特急「いなほ1号」に乗車し、12時11分秋田駅に到着。
ここで昼食をとっていただき、秋田駅13時10分発の特急「つがる3号」に乗車し、15時53分に青森駅に到着。
ここでは約3時間半時間があるので、青函連絡船メモリアルシップ「八甲田丸」を見学するもよし、あるいは「つがる3号」を大鰐温泉駅(15時5分着)または弘前駅(15時17分着)で降りて、弘南鉄道に乗るのもいいかもしれない。
そして青森駅19時31分発の寝台特急「日本海」に乗車し、翌日10時27分大阪駅に到着。
車中泊2日の強行軍ではあるが、「きたぐに」も「日本海」も両方楽しむことができる。
また、このプランは大阪の出発時刻が遅いので、例えば新大阪駅(23時32分発)で乗り継ぐのでよければ、関東方面からだと東京駅20時50分発の「のぞみ265号」に乗れば、新大阪駅到着が23時23分。九州方面からだと、博多駅20時33分発の「ひかり582号」に乗れば、新大阪駅到着が23時25分と、いずれも乗り継ぐことができるので、会社帰りでも十分に間に合う。

個人的には、往路の乗り継ぎに思い入れがある。大学4回生の冬、卒業旅行として初めて訪れた北海道への行程がまさしく急行「きたぐに」から特急「いなほ」への乗り継ぎであった。その当時は青森まで「いなほ」が走っていたので、青森で急行「はまなす」に乗り換えて、北海道へ足を踏み入れたのである。
今は秋田で「つがる」に乗り換えなければならないが、十数年前とほぼ同じ行程をたどれるこのプランは、休みとお金さえあれば本当にやってみたいと思っている。

プラン2:「きたぐに」「日本海」プラスアルファで日本海縦断線プラスアルファの旅
プラン1の行程にちょっと手を加えているプランである。
大阪から秋田までの行程はまったく同じで、秋田からの行程が「プラスアルファ」の部分となる。
秋田駅14時10分発の快速「リゾートしらかみ5号」に乗車し、東能代から弘前までは五能線を経由して、19時19分青森駅に到着。
乗り換え時間わずか12分で、19時31分発「日本海」に乗車し大阪へ戻るという復路はプラン1と同じである。
秋田での乗り換え時間がかなりあること、「リゾートしらかみ」の運転日が毎日ではないこと、さらにこの季節は風雪による列車遅れ・運休の可能性も高いので、「乗れたらラッキー」くらいの感覚でいくのがよいのではないかと思う。
仮に「リゾートしらかみ」が運休したとしても、それを確認してからプラン1の「つがる」乗り継ぎに切り替えることもできるのが、このプランのポイントといえよう。
五能線も長らく乗車しておらず、乗車当時は「リゾートしらかみ」ではなく「ノスタルジックビュートレイン」で走破したので、こちらのプランもできれば自ら実現したいところである。

プラン3:若き日の「アカデミー賞優秀主演俳優」気分を味わう(?)きたぐに&フェリーの旅
若き日の「アカデミー賞優秀主演俳優」が誰を指しているかは、もうお分かりであろう。そう、大泉洋さんである。
彼がここまで大きくなったその出発点は、やはり「水曜どうでしょう」である(「モザイクな夜」の元気君は?というご意見もあるだろうが、あの時は『大泉元気』であり、『大泉洋』ではないから、ということにここではしておく)。
その「水曜どうでしょう」の最初の企画「サイコロ1」で、彼らは新大阪から急行「きたぐに」に乗り込み、新潟駅前で振ったサイコロで、無事北海道の目を出したものの、小樽行きのフェリーで18時間かけて帰ったのである。これをそのままやってしまおうというのがこのプラン3である。
プラン1、2同様に急行「きたぐに」に乗車し、8時29分に新潟駅に到着。
ここから新潟港までは路線バスあるいはタクシーでの移動となる。バスなら乗車20分、末広橋バス停で下車して徒歩10分、タクシーなら約15分で到着する。
新潟港10時30分出航の新日本海フェリーで、翌朝4時30分に小樽港に到着。
年末年始には、小樽港から札幌市内へ向けての臨時バスが走るそうだが、この時期にはそういうバスはなく、また路線バスのバス停も少し歩いたところにあるのだが(ぱるて築港)、バスの始発の時間が7時35分と、かなり待たなければならないので、最も近い南小樽駅か、小樽駅・小樽築港駅まで、徒歩あるいはタクシーで移動するしか手段はなさそうである。
まあ、駅に着いても、さらに始発電車までには時間がかなりある(ちなみに小樽駅始発の札幌行き普通電車は5時38分発、札幌駅到着は6時26分である)。
北海道からの帰り道は、飛行機なり、トワイライトエクスプレスなり、北斗星なり、お好みの手段で帰っていただくことになる。

ちなみにだが、小樽駅始発の普通電車に乗ると、札幌駅7時ちょうど発の特急「スーパー北斗2号」に間に合い、10時11分に函館駅に到着。
すると函館駅10時17分発の特急「スーパー白鳥26号」に乗って、12時7分に青森駅に到着するので、余裕で「日本海」に乗り継ぐことができる。

これまたちなみにだが、「日本海」に間に合うぎりぎりの列車を逆算すると、小樽駅発12時34分発の快速「エアポート130号」に乗車すると、13時6分に札幌駅に到着し、札幌駅13時17分発の特急「北斗14号」に乗り換えると、16時49分に函館駅に到着し、函館駅発17時7分発特急「スーパー白鳥42号」に乗り換えて、18時55分青森駅到着となり、19時31分発の「日本海」に乗換えが可能である。

実に壮大なプランではあるが、このプランの実行には大きな問題がある。
それは、新潟と小樽を結ぶ新日本海フェリーが、火曜日から日曜日にしか運行されておらず、さらに今年は定期検査に伴う船のドッグ入り等のために、1月5日から3月9日までは「欠航」になっているのである。
つまり、このプラン3が実行できるのは、フェリーの運航が再開される3月10日からダイヤ改正前日の16日のうち、12日(月)を除くわずか「6日間」しかない。

そして、すべてのプランについていえることだが、風雪による運転取りやめは、頻繁に発生しているので、予定通りに行程が進むことはかなり「奇跡」に近いかもしれない。
それでも、定期運行期間中に「乗り納め」したい方は、これらのプランを参考にしていただければ幸いである。

またまたちなみにであるが、GW期間には早速「日本海」「きたぐに」が臨時列車として運行されることが決定している(参照:JR西日本ニュースリリース・PDF)。
ただし、定期運行と異なる部分が何点かある。
まず「日本海」は、ダイヤが大きく変わる。
下り(青森行)は、大阪駅20時38分発で翌日12時42分に青森駅到着(運転日は4/27,28,5/5,6)
上り(大阪行)は、青森駅16時21分発で翌日10時27分に大阪駅到着(運転日は4/26,27,5/4,5)
定期運行時は大阪発の時刻が早すぎて使いにくかったのだが、20時38分発であれば会社帰りでも十分利用できる。一方で青森発の時刻はちょっと早すぎて使いづらいかもしれない。
編成はオール客車2段B寝台6両編成となり、開放式の客車2段A寝台はなくなってしまう。

続いて「きたぐに」の大きな変更点は、東海道線経由から湖西線経由に変更となるため、定期運行時に停車していた大津・彦根・米原・長浜には停車しない。また、新津から先の快速運転もなくなり、終点新潟まで急行列車として運転される(亀田駅への停車がなくなる)。そして、2段式A寝台と自由席がなくなり、電車三段B寝台6両とグリーン指定席1両の7両編成で運行されるとの事。ひとまず583系での運転は続くようである。
下り(新潟行)は、大阪駅23時27分発で翌日6時54分に新潟駅到着(運転日は4/26~5/6)
上り(大阪行)は、新潟駅22時37分発で翌日6時49分に大阪駅到着(運転日は4/27~5/7)
下りは到着時間が早くなり、上りは出発時間が早くなるが、「日本海」ほどの大きなダイヤ変更ではない。
今度は、この臨時「日本海」「きたぐに」を使ったプランも考えてみたい(ブログで記事にするかは未定である)。

それと、開放型のA寝台はなくなってしまうことがこれで確定したことになる。定期運行の「乗り納め」をする方で、もしお金に余裕があるのであれば、少し無理をしてでも、貴重なA寝台に乗っていただきたいところである。もちろん、B寝台も貴重な存在だし、583系の座席使用は、団体列車など、特別なものでない限り今後乗れない可能性もある。いずれにせよ、乗る機会のある方は、思う存分貴重な空間と時間を過ごしていただきたいなあと思う。

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2012.01.21

「旅と鉄道」復刊3号、特集は「夜行列車の冒険」

少し前に「旅の手帖」をご紹介する記事で、『某雑誌の「復刊3号」の広告が掲載されているのだが、こちらも特集記事は「夜行列車の冒険」とのこと』と書いたのだが、本日発売ということで、会社帰りに本屋に立ち寄り購入してきた。

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旅と鉄道 2012年 03月号」、復刊3号である。巻頭特集の「夜行列車の冒険」には「さらば!ブルトレ『日本海』」「夜を駆ける“魔法のカプセル”に乗ろう!」のサブタイトルがつけられており、編集部の「気合い」がみてとれる。
特集ページの前には巻頭グラフとして町田忍さんの「私に特別な物語をくれた。夜行列車よ、ありがとう」という文が掲載されていて、今から40数年前の夜行列車全盛期の一端を感じることができる。
そして、巻頭特集「夜行列車の冒険」では、「日本海」「あけぼの」「北斗星」「きたぐに」の乗車記が、旅欲を刺激し、さらに「旅の手帖」同様に、現在運行されている夜行列車(定期・臨時含む)13本すべてを紹介しているほか、1958年から2011年にかけて登場したブルートレインを表にした「ブルトレ歴史年表」を見れば、今はなき大阪発の九州行き寝台特急「明星」「彗星」「あかつき」「なは」の名前も挙げられている。個人的には、子供のころ乗りたくて乗りたくて仕方なかったのに結局乗ることなく廃止になった「明星」や、社会人になってから、仕事に疲れた会社帰りにみどりの窓口に立ち寄って、「九州行きの寝台で空いてる列車ありますか?」といって飛び乗った「なは」や「あかつき」の思い出がよみがえってくる。

夜行列車の運転路線地図では、昭和50年、いまから37年前の深夜2時の夜行列車地図と平成24年1月の地図が見開きで掲載されている。昭和50年当時、北海道では札幌-稚内を結んでいた急行「利尻」や、網走へ行く「大雪」、小樽ー釧路間の夜行普通列車「からまつ」の名前をみることができる。
東北エリアは、上野ー青森間を結んだ寝台特急「はくつる」「あけぼの」「ゆうづる」の3列車に急行「津軽」「八甲田」「十和田」、さらには仙台や盛岡行きの夜行急行などもある。
中部エリアに目を向けると、山岳列車として有名な新宿発の急行「アルプス」をはじめ、大阪からは「ちくま」、名古屋からは「きそ」がそれぞれ長野や直江津へと向かう。ついこの間まで走っていた「北陸」「能登」、さらには「越前」「妙高」といった列車も首都圏と越後・信州方面を結んでいる。
北陸エリアでは、この春のダイヤ改正でなくなる「日本海」、「きたぐに」はこのころはまだ青森まで走っていた。新潟へ向かう「つるぎ」や富山へ向かう「立山」なども、懐かしい列車名だ。
西へ目を向けると、九州行きの寝台特急には先ほど挙げた大阪発の寝台特急以外に「金星」「安芸」、急行なら「雲仙」「西海」「だいせん」「きのくに」、米子と広島を結ぶ「ちどり」や米子と博多を結ぶ「さんべ」にも夜行があったことがわかる。そして、天王寺から紀勢本線をぐるっと回って名古屋へ向かう普通列車「南紀」や、京都と出雲市を結んだ普通列車「山陰」には寝台車があったように記憶している(乗ったことはないが)。
もちろん、東京発のブルートレインは「さくら」「はやぶさ」「みずほ」「富士」「あさかぜ」「出雲」「瀬戸」「いなば」「紀伊」「銀河」という豪華ラインナップ。
四国には急行「宇和島」と土讃線を行く普通列車(上りのみ快速)、どちらも気動車である。
九州には、鹿児島本線経由の急行「かいもん」と日豊本線経由の「日南」が、門司港と西鹿児島(現・鹿児島中央)を結び、長崎・佐世保へは普通列車「ながさき」が走っている。
この地図を見ているだけでも、心がわくわくしてくる。あの当時大人だったら、きっと乗りまくっていたに違いない。

この後には、「夜行列車、私の冒険」として、7人の方がそれぞれの夜行列車の思い出を語り、「もっともっと!夜行列車の冒険」では、寝台の種類(全24種)を紹介した「寝台学入門」や、ヘッドマークのお話、さらには車内における撮影術まで紹介されており、夜行列車初心者だけでなく、それなりに乗っている方々にも「なるほど!」と思わせてくれる内容となっている。

この巻頭特集だけでも「お腹いっぱい」になるのに、それで終わらないのが「旅鉄」のすごいところ。
2泊3日で近鉄全線(鉄道だけでなくケーブルカー、ロープウェイを含む全508.2km)を完全制覇する「近鉄500km乗りつくしの旅」、そして鉄道ファンならずとも楽しめる観光列車が盛りだくさんのJR九州の列車たちを取り上げた「九州おもしろ列車案内」では、デザイナー水戸岡鋭治さんのインタビューや、4泊5日で九州の特急を乗りつくす旅行記、この春公開となる映画「僕達急行 A列車で行こう」の情報、もちろん九州のおもしろ列車すべての解説も載っているので、九州の鉄道旅計画にも使える。

今回の「旅と鉄道」復刊3号は、ぜひ以前紹介した「旅の手帖」2月号と一緒に揃えていただきたい(「旅と鉄道」にも「旅の手帖」の広告が掲載されていた)。
読んで実際に旅に出るもよし、読むだけで旅の雰囲気を味わうもよし、買ってうれしい、買わなきゃもったいない、お勧め雑誌である。

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2012.01.20

「さぬきうどん欠乏症」に効く(?)本まとめ買い

突然だが最近「うどん欠乏症」である。正確に言えば「さぬきうどん欠乏症」である。
先日まで地元のサンテレビで放送されていた「おにぎりあたためますか」のロケ地が香川県こと「うどん県」で、出演者の大泉洋さん・戸次重幸さん・佐藤麻美アナウンサーが「鶴丸」や「がもう」に行くのを見て、激しく「さぬきうどん」が食べたくなったのである。
以前食べに行ったのはいつだったか・・・なんと去年の8月である!これはいかん!
といっても、すぐにいけるはずもないので、とりあえずさぬきうどんに関する本でも読もうと思って、本をまとめ買いしてきた。
まずはこちらの2冊から。

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超麺通団 讃岐うどんめぐり指南の書 (西日本文庫)」と「超麺通団2 ゲリラうどん通ごっこ軍団始まりの書 (西日本文庫)」の2冊。
「さぬきうどん」ブームを産み出した仕掛け人といっても過言ではない、元「タウン情報かがわ」編集長で、現在は四国学院大学教授の田尾和俊さんが書かれた「超麺通団―団長田尾和俊と12人の麺徒たち」「団長の事件簿「うどんの人」の巻 ―超麺通団2」をそれぞれ文庫本化したものである。
もちろん、両方ともすでに持っているので、基本的に内容は同じである(FM香川「うどラヂ」podcast版によれば、店のデータ等は麺通団のH谷川さんがチェックして、最新版になっているようだが)。
だが、文庫化にあたって田尾さんが「まえがき」を、そして「解説」を勝谷誠彦さんが書き下ろしている。
これは、この文庫本でしか読むことができない。つまりは、「まえがき」と「解説」を読むためだけに購入したといっても過言ではない、というか、それ目的だ(断言!)。
そして実際に「まえがき」「解説」を読んでみると、「ああ、これはこの部分だけのために買っても価値がある!」と思えるものであった。なお、感想には個人差があることも付け加えておく(笑)
単なる「うどん県におけるさぬきうどん屋めぐり」なら、「麺通団3」「麺通団4」をおすすめしたいが、もう少しこの「さぬきうどんブーム」の成り立ちや、今はなき名店の数々(さぬきうどんの歴史といってもいいかもしれない)を知りたいという方には、この2冊の文庫本をお勧めしておきたい。
そして、もう一冊。

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さぬきうどんサイクリング 国井律子が3泊4日でさぬきうどんを食べ漕ぎ!
こちらは、エッセイスト・国井律子さんが、3泊4日でうどん屋を自転車で巡った旅が綴られたものである。
「さぬきうどん屋めぐり」といえば、店の立地を考えるとどうしても車での移動がメインになりがちである。しかし、駐車場のない小さなお店や、あっても混雑時には車を止めるだけでもかなりの時間をロスしてしまう有名店もたくさんあるので、自転車やバイクなどを使って巡るというのは、「あり」だと思う。
本書は2009年4月に巡った内容なので、すでに閉店したお店なども掲載されているが、写真の量もかなり多く(麺通団の文庫本には写真は皆無である、いや、帯に著者と解説者が写っているがw)、地図も掲載されているので、実際の旅にも使えそうである(もちろん、ちゃんとした地図は別で持っていたほうがいいとは思うが)。
以上3冊、あわせて2950円!

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結構な金額になってしまった・・・あれ?なんかレシートの上の方に店の名前が見えるんやけど・・・拡大してみよう。

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「紀伊国屋書店 高松店」て書いてあるがな!!
なんとかー!(笑)まあこれは「お約束」である(苦笑)。やっぱり本だけじゃお腹は膨れないのである。というわけで、今回は3軒食べてきた。
まずはこちら。

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2012.01.18

大泉洋さん、第35回日本アカデミー賞優秀主演男優賞受賞!

2012年1月16日、第35回日本アカデミー賞の優秀賞が発表となった。
大泉洋さんが主演した映画「探偵はBARにいる」は、優秀作品賞・優秀脚本賞・優秀音楽賞・優秀録音賞・優秀編集賞を受賞した。
そして、主演の大泉さんはなんと!優秀主演男優賞を受賞!!
共演した松田龍平さんも優秀助演男優賞を受賞しており、合計7部門で正賞エントリーされたことになる。
授賞式は、2012年3月2日(金)グランドプリンスホテル新高輪にて行われる。テレビでは日本テレビが21時より、そしてラジオではニッポン放送が22時よりその授賞式の模様を放送する予定となっている。

優秀主演男優賞を受賞した方は大泉さんのほかに、堺雅人さん(武士の家計簿)、原田芳雄さん(大鹿村騒動記)、三浦友和さん(RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ)、役所広司さん(最後の忠臣蔵)とそうそうたる面々である。
果たして、大泉さんは正賞(最優秀主演男優賞)を受賞することができるのだろうか。
受賞するかどうかはちょっと置いておくことにして、これで今後「水曜どうでしょう」の新作が作られるとすれば、「アカデミー賞俳優の大泉洋」が随所で「ネタ」として使われるのかなあと、要らぬ期待(笑)をしてしまうのは私だけだろうか?

参考:日本アカデミー賞公式サイト

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2012.01.17

阪神・淡路大震災から17年・テレビを見ながら思うこと

今年もこの日がやってきた。1月17日、阪神・淡路大震災発生の日である。
毎年、何を書こうか迷い、結局書かずに終わってしまうことも多い。
でも今年はどうしても書かねばならないと思っていた。
それは、やはり昨年の東日本大震災があったからにほかならない。
2つの大きな震災、一方は「復興を遂げた」といわれ、もう一方は「復興はこれから」といわれている。

でも、本当にそうなのだろうか。

神戸の町は、新しい建物が立ち並び、確かに美しくみえる。ただ、だからといって、あのときの記憶は決して消えることはないし、消してはいけないし、語り継いでいかねばならない。
そして、もうひとつ。市内各所で実行された「復興計画」がうまくいっていないところがあるという現実。
特に「副都心化する」という名の下に高層ビルが立ち並んだ長田エリアは、空き店舗が目立ち、苦しんでいる商店主が多い。テレビのニュース番組でも、そういった視点で17年目の阪神・淡路大震災を捉えているところが多かったように思う。

一方で、神戸の17年間の経験を、東北の復興を支えるために生かそうとしている人たちがいる。
そこに視点を当てたのが、NHKスペシャル「阪神・淡路大震災17年 東北を支えたい~“後悔”を胸に」であった。

番組内では、3つの事例を取り上げていた。
1つ目は、「被災者と行政との信頼関係」について。
長田の再開発もそうだが、阪神・淡路大震災では、復興を急ぐあまり、行政が復興計画をわずか2ヶ月で作り上げ、住民の意見を取り入れられないまま、進んでしまったところが多かった。
行政と住民の間の信頼関係は一度崩れると、その後に計画についての理解を求めるのは困難になる。
旧北淡町(現・淡路市)では、復興計画を2ヶ月で作ったものの、結局住民の説得や調整に時間がかかり、復興計画が完了するまで10数年、町を去った人も多く、賑わいも失われてしまう結果にもなった。
宮城県亘理町に派遣された淡路市(旧北淡町)の職員は、その苦い経験を活かし、住民と信頼関係を構築して街づくりを進めようとしている。
津波の被害を受けた荒浜地区の復興計画案で、町は防潮堤を作って、内陸部に集団移転させるとしたが、住民は浸水した地域には住みたくない、もっと別の場所に集団移転したいという意見が出る。
今住民と向き合わなければ17年前と同じことになる。そこで「復興カルテ」を作り、住民一人一人の事情を聞き取りすることにした。
しかし有識者の復興会議では、計画が遅い、とにかく早く移転先を決めるように求められる。しかし、町として移転先はここなんですと示すことは住人の混乱を招くと譲らず、住民の意向を聞いてから移転先を決めることになった。
仮設住宅に行き、一人一人の話を聴きながら「復興カルテ」に書き留める。地道な作業だが、住民にとっては「意見を聞いてくれた」ということで信頼感が生まれ、町にとっては、住民の意向がきちんと見えてくる。その結果、荒浜地区以外の場所での移転先の検討をはじめた町。町の人たちと一緒にがんばっていきたいと職員の方は語っていた。

2つ目は、復興のスピードについて。
阪神淡路大震災では、行政の対応が遅れて再建の意欲が薄れた、スピードが速くないと再建が難しくなる。ただし、被災者側のスピードにあわせての話であって、行政のスピードだけを言っているのではない。
大正筋商店街の副理事長が南三陸町の商店主たちの元を訪れる。商店街の会合を通じ、7年前から交流を続けているという。会合時の写真を持っていってみんなで見る。そこには亡くなった方の姿もある。
震災前の大正筋商店街はものすごい賑わいがあった、震災でほとんどの店が消失。震災から5ヵ月後に仮設商店街をオープン。被災者の貴重な交流の場となった。
一方で行政は高層住宅や商業ビルを中心とした再開発計画をつくる。5年で作るはずが、調整に手間取り、その間に住民がいなくなり、店を続ける力がなくなり、店を閉めていった。もっと早くできていたら、今よりはいい町ができていたと副理事長は語る。
南三陸町の商店主たちに仮設商店街の模型を持っていくと、すぐにでも作りたいが、町が住宅や商店街の具体的な再建場所を提示できていない。そこで仮設商店街の造れる場所を探す。内陸部に見つけたが、点在する仮設住宅とは距離がある。集客は可能なのか・・・そこで副理事長は、商店主の集まりで「やり方次第で集客できる」と伝える。たとえば仮設住宅を巡回するバスを走らせる(実際に神戸でもやったことがある)。
そして、商店主たちは具体的な計画に取り掛かった。店はコンテナを選び、巡回バスの運行も計画。
しかし、大きな問題が持ち上がる。商店主の申請していた補助金(再建費用の4分の3)が不採択!
仮設施設であることから、町の発展につながらないのが理由。たとえ仮設であっても再建しなければ町がさびれてしまうという商店主たちの思いは届かなかった。
窮地に立たされる商店主。開店費用の見積もりに集まる商店主たち。必要となる費用は、蓄えを超えていた。このままでは店が再建できないのではないか・・・不安が募る。
副理事長は言う。阪神・淡路大震災でも補助金は出ず、今も苦しい経営が続く。そのことがあってできた補助金制度だと思っていたのに、仮設だからダメというのは16年前と何も変わってない。
12月中旬、経費を削って仮設の商店街を作ると決めた!副理事長は神戸で募金を集めて町工場で作った照明(太陽光発電付)を寄贈する。1日でも早く待ちの賑わいを取り戻したい、商店主の願いである。被災地の復興に商店街は大きな役割を果たすはずだ。

3つ目は、被災者と地域のつながりの大切さについて。
阪神・淡路大震災後、多くの災害復興公営住宅が建てられた。一人住まいの高齢者、資金のない人は町にとどまることができず、こうした住宅に移り住み、地域とのつながりが断たれてしまった。
神戸の一級建築士が、気仙沼市で住まいを失った人へ、どうすれば地域の人と一緒に暮らせるかをアドバイスする説明会を行った。阪神・淡路大震災の時に、ボランティアで住宅再建の相談にのったとき、資金不足でもとの地域に戻れない人がたくさんいた。このとき提案したのは「共同再建」。
行政から補助をもらって、共同住宅を作る。顔なじみとの暮らしを選んだ。
でも、共同再建が実現したのはほんの一部。多くの人が町を離れてしまった。相談の仕方もわからず、自分で判断しなければならなかった。阪神淡路大震災の8ヵ月後に、兵庫県では被災した住民を支援する専門家を派遣できる仕組みができた。
しかし、東日本大震災の自治体ではまだそういう仕組みはない。そこで兵庫県の助成制度を活用して、支援が必要な住民を探すことからはじめた。
被災した住民たちは、同じ地区の住民たちと暮らしたい。でも住民だけでは限界があると考えていた。気仙沼市の示す集団移転事業では、土地の取得造成費用は行政負担だが、住宅の建設は自己負担。高齢のため、ローンが組めない、再建はあきらめている人がいる。でも住み慣れたところは離れたくないのが本音。みんなで支えながら暮らしてきた。今、大切にしてきた地域のつながりが断たれようとしている。
そこで、阪神淡路大震災の経験をいかす。戸建で割安な共同住宅、一人当たりの面積を狭くして、行政からの補助も得て、自己負担を少なくすることを提案。集団移転先にこれを建てることができれば、お年寄りも一緒に住めて地域のつながりを保つことができる。
今支援をしているのは気仙沼市の3つの地区だけ。他の地域でも急ぐ必要があると考えている。そして、こうした制度の必要性をもっと認識して制度を作らなければならない。孤独死や自殺という悲劇を繰り返さないために、自治体と専門家が一体になった制度が求められている。

阪神・淡路大震災を経験したものとして、何か役に立てることはないか、多くの人たちを支えられないか、私たちの経験や後悔を今こそ活かし、復興に役立ててほしい、と締めくくられ、番組は終了。

番組を見ながら「つぶやき」をしていたものを、少し加工しただけなので、わかりにくい文章になってしまったが、とてもよく取材されている番組で、さすがNHK!と思わせてくれる内容であった。
おそらく3月11日にもまた各局で特集番組が組まれるだろう。そのとき、どんな視点で震災を、そして復興を捉えるのか、そこに注目してみたいと思う。

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2012.01.15

ついに「月9」に大泉洋さん出演!

個人的にドラマの類はほぼ見ないし、ここ最近の視聴率からして、もはやこの「枠」に出演することが「ステイタス」なのかどうか?など、いろいろ考えながら、取り上げるかどうか迷ったのだが、でもやはり「ここまで大きくなられたのだなあ」という気持ちも表しておきたいので、取り上げることにする。

2012年1月16日、月曜夜9時から始まるドラマ「ラッキーセブン」(フジテレビ系)に、大泉洋さんが出演される。
フジテレビの公式サイトによれば、大泉さんの役どころは「北品川ラッキー探偵社」の探偵・「旭淳平」。「相関図」を見ると、主演の松本潤さん演じる「時多駿太郎」の教育係という立ち位置らしい。
事務所をまとめるボス・藤崎瞳子に松島菜々子さん、同僚の探偵・新田輝に瑛太さん、主人公の母親には岡江久美子さんなど、「月9」らしい豪華キャストがそろったこの作品、第1回の放送は、これまた最近のドラマでは「ありがち」な15分拡大版である。
もうファンの皆さんは、さまざまな媒体で情報を得ておられると思われるので、ここではこれくらいにしておく。

映画「探偵はBARにいる」で、「探偵」という「ハマリ役」を得た(ちょっと言いすぎ?w)大泉さんが、今度はテレビドラマ、それも「月9」でどんな探偵を演じるのだろうか。その点については、ちょっと興味がある。
個人的な問題はただひとつ、「毎週ドラマを見る習慣が身につくかどうか」だ(苦笑)。とりあえず録画はするので、何とかがんばってみようとは思うのだが。

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昨年は忘れてました(苦笑)本日ブログ開設8周年を迎えました!

タイトルにもあるように昨年はすっかり忘れておりましたが、本日1月15日で当ブログ「賽は投げられた」は開設8周年を迎えました。

だからといって特別なことをする予定はございませんが、今後も「旅」ネタを中心に、「水曜どうでしょう」や大泉洋さん、樋口了一さんなどを追いかけつつ、マイペースで更新を続けていければと思っております。
今後とも、ごひいきのほど、よろしくお願い申し上げます。

K_S(けいえす)

・・・というわけで、このブログもついに9年目に突入するわけだが、ここまで続いたことに自分自身が一番驚いている。これも、応援し続けている「水曜どうでしょう」「大泉洋さんをはじめとするオフィスキューの皆さん」「樋口了一さん」などが、同じ期間ずっと活躍し、話題を提供し続けていてくれて、その間、個人的には、どっぷりはまったり、少し距離を置いたりと、時期によって差はあるのだが、なんだかんだ言ってもファンであり続けることができたからだろう。
この先、いったいどこまで続けられるのか・・・まずは来年の同じ日に9周年を迎えられるよう、時々休みながらも更新を続けていければと思う(「時々更新しながらも」になるかもしれないが・苦笑)。

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2012.01.14

「とでん」の「外車」2012年10月復活へ!

「とでん」といっても「都電」ではなく「土佐電気鉄道」のお話である。
そして「外車」といっても乗用車ではなく「外国電車」のお話である。

土佐電の外国電車が復活 カード対応、定期運行へ 高知(朝日新聞)

記事によれば、「とでん」の外国電車は、1990年に同社の開業85周年を記念して「世界の電車が走る街」をPRしようということで、ドイツ・オーストリ ア・ノルウェー・ポルトガルの路面電車を導入し、走らせていたのだが、ワンマン運転やICカードシステム「ですか」に対応していないということで、 2009年に定期運行が終了。その後は、毎年5月の「電車の日」イベントや、2010年1月~2011年1月に行われた「土佐・龍馬であい博」期間中の特 別運行などに限られていた。

今回、2012年10月から復活するのはノルウェー、オーストリア、ポルトガルの3カ国の電車と明治時代の車両を復元した「維新号」で、それぞれの車両には「ですか」対応機器を設置し、車掌が乗務して沿線の観光案内をする観光アテンダントを兼務するとのこと。
運行区間は高知駅前-枡形電停間で、午前10時から午後4時まで1時間間隔で運行するそうなので、「乗り鉄」も「撮り鉄」も比較的容易に「押さえる」ことができるのではないだろうか。
久しく高知方面にも出かけていないので、10月とちょっと先の話ではあるが、この「外国電車」目当てに四国方面の旅を計画してみたいと思う。

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2012.01.13

「旅の手帖」2012年2月号の特集は「はじめての☆夜行列車」

一昨日本屋に立ち寄った際にもう1冊購入していた雑誌がある。

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「旅の手帖」2012年2月号である。
巻頭特集は「はじめての☆夜行列車」と題して、現在運行されている夜行列車(定期・臨時含む)13本すべてが紹介されている。
特集のトップを飾るのは「トワイライトエクスプレス」(大阪→札幌)の乗車記。昨年、一昨年と2年連続年末に札幌から乗車した列車であるが、やはり大阪から北へ向かって乗りたい列車である。
そのほか、この春のダイヤ改正で定期運行を終了する「きたぐに」や、オールA個室寝台の超豪華寝台特急「カシオペア」、お得な「ごろんとシート」が人気の「あけぼの」、今や東京から西へ向かう唯一の寝台特急となった「サンライズ出雲・瀬戸」の乗車記も掲載されている。
また、初めて夜行列車を利用する向けの特集ということもあって、夜行列車の走行路線を描いた「日本全国☆夜行列車マップ」では、それぞれの列車を食堂車の有無・個室の有無、ベッドの有無で「セレブ型(食堂車あり)」「プチセレブ型(個室あり)」「庶民型(ベッドあり)」「体力勝負型(ベッドなし」の4タイプに分けている。
そして、「夜行列車☆取扱説明書」では、それぞれの列車の席(寝台)の料金表やセキュリティー面の話、きっぷのとり方から、乗車前に準備しておきたいもの(飲食物その他)について記した「乗車前のご注意」まで載っており、これを読めば、まず夜行列車に乗って困ることはないのではないかと思われる。
さらに海外の夜行列車の紹介や、JR九州のクルーズ。トレインについてデザイナーの水戸岡鋭治さんのお話も掲載されている。
この特集以外にも、千葉県の観光キャンペーン特集(いすみ鉄道や銚子電鉄も掲載!)や、全国各地の朝市を取り上げた「美味しい朝市」、連載記事「ゆる鉄」では開運鉄道グッズも紹介されている。
これだけ充実した内容で、お値段はいつもと同じ580円!これは「買い!」

ちなみに、107ページの端に某雑誌の「復刊3号」の広告が掲載されているのだが、こちらも特集記事は「夜行列車の冒険」とのこと。1月21日発売なので、詳しくは発売後にご紹介したいと思う。

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2012.01.11

「ダ・ヴィンチ」2012年2月号は5年ぶりのTEAM NACS特集!

すでに発売されているので、お手元にある方も多いと思うが、「5年ぶりの特集」と言われ、5年前にもここで取り上げたのであれば、取り上げないわけには行かない。
雑誌「ダ・ヴィンチ」2012年2月号には、「TEAM NACS 総力特集2012 完全保存版 TEAM NACSに出会えたしあわせ。」と題した特集記事が掲載されている。
ちょうど5年前の2007年2月号の同誌でも特集が組まれており(そのときのブログ記事はこちら)、メンバーが表紙を飾っているのだが、ここはぜひ今回の同誌の表紙と比べてみてもらいたい。
5年前はこちら。

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そして今年がこちら。

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見れば一目瞭然、5人の「立ち位置」が大きく変わっている。
5年前は、全国的な知名度で言えば圧倒的に大泉洋さんが1番で、他のメンバーの知名度はまだまだである。ちょうどこの年(2007年)の1月「ハケンの品格」が始まり、大泉さんに続いて安田顕さんの知名度が高まり始めていくわけだが、一般の方の認識で言えば「大泉洋とその一味」(笑)といった感じだろうか。表紙も大泉さんがメインとなっている。

ところが、いまや安田さんはNHK朝の連続テレビ小説「瞳」に出演するなど、すっかりお茶の間でも「ご存知!」の存在だし、戸次重幸さんもお昼の連続ドラマ「霧に棲む悪魔」に出演されて、こちらも「ご存知!」の存在。音尾琢真さんも、NHK大河ドラマ「龍馬伝」の望月亀弥太役で、こちらも多くの方が知る存在となってきている。
そうしたメンバーの活躍ぶりを、地元北海道を拠点に活動しながら、みんながいつでも帰ってきて「おかえり」と迎えてくれる存在として、リーダー森崎博之さんがいる。
5人が一列に並んでいる(昔からのファンならば「番号順!」というかもしれないがw)この表紙は、5年間走り続けたメンバーそれぞれの力が結実した証、とはちょっと言いすぎか(苦笑)

さて、特集の内容だが、5人のスペシャル座談会や、過去の本公演の全レビュー、メンバー1人1人へのパーソナルインタビュー、そして、2012年に行われる本公演「WARRIOR~謳い続ける侍ロマン」に向けての森崎さんへのインタビュー、特別付録として「TEAM NACSフォトカード」がつくなど、盛りだくさん。
さらに、大泉さんと原田知世さん主演の映画「しあわせのパン」公開記念のお二人による対談や、脚本・監督を担当された三島有紀子さん、企画担当の鈴井亜由美さん(オフィスキュー副社長)のインタビューも掲載されている。その副社長のインタビューの下に、さりげなく社長・鈴井貴之さんの「ダメ人間 溜め息ばかりの青春期」が2012年2月24日に文庫化されることも紹介されている。

表3ページには「探偵はBARにいる」のBluray&DVDの告知(2012年2月10日発売)も掲載されている、この「ダ・ヴィンチ」、ぜひとも手に入れていただき、じっくり読んでいただければと思う。

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2012.01.06

1枚の写真から駅を推理して現地へ向かえ!JR北海道鉄道フォトラリー第7弾開催!

JR北海道が定期的に実施している「鉄道フォトラリー」も第7弾となった。今回の内容はいったいどういうものなのだろうか?

1枚の写真から~この駅どーこだっ?!(JR北海道プレスリリース・PDF)

プレスリリースによれば、今回の鉄道フォトラリーは、「1枚の写真から~この駅どーこだっ?!」のタイトルどおり、駅の一部分が写された写真を元に、その駅がどこであるかを推理し、実際にその駅に向かい、携帯電話のカメラ機能を利用してホームの駅名標をバックに自分を撮影した写真データを事務局に送り、承認されると、ポイントがたまるというもの。
ポイントは、駅ごとに設定されており入門編(15駅)は1駅1ポイント、中級編(6駅)は1駅2ポイント、上級編(4駅)は1駅3ポイントとなっている。
参加するには、事前に空メールを送ってユーザー登録し、マイページを作る必要がある(プレスリリース内にメールアドレスとQRコードが掲載されているのでご確認を!)。
また、撮影するのはあくまでもホームの駅名標をバックに自分を撮影した写真であり、ヒントの写真を撮影する必要はないということ。まあ、せっかく行ったのだから、ヒント写真と同じ写真を撮るのも楽しいだろうが、肝心のポイントゲット用の写真を撮り忘れては身も蓋もない。
開催期間は、平成24年1月7日(土)から3月20日(火)までとなっており、5ポイントごとに20ポイントまでは携帯待受画面、さらに20ポイントを達成すると「オリジナルネックストラップ」がプレゼントされるとの事。応募締め切りは平成24年3月20日(火)23時59分である。
プレスリリース内に掲載されている駅の写真を見てみると、「あ、これはすぐわかるな」というものや「は?これ何?」というものなどいろいろあって、見て推理するだけでも結構楽しめる。
さらに実際に行けばもっと楽しいだろう。北海道に住んでいれば絶対参加するんだろうけどなあ(苦笑)

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2012.01.04

DMVに乗れるチャンス!DMV試乗モニター募集中@徳島

JR北海道が開発した道路と線路の両方を走行できる「DMV(デュアル・モード・ビークル)」。
ここ数年は導入を検討している全国各地に貸し出され、デモンストレーション走行が行われているのだが、そのDMVの試乗会が徳島県で行われることになり、現在試乗モニターを募集している。

線路と道路を走れる「DMV」、試乗したい人へ(読売新聞)
DMV試乗モニターを募集します!(徳島県運輸政策総局交通政策課)

記事および徳島県のウェブサイトによれば、デモンストレーション走行が行われるのは平成24年2月11日(土・祝)と12日(日)の2日間。
両日とも3便が運行され、いずれも阿佐海岸鉄道の宍喰駅を出発し、道路と鉄道の両方を走行して、再び宍喰駅に戻ってくる。
もっとも長い時間走行する第1便では、室戸岬へ向かう(所要時間3時間30分程度)というから、それならいっそ、土佐くろしお鉄道の奈半利駅を経由し、さらに御免駅まで走行して未成線の「阿佐線」を「完乗」できればかなり楽しいものになるのだが。
まあ、そんな「夢物語」はさておき、本日(平成24年1月4日)から試乗モニターの募集が始まっているので、それについてご紹介しておきたい。
募集期間は、平成24年1月4日から13日まで(13日必着!)となっており、募集人員は110名。応募者多数の場合は抽選となる。
応募は往復はがきのみの受付となっており、小学生以上が対象(小学3年生以下の方の応募は保護者同伴)、詳しい記入方法はモニター募集の特設サイトでご確認いただきたい。
また、これにあわせて「あさてつ祭り2012 DMVわくわくフェスタ in Winter」が宍喰小学校グラウンドで行われる(2月11日・12日の2日間)。アンパンマンショーやダンボールでのDMV製作体験、DMVクイズ大会や、開発したJR北海道による講演会も行われるそうなので、モニターに当選した人もそうでない人も、参加してみてはいかがだろうか。
個人的にもかなり行きたいのだが、仕事なので参加できないのが残念!

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2012.01.02

おみくじをひいてみる2012

まずは、新年のご挨拶から。

あけましておめでとうございます。
旧年中は、多くの皆様にアクセスしていただき、まことにありがとうございました。
本年は、「どうでしょう祭」「TEAM NACS本公演」「CUE DREAM JAM-BOREE」などのイベントごとや、樋口了一さん久々のCD発売など、「ネタ」いっぱいの1年になるものと思われます。
出来得る範囲ではありますが、一ブロガーとして、数多くの「ネタ」を記事として昇華させていければと思っております。
本年もご贔屓のほどよろしくお願い申し上げます。

というわけで、挨拶はこれくらいにしておいて、新年最初の記事は、恒例の「おみくじ」ネタである(今年は「恒例」と言い切ってみたw)。

昨年は、「多忙」という名の下に、神戸3社のうち2社しかおみくじをひけなかったのだが、「それでは神戸人としてダメなのではないか?いやダメだ!」と思い、本日帰省先から帰宅する途中に3つの神社に立ち寄り、おみくじを引いてきた。
今回は、神社別に結果を見て行きたい。

まず最初は、昨年訪れることのできなかった「長田神社」から。
全体運は・・・

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