名古屋-三宮「直通特急」、近鉄「積極的」阪神「慎重」(以前と変わらず)
阪神なんば線が開業して来月20日で3年。仕事や用事などで大阪南部や奈良方面に行くときに利用すると、本当に便利だなあと感じる。
そして、その次に思うことは「このまま名古屋まで乗り換えなしでいけたらなあ」そう思っているのは利用者だけではない。
近鉄、名古屋-三宮の直通検討 食事サービス強化(神戸新聞・2012/2/6)
記事によれば、近鉄の小林哲也社長が共同通信のインタビューで、名古屋-三宮を結ぶ直通特急の導入を検討する考えを明らかにしたとある。小林社長は、以前「姫路-賢島直通特急」の導入を検討し、実際に阪神や山陽との協議に入り、乗り入れの調査なども行っているようである(このあたりの話は、以前取り上げている→「姫路発「伊勢志摩ライナー」実現の方向へ!(2008.7.10)」)。
今回は伊勢志摩方面ではなく、名古屋へ向かうということで、高速バスや新幹線と競合する形になる。小林社長は、インタビューの中でこんなことを言っている(以下、記事より引用)
「新幹線と比べて所要時間は長いものの、料金の安さや食事などの車内サービスで優位に立てる」と指摘。「ビジネス客が情報端末を自由に使えるサービス」も想定している。
(引用ここまで)
2013年(平成25年)春に導入されるという近鉄の新型観光特急に、カフェテリアスペースが設けられるので(こちらを参照→「近鉄の新型観光特急は設備もサービスも「いたれりつくせり」(2011.07.02)」)、この車両を使っての運行を念頭においての発言と思われる。実現したときにどれくらい利用があるのかはわからないが、少なくとも1回は利用したい列車になることは間違いない。
近鉄側は一貫して有料特急の阪神乗り入れに積極的なのだが、一方の阪神は、これまた一貫して「慎重」な姿勢を崩していない。
阪神三宮東口改札、予定通り来春完成 藤原新社長(神戸新聞・2011/06/09 )
少し前の記事になるが、この記事の中で阪神電鉄の藤原崇起社長は、三宮-伊勢志摩・名古屋を結ぶ特急の運行についてこう語っている(以下記事より引用)
三宮と伊勢志摩・名古屋間を結ぶ特急の運行については両社で協議を開始したが、「運行システム上、特急を定期的に走らせることは現状では難しい」と説明。その上で「近鉄のダイヤと付き合わせて試運転にまず取り組み、臨時運行ができるのか、需要はどれぐらいあるのかなどを見極めて判断したい」と課題を挙げた。
(引用ここまで)
現実的なことを言えば、この藤原社長のいう通りなのかもしれないが、ここ数年確実に拡大・定着しつつある「鉄道趣味」層を、しっかりと捕まえたいのなら、ここは「大風呂敷」を広げて「どんどんやりましょ!」くらい言ってもバチは当たらないと思うのだが(笑)まあ、今は気長に「三宮発近鉄名古屋行き直通特急」の運行開始を待ちたいと思う。
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