若桜鉄道、SL列車運行に向けて募金活動開始!
鳥取県の第三セクター鉄道「若桜鉄道」は、兵庫県多可町から譲渡されたSL「C12 167」を圧縮空気を使って走行できるようにし、体験運転も出来ることで知られている。
(2009年撮影)
しかしながら、この「C12 167」は鉄道事業法に適していないことから、現状では路線を走行することが出来ない。
そこでこの度、このSLを改修し、若桜鉄道線内を観光列車として走らせようというプロジェクトが立ち上がり、改修費用の一部を募金でまかなう活動が始まった。
若桜鉄道:SLを 必要経費5億円、募金活動開始 「東部観光の目玉に」 /鳥取(毎日新聞)
若桜線SL運行委員会からSL運行募金、サポート会員、座席オーナー募集のお知らせ(若桜鉄道からのお知らせ)
記事ならびに若桜鉄道からのお知らせによれば、このプロジェクトは若桜鉄道や地元自治体の観光協会による「若桜線SL運行委員会」が立案したもので、2016年度から若桜-郡家駅間を3両の客車を牽引して走るSL観光列車を走らせる計画とのこと。週末や休日を中心に年間150日程度の運行で、車内では女性アテンダントによる物品販売も行われる。運賃は片道1000円(全席指定)を想定している。
この列車の運行実現のためには、列車の行き違い設備の新設や、SLを石炭で動くよう改修し、鉄道事業法に基づく検査に合格させることが必要となり、そのための費用は5億円。国庫補助や地元自治体からの支援などで工面するそうだが、この費用の1割に当たる5000万円を募金で調達したいとのこと。
このSL運行募金は1口5000円となっており、若桜駅構内の銘板に名前を刻め、さらに記念乗車に招待される。「若桜鉄道のお知らせ」によれば、このSL運行募金については5000円という金額にはこだわらず、金額の多少にかかわらず一人でも多くの支援・協力を募っている。
また、これ以外にもサポート会員(1口1万円、銘板記名+無料乗車招待券2枚×3年間)や座席オーナー(座席1口2万円・カーペット車両1区画8万円、座席に銘板設置+無料乗車招待券2枚×3年間)も募集しているので、「懐具合」に応じて支援することができる。
SL列車の運行に先駆けて、2014年度にはディーゼル機関車牽引の観光列車の運行を始める(片道700円を想定)そうなので、募金に加えて実際に列車に乗って「応援」するのもいいのではないだろうか。
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